除外コストは踏み倒す 海外新規Ghoti
こっそりypをしているttoです。今回は海外新規のGhotiについて紹介したいと思います。
来日は1年後であり、まだまだ先。その時にどのような環境になっているかは全くわかりませんが、非常に個性的でかつ、強いテーマです。
Ghotiの基本的な動かし方
Ghotiの主役はレベル2チューナー
Ghotiチューナーは以下の共通効果を持ちます。
Ghotiのテーマの中で最も重要なのが(3)の効果です。
(3)の効果を使用することで除外ゾーンから帰還します。このことからGhotiや白のシンクロモンスター、その他除外をコストとするカードを使用したとき、そのコストを踏み倒すだけではなく、ボードアドバンテージを得ることができます。
自分のターンに除外した場合では次の相手ターンに帰還して、(1)の効果が使用できます。この時シンクロ召喚ができる魚族としてはGhotiのほかに白(ホワイト)も存在します。これらのシンクロモンスターは後述するような妨害効果を有しています。
また、相手ターンに除外した場合は自分のターンに帰還します。この場合、シンクロモンスターについては制限がありませんので汎用のレベル8、10シンクロを出すことができます。
強力な新規「Snopoios, Ombra Dei Ghoti」(イタリア語版)
さて、初弾のGhotiでは上述のようにチューナーは存在しましたが、特殊召喚が可能な非チューナーは存在しませんでした。そこに登場したのが「Snopoios, Ombra Dei Ghoti」(イタリア語版)です。
このカードの効果は下記になります。
先ほど話しましたように、Ghotiチューナーは帰還効果を持っているため、除外するコストは事実上ゼロになります。そのため、手札からの特殊召喚もサルベージもノーコストで行うこととなります。
また、②の効果はタイムラグがあるものの相手の場のカードを除外できる強力な効果です。表側表示のカードを選ぶので、Ghotiシンクロでは届きにくい永続魔法、罠も除外可能です。
自分の場のGhotiに使用すれば除外時の効果を使用できます。恐らく自身も対象にでき、その場合道連れ除外で即効果発動もできるのではないかと思います。(裁定待ち)
要するに事実上ノーコストの除去持ち素材です。
相手ターンに出す魚族シンクロ
Ghotiチューナーの(1)の効果で出すことになります。この効果で出せるのは主にGhotiか白のシンクロモンスターになります。
妨害になりうるのは「Askaan, the Bicorned Ghoti」と「白闘気白鯨」の2枚で、いずれもレベル8シンクロモンスターです。そのため、初動としてはレベル8シンクロを立てることができるようにすることが第一目標になります。
Askaanは1枚だけですが相手の場のカードの除外、白闘気白鯨は相手の攻撃表示モンスター全てを破壊します。
Askaanの除外効果は自分の場のカードも1枚除外する必要があります。自身を選んだ場合、帰還効果につなげることができます。帰還するには墓地の魚を除外する必要がありますが、Ghotiチューナーは(以下略)なので事実上ノーコストです。
白闘気白鯨の全破壊効果も強力で、破壊時の蘇生効果でGhotiチューナーを起動することもできます。ただ、タイミングを逃す点、蘇生時にはチューナーになるのでGhotiチューナーとは合わせられない点には注意が必要です。
Ghotiのエンジン 「Arionpos,Serpente Dei Ghoti」(イタリア語版)
レベル6のGhotiとしては「Arionpos,Serpente Dei Ghoti」(イタリア語版)がいます。このカード自体は汎用シンクロです。
効果としては以下のようになります。
①と②併せて2枚のGhotiを加えることができます。
①はGhotiチューナーを除外することがほとんどと思われます。その後②を使用してGhotiチューナーまたは自身を除外してSnopoiosなどサーチします。
シンクロ素材にした時の効果も使いたいので、自分のターンに立てるかGhotiチューナーを起動できる状況にして使用したいところです。
汎用シンクロ
基本的にはレベル8と10シンクロを用意することになります。
レベル10としては、「バロネス」「承影」の2強に除外効果を持つ「ブラッドローズドラゴン」や水シンクロの「氷水啼エジルギュミル」などが候補になります。
特に「承影」は除外を多用するGhotiにおいて能動的に効果を使用する機会が多く、非常に強力です。
汎用レベル8シンクロの中でも「アクセルシンクロスターダストドラゴン」はレベル10シンクロを出せるため強力です。
レベル6シンクロも出せますが、Arionposを上回るカードはないと思われます。レベルをずらして「白闘気一角」や「仙仙」も効果的には相性が良いですが、出し方が難しそうです。
エクシーズモンスターやリンクモンスター
「次元障壁」へのメタ対策も兼ねて、「クラーゲン」「深淵に潜むもの」などの水属性エクシーズや「IPマスカレーナ」など汎用リンクモンスターの採用も一つの方法だと思います。
初動の動き
基本は2枚初動
「深海のディーヴァ」や「ネプト」+「彩宝竜」を使用すれば1枚からレベル6シンクロにつながりますが、それ以外にシナジーが無いことが難点です。また、Ghotiは手札に残すことのメリットが少ないので、Ghotiチューナーと特殊召喚できる星4からArionposをシンクロ召喚するという方向が良いと考えました。
水属性であれば同じ魚族の「サイレントアングラー」や水属性を回収できる「サイレントシーネットル」、その他ではレベル2チューナーの「オールヴェイン」とレベル4魚族の「レアフィッシュ」を使い分けられる「簡素融合」が候補となります。
Arionposシンクロ召喚以降
さて「Arionpos」をシンクロ召喚後の動きを順を追って説明します。
① 「Arionpos」をシンクロ召喚
② シンクロ召喚で使用していないGhotiチューナーを除外
③ ターンエンド
④ 次のターンのスタンバイフェイズにGhotiチューナーが帰還
⑤ メインフェイズにレベル8シンクロ召喚
⑥ 「Arionpos」の効果で自身を除外して「Snopoios」をサーチ
これが基本の動きになります。
応用としましてはGhotiチューナーを2体以上除外できるような場合は「Ghoti of the Deep Beyond」を出すことが可能なので、2妨害になります。
また、「Arionpos」の除外効果を手札誘発で止められた場合でも、シンクロ召喚に使用したチューナーが「Shif, Fairy of the Ghoti」ならば、自身の除外効果を使用することで妨害の回避を行うことができます。
「Shif, Fairy of the Ghoti」は自身を墓地から能動的に除外できるため、他の2種類のチューナーと比較して優先的に手札に加えたいチューナーになります。
次のターン以降はレベル8シンクロやGhotiチューナーが残っていればシンクロ召喚やリンク召喚を行います。また、「Snopoios」をGhotiチューナーともう1体を除外して特殊召喚し、Ghotiチューナーを帰還させることで、新たな妨害にすることもできます。
今後検討が必要なところ
初動
「Arionpos」にアクセスすることで2枚のGhotiを手札に加えることは間違いないと思われますが、アクセス方法についてはもう少し詰める必要があると思います。「The Most Distant, Deepest Depths」でサーチした「Ixeep」を特殊召喚するなど他の方法も考えられると思います。
除外を活かすカード
下にもいくつか書いたのですが、Ghotiチューナーで除外コストを踏み倒すことを利用する方法は考える必要があります。
環境における強みはあるか
現状Ghotiは初動に若干の難点がある一方で、リソース面は強いミドル~ロングレンジのデッキと言えます。現在の環境は高速化しているので、来日時までにどのくらい低速化しているか次第の気がします。
弱点
明確に弱点となるのが「アーティファクトロンギヌス」です。自分のターンに除外を封じられた場合、Ghotiチューナーの相手ターンシンクロを行えないため、事実上のターンスキップになります。「次元障壁」もある程度回ってしまえば問題ないのですが、初動の「Arionpos」をつぶされる形になると痛いです。
「クシャトリアフェンリル」などで裏側除外されるのもつらいですが、来日は1年後なのでリミットレギュレーションがどうなっているか次第ではあります。
相性の良いカード
そういえば無制限だった
Ghotiチューナーを除外するという点において優秀です。
活用することができれば【イシズティアラメンツ】の除外版とも言えるようなデッキになります。しかもターン1制限がないためさらに強力と言えます。
無限に除外できる
除外する効果をフルに活用するなら有効と思われます。Ghotiの他にも「ゼラの天使」など除外を踏み倒すカードは多くあります。
懸念事項としては場が5枚しかないので4枚分しか帰還できないという点ですかね。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。終りの方は雑多になってしまった印象はあります。
Ghotiは既におおよその形は見られており、通例ではあと1パック分新規があって、まだ強化が期待されるので、完成系が楽しみなところです。
また気になることなどありましたらご気軽に質問お願いします。