【ミレニアム】千年ダイス【テレホンループ】
ypをしているttoです。東京ドームでのイベントがあり、知り合いのypも皆行っていたようでTwitter上もその話題で持ちきりでした。さて、その中で紹介された【千年】が強いと自分の中で話題になっています。
千年アイテムと言えば原作のキーアイテムで、それに原作で登場したダンジョンダイスを組み合わせた面白くも強いデッキを考えたので紹介します。
【千年】の強み:展開とアド獲得の両立
さて、【千年】のモンスター3種には
①手札から永続魔法としておく効果
②ライフを2000払うor十字を見せることで特殊召喚しつつ何かをサーチ
の効果があります。原人は千年モンスター、ゴーレムは神殿、盾は十字をサーチします。
言い換えると初動が
①原人の場合:ゴーレムサーチして神殿サーチして盾を貼って特殊召喚
②ゴーレムの場合:神殿サーチして原人貼って盾をサーチする
③神殿+盾の場合:原人と盾貼ってゴーレムサーチする
というように、召喚権を温存したまま原人ゴーレム盾の3体を並べることができます。また、盾で十字をサーチしていることから後続は十字を見せるだけ、すなわちノーコストで展開+サーチをすることが可能になります。
ここまでのまとめ
建前:十字サーチして幻の召喚神を融合する
本音:コスト(ライフ6000、モンスター1)で原人、盾、ゴーレムを並べる
何を出す?:キュリオス
じゃあ、原人(地属性獣戦士族)ゴーレム(地属性岩石族)盾(地属性戦士族)の同じ属性で種族が異なる3種のモンスターで何を出すのか?という話ですが、
です。
今ですらライトロードは強力ですが、そのライロが召喚権を使わずキュリオスを出せるとなると化け物以外の何物でもないので【千年ライトロード】は間違いなく環境ですね。
じゃあ【千年ダイス】ではキュリオスで何を落とすかというと
です。大体何をするかは理解したかと思います。
構築
今回の構築です。テレホンループの基本的なカードに千年を出張させた形となります。新規以外のカードの効果はwikiのページリンクを貼っておくので適宜参照ください。
モンスター
千年カードの1枚です。おおよそ上で説明した通りで付け加えるようなことはあまりありません。基本ギミックを構成するカードなので3枚推奨です。
リメイク元の千年原人はプレミアムパック2から大量に出回ったカードで光物であった点と青眼が「青眼の白龍の伝説」から引き当てるしかないような状態だったため、トライホーンドラゴンなども有れど強力なカードという印象でした。ストレージにボロボロのものが1枚あります。
上に同じです。レベル6なので、千年ギミックがどこかで止まった場合などにエンシェントフェアリードラゴンから貫通する場合などがあるのかもしれませんが。3枚推奨です。
千年ゴーレムは「封印されし記憶」で見た記憶がありますが、攻撃力が2000だったためドラゴン族と岩石族を融合する「ストーンドラゴン」にはなれず、いまいち使いにくかった印象があります。
上2枚と異なりこのカードだけは1枚初動ではないので、1枚採用とします。
その後の原作ではなかったことになりましたが、千年アイテム、そして守備力3000であり非常に印象に残るカードです。のちのプレミアムパックでイラスト違いのパラレルを手に入れた記憶はありますが、どこへ行ったのやら。「封印されし記憶」では草原神官兵が良く出してくるカードで、フィールドの草原で500アップしており、双頭のサンダードラゴンで戦闘破壊するには装備魔法を2枚使う必要がありました。ちなみに双頭のサンダードラゴンを冥王星で出すとこのカードや迷宮壁ラビリンスウォールが天王星であり不利なので必ず月で出しました。
テレホンループのキーカードです。攻撃表示の蘇生効果で墓地のテレホンを蘇生することでループを形成できます。これを利用すればエクストラデッキが許す限り何でも出せますし、蘇生時にライフゲインがあり、ループを成立させると無限にライフが回復します。マスターデュエルだと時間切れで終了ですが、OCGの公認大会や非公認CSなどではエクストラターンを採用している場合が多く、時間となった段階でエクストラターンに入り、その終了時にライフが多いほうが勝者となります。新弾で出た麻雀龍などを考慮すると16000×2+8000として5万くらいライフを回復していれば安全圏です。500回くらいふれば奇跡的に全部1でも問題ない計算になります。(《サイコ・エンド・パニッシャー》は知りません。)
正直なところテレホンループ成立した段階で最終着地点をどうするかは個人の好みなので、好きにすればよいかと思います。自分はメインの枠が1枚で済むアイルにしました。
テレホンサーチして特殊召喚するというわけで、4枚目以降のテレホンというわけですが、7シンクロを立てられるというのも千年型のメリットになります。即ちエンシェントフェアリードラゴンから神殿を割ってダイスダンジョンをサーチするという動きができます。キュリオスが止められた場合でもテレホンでは止められたケースが、こちらなら貫通するという場合があるかもしれません。
ガジェットゲーマーのリクルート先のバニラ6と考えて問題ありませんが、一応手札のだぶついたテレホンを捨てることができるというのは覚えておきましょう。
繰り返しになりますが、テレホンループの終着点をどこに持っていくかは個人の好みの問題と思います。
1体リリースして自身の攻撃力をそのターン中700上げる効果を持ちます。一見効果も大したことのない初期のカードに過ぎませんが、一部界隈ではよろしくないことをするときにだけ使われることで有名なカードです。
このカードの何がよろしくないかというと、1ターンに何回も使えることです。OCGルールではテレホンループの成立=エクストラターン成立=勝利につながるわけで、ただ場のカードをリリースするカードであればよいのです。しかもこのカードはコストでリリースするので、このカードに無限泡影などの効果無効を当てても何ら意味はありません。
このカードは水属性レベル3なので、プリマドーナでリクルートでき、もし手札に来た場合はエンシェントフェアリードラゴンでの特殊召喚が可能です。まれにキュリオスのランダム墓地肥やしで送られた場合でもバルムンクで蘇生可能な構築にしました。
ちなみに登場は2000年(ミレニアム)です。
魔法
効果は読まなくてよいです。盾でサーチしてライフコストを支払う代わりにこのカードを見せることで、千年モンスターを展開するカードとして考えます。このカード無しでは千年カードを3体までしか展開できません。テレホンループが成立した段階でそのターンの勝利が確定するとは言え、しなかった場合の保険として1枚入れておきます。
幻の召喚神については幻のままにとどめておいた方が良いです。
千年モンスターを置くというスタンダップセンチュリオンのようなカードで、千年モンスターが手札にあれば、コストが無視できる分こちらがお得です。このカードのみでは千年モンスターを2体までしか展開できないので1枚初動とは言えないのですが、ガジェットゲーマーなどと組み合わせると展開することはできます。素引きしたいわけではないですが、エンシェントフェアリードラゴンで割ったりすることもあり、展開後にリソースとして1枚握っておきたいというようなカードなので2枚採用としました。
2枚セットのカードです。ダンジョンダイスはディメンジョンダイスをサーチし、ディメンジョンダイスはテレホンをリクルートします。どちらもターン1が無く、あるだけ使えるのでフル投入で良いかなと思います。
テレホンにアクセスできるカード。どちらも制限ですね。1枚ずつ。
罠・汎用カード
うらら、G、指名者、無限泡影は特に解説する内容はありません
エクストラデッキ
基本的にはテレホンループから展開するカードとなります。不必要に2枚あるカードが有ったりでまだまだ余裕があります。
このデッキのキーカードです。千年ギミックで召喚権を温存したまま、テレホンを落とすことが役割ではありますが、その後の強制効果のデッキトップ3枚落としには注意が必要です。
テレホンを落とした後のランダム墓地肥やしで2枚のテレホンが落ちてしまえば破綻します。確率自体は非常に低いですが、例えばガジェットゲーマーなどが手札にある場合、先にテレホンをサーチするなどの方法で回避可能な不運ではあります。
テレホンの変換先第一候補です。近年の環境デッキには大体入っています。もはや有名とは思われますが、テレホンの蘇生効果に無限泡影を打たれた場合に墓地のこのカードの効果でテレホンを逃がすという技は一応言及しておきます。
ラドンにつなげるための機械族リンク2です。バリゲイドベルクなどでも代用可能です。
カメリア+テレホンで出します。テレフォンループをシンクロにつなげるにはレベルが必要となりますので、これかプロキシーFか、メインに1枠使うけどウイルスソードかの選択になるかとは思います。
トークン3体生成してトークン2体+テレホンでプリマドーナ、トークン+テレホンで4→5→6→7→Ωとつなぎます。
また、1体リリースで1体破壊の効果があり、これによりバルムンクを破壊してアイルを蘇生するという技も可能です。
使い終わったキュリオスを有効活用したいなという気持ちで採用しました。ここまで誘発を待つ人もいないとは思われますが、一応ヴェーラーやニビルをケアできます。
レベル4シンクロ候補、上記のように墓地にアイルが落ちた時、ラドンでこのカードを破壊すれば蘇生できるというメリットがあります。
ラドン使うならレベル5‐6は好みで良いです。
いずれも汎用効果で優秀です。まず、①の効果で手札のテレホンやアイルを展開できますし、フィールド破壊効果は神殿を割ってダンジョンダイスをサーチすることもできます。
テレホンループの最終盤面です。プリマドーナはアイルをリクルートすることが可能ですが、そのためには相手のカードを1枚でも除外する必要があります。一番お手軽なのがΩで相手の手札を1枚除外することです。
汎用リンクとして採用しました。
千年モンスター3体で出せるカードとして採用しました。Gの止まりどころなどで有効です。
基本的な戦い方
A 原人・ゴーレム初動→キュリオスでテレホン墓地落とし
B テレホン自身やガジェットゲーマーでテレホンを展開
C ダンジョンダイスやワンフォーワンでテレホンリクルート
このABCを組み合わせて場テレホンAと墓地テレホンBを用意します。すると
①テレホンAでテレホンBを蘇生
②テレホンAはリンクやシンクロ素材、リリースにして墓地に送る
③テレホンBでテレホンAを蘇生する
④テレホンBはリンクやシンクロ素材、リリースにして墓地に送る
⑤①に戻る
これを繰り返すテレホンループが完成します。
これを利用して
ラドン
Ω+プリマドーナ
アイル
とつなぎ、あとはアイルでループを形成、自分のライフを無限に回復します。
これ千年デッキなのか
さてここまでで、「千年アイテムとかダイスダンジョンとか言っておきながら、ただのテレホンループじゃないか」と思う人がいるかもしれません。
ところで、あなたは相手のテレホンループを最後まで見ますか?
結果としてテレホンループしている時間よりも、千年やダイスダンジョン使っている時間の方が明らかに長いのでこれは千年デッキです(個人の見解)。
終わりに
最後までお読みいただきありがとうございました。千年は原作ファンアイテムかと思いきや、環境でも通用するカードです。「召喚権使わずにキュリオスが立つ」ということが今後の環境にどのような影響を及ぼすのか興味があるところです。
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