海外大会動画を参考にしたGhotiの戦い方
こっそりypをしているttoです。今回は海外先行テーマのGhotiについて動画などで予習をしたので話したいと思います。Ghotiの来日は今年の秋とまだまだ先ですが、海外の成績を見る限り環境でも戦えるテーマです。
対戦動画
https://www.youtube.com/watch?v=4jVDaVgbmTU
https://www.youtube.com/watch?v=wVlLmJ84G2Y
https://m.youtube.com/watch?v=SWLV-b6mTiE
中速型のデッキで、ティアラメンツ相手でもそれなりに戦えているようです。YoutubeでGhotiで検索するといろいろな動画が出てくるので調べてみるとよいでしょう。
これ見ればわかるghotiの動き
まずは1枚初動で1妨害を用意します。もう一枚ghotiチューナーを除外できれば2妨害になります。これで下のように動く準備も整います。
ghotiチューナーは無限リソースになるので除外しながら毎ターン強力なレベル8,10シンクロを立てていきます。
Ghotiの強み
経戦能力の高さ
下級チューナーの内PacesとShifは除外した次のターンのスタンバイフェイズに特殊召喚出来る効果があります。Zepは相手のターン限定ですが、除外された場合即特殊召喚出来る効果があります。ざっくり言うとどこからでも除外されたら特殊召喚されます。
上級のSnopiosは魚族を除外して特殊召喚する効果と、除外された時墓地の魚族を除外することで手札に戻る効果があります。コストを除外すれば特殊召喚できます。
すなわち除外されたら特殊召喚できるチューナーと除外して特殊召喚できる非チューナーがテーマ内にいます。この2種をそろえることで毎ターンアドバンテージを取り続けることができるので、継戦能力は非常に高いデッキとなります。
豊富な除去
アビスオーパー、Askaan、Deep Beyondが除外効果を持っており、白鯨が相手攻撃表示モンスターを破壊できます。他にも星6シンクロのブリューナクやコーラルドラゴン、星10ではバロネス承影がいるので場のカードに触れる手段は多くあります。また、効果耐性を有する相手で高打点が必要な時は魚族を多く除外することでDeep Beyondの攻撃力を上げることもできます。
ディメンションアトラクターを採用
除外を活用するテーマなので、ディメンションアトラクターを採用可能です。特にティアラメンツ相手に有効な誘発です。来日する頃にはティアラメンツ自体は規制されているとは思いますが、ディメンションアトラクターが刺さるテーマは多いので、充分採用可能です。
除外を活用するのでルーンに強い
一般的なデッキ相手であれば、カードを除外する効果は非常に強力ですが、このデッキの場合、除外をトリガーとするカードが多いので気にならないことが多いです。ルーン対面などでは相手が下級チューナーを除外してくれる場合も多いと思われるので有利になります。
基本展開
星6シンクロのArionposがエンジン
Ghotiの初動の動きは星6シンクロのArinposにアクセスすることです。Arinposのシンクロ召喚成功時の効果で魚族モンスターをデッキから除外できます。自分のターンであればPacesやShif、相手ターンであればZepを除外することでこれらのカードを特殊召喚し、相手ターンに魚族レベル8シンクロに繋ぐことができます。
魚族レベル8シンクロにはGhotiカードであるAskaanと白闘気白鯨がいます。Askaanはなんでも1枚除外で白鯨は攻撃表示全破壊です。Askaanは除外された時、白鯨は相手に破壊された時に自分の墓地のGhotiなどを除外することで復活します。
また、レベル10シンクロにDeep Beyondが存在します。このカードは場のカード全部除外する効果を持ちます。
すなわちArionposから1妨害、さらに下級Ghotiがいる場合もう一妨害が追加されるというわけです。
また、Arionposにはシンクロ素材になった場合に墓地の魚族を除外することでその魚族のレベル以下の魚族をサーチする効果を持ちます。この効果により、後続をサーチすることが可能になります。
揺海魚デッドリーフ1枚初動
Arionposを一枚から出す手段としてはデッドリーフを使用する方法があります。デッドリーフ通常召喚成功時の効果でShifを墓地に送り、Shifを除外してデッドリーフの攻撃力を上昇させます。これで次のターンのスタンバイフェイズにShifが特殊召喚されますので、2体でArionposをシンクロ召喚します。Arionposシンクロ召喚成功時にZepを除外することで、Zepが特殊召喚されます。そのままレベル8魚族のシンクロ召喚につなげることができます。 デッドリーフ1枚で初動になるのであれば、レベル4以下の魚族をリクルートできる鰤っ姫も同じ働きができます。マーメイドシャークもアビスシャークをサーチして動けるので、1枚初動になります。ただ、海外の構築ではあまり採用されていません。召喚権の重複が気になるためでしょうかね。
代替の初動
アビスシャークは通常召喚可能な水属性がいればアビスシャーク特殊召喚からデッドリーフをサーチして、アビスオーパーをリンク召喚することでデッドリーフを特殊召喚し、デッドリーフ初動と同じことをします。
The Most Distant, Deepest Depthsはテーマのフィールド魔法です。このカードでPaces,Shitを除外してIxeepをサーチすることでIxeep通常召喚、次のターンのスタンバイにPaces,Shit特殊召喚で星6になります。
その他抹殺の指名者でPaces、Shitを除外することでも初動になります。
1枚+手札コスト1枚で星6シンクロを出せる「死神官スーパイ」+「スーパイ」の出張構築もありました。そんなカード初めて知りました。有効だと思います。
実際に1枚初動を何枚積むか、準初動で何とかするかは今後の重要な検討事項だと思います。
3ターン目以降の展開
ArionposではSnopiosをサーチします。
相手ターンにサーチした場合、そのまま特殊召喚効果を使用することができます。Snopiosで除外する魚族の内1枚をPacesかShifにすることで、次のターンのスタンバイフェイズに特殊召喚されるので星8シンクロを立てることができます。
アクセルシンクロスターダストドラゴンを使用すればチューナーを蘇生できるので星10シンクロも可能になります。
Snopiosは除外された時に墓地の魚族を除外することで手札に戻せるので、シンクロ素材にして墓地に送られた場合でも、Depthsや2枚目のSnopiosなどで除外をすれば、同じくシンクロ素材で墓地に送られたPacesやShifを除外することで手札に戻せます。その時に除外されたPacesやShifは次のターンに特殊召喚されるので、初動と同じように動くことができます。
注意すべき点
除外コストは自分ターンは2枚、相手ターンは3枚まで無料
「除外する」関連で相性が良いカードを見つけた時に気を付けなければならない点はこのことです。むやみに除外するカードばかり入れるとみるみるリソースが減っていきます。
確かにGhotiは除外された時に効果を発動し、アドバンテージを得る場合が多いですが、決してリソースが減らないわけではありません。Snopiosを使えばリソースの収支はトントンになるレベルです。
Paces、Shifはお互いのターン、Zepは相手のターン限定で除外された時の特殊召喚効果を持ちます。これ以外のGhotiも除外された時の効果を持つものが多いですが、リソースが増えるものはありません。
Ixeepは罠を回収します。Furyは妨害として機能して、能動的に除外することもできますが、Ghotiの除外コストには魚族を指定している場合が多く、Furyをコストにできる場面は少ないです。
SnopiosとAskaanは除外から自信を帰還できますが、その際に墓地の魚族をコストに要求しますので、リソースは消費します。
Deep Beyondは相手のターンに場から除外された時限定で特殊召喚できますが、Ghotiに場の魚族をコストに要求するカードはなく、アビスオーパーやDepthsのサルベージ効果は相手のターンに使えないのでコストにはなりません。
つまり自分のターンはpaces、Shifの2枚、相手のターンはpaces、Shif、Zepの3枚がコスト踏み倒しに使用できます。Snopiosが2枚の除外コストを要するので、回り始めた場合、このコスト踏み倒しはSnopiosで使われて終わりになります。
来日時に新規で踏み倒せるカードもう一枚来てほしいところです。
テーマとしてマクロ裂け目と相性が良いわけではない
「相手にマクロ裂け目を貼られても動けるけれども、自分で積極的に貼りたいわけではない」レベルです。チューナーは除外されても特殊召喚されるので一向に問題ないですが、GhotiはSnopios、Askaan、Depthsと墓地(や手札)の魚族を除外する必要がある効果が多く、Ghoti以外でもデッドリーフのドロー効果、白鯨や承影の破壊耐性などでも墓地を必要とします。
いうなれば墓地がリソースです。
規制前ティアラメンツのように裂け目貼らないとどうしようもないような環境でない限り、慎重に判断が必要です。
ただ、下級チューナーと「異次元の偵察者」などの除外されたら特殊召喚されるモンスター+裂け目マクロで構築するのはアリだと思います。
欠点と対策
増殖するG
海外と日本で大きく異なるのがこのカードの有無です。海外新規の多くが思うように結果を残せないのは、日本には増殖するGがあるからです。
Ghotiについてお話しすると、初動はデッドリーフを通常召喚してShitを落として除外するだけなので、先行1ターン目には増殖するGは刺さりません。アビスシャークを使う場合アビスシャーク特殊召喚、アビスオーパーリンク召喚、デッドリーフ特殊召喚で3枚。少し厳しめではありますが何とかなります。
問題は相手のターンに渡った時で、1妨害を成立させる場合、Shif特殊召喚Arionposシンクロ召喚Zep特殊召喚Askaanシンクロ召喚で4枚引かせることになります。ShifとPaces除外していた時には6枚です。ニビルも降ってきます。しかも、自分ターンの増殖するGとは異なり、手札誘発以外も引けば使えるのでかなり厳しい状態です。
対策としては、これが対策と言えるかははっきりしないですが、自分ターンでもそれなりに展開させることが大切と思います。シーラカンスやスプライトを使われたら、さすがに相手もGを使ってくると思います。
対策:ギミック外に先行展開できるカードを入れる。
次元障壁
シンクロ宣言。5D’s~Archのキャラクター強化が来ても、このカードを開かれるだけで止まるので制限にしたほうが健全だと思います。使うけど。
これも先に同じく、自分のターンに初動のデッドリーフ通常召喚に打たれてもそのターンはシンクロしないので問題ありません。ただ、相手スタンバイフェイズに特殊召喚されたShifがシンクロ召喚効果に打たれたらギミックは止まります。
繰り返しになりますが、自分のターンの内にライトニングストームなりなんなりで割っておけば普通にギミックを通すことができます。他のシンクロテーマと比較して、障壁が刺さりにくいとは言えそうです。
同じように神智デスサイズも相手ターンに展開することからあまり刺さりません。
対策 自分ターンの内に割っておく。
ロンギヌス、王宮の鉄壁、カオスハンター、ネクロバレー
ギミック止まります。特に厄介なのが中2つでアビスオーパー、Askaan、Deep Beyondといった除外による除去も使えなくなるので、非常に厄介です。
幸いなことにArionposと同じ星6にはコーラルドラゴンがいます。入れておくとよいでしょう。
ロンギヌスは、、まあどうしようもないので1ターン待ちます。
対策:コーラル入れる。
相性が良い除外海産物
最後に多分どこでも取り上げないようなGhotiと相性が良いカードを紹介します。普通に相性がよさそうなカードを語ってもあまり面白くなさそうなので。
シーランサー
知らないと思います。除外されているGhotiなどを装備魔法にすることで帰還させることができます。チューナーだけでは限界がある除外コストを捻出することができます。ちなみに蘇生効果を使うために除外した氷水を再度墓地に戻すことができるので、氷水とも相性が良いです。
攻撃力は1300とレベル5にしては低いですが、逆にコーラルアネモネで蘇生できるということでもあります。
エアジャチ
知らないと思います。風で海竜族。リヴァイエールと同じパック出身です。手札のチューナーGhotiを除外することでノーコストで破壊が可能で、その際に除外されるので、場持ちが良いです。リクルートは難しいですが、深海のディーヴァからのリクルートは可能なので、海皇を入れる構築などでは使ってみても面白いと思います。
終わりに
最後まで読んでいただきありがとうございます。海外では大会環境でも活躍がみられているghotiであり、来日が楽しみです。構築などについてはリミットレギュレーションの兼ね合いもあるので近づいてきたら、何かしら考察したいなとは思います。