コンデジと一眼ミラーレスの暗所での動画撮影能力

2019-7-31

コンデジと一眼ミラーレスの暗所での動画撮影能力(事前検討用)

最近レンズの明るい1型コンデジが出てきたが、旅行等では小型、軽量なので非常に便利な選択枠となってきた。そこで自分の所有するα6500との理論的に暗所での性能を比較してみようかと思います。
あくまで参考で。実際は実機、その時の撮影条件でも違いがあるので注意してください。


暗所での動画撮影時の設定手順は?
動画撮影時の設定手順は
①動画のサイズ、速さを設定する。動画のは早さの半分以下のシャッター速度に設定
②露出を設定=暗所なので開放端側
③ISO感度を上げて、明るさを設定
となると思います。

例えば
①FHD 30Pで撮影する場合はシャッタースピードは1/60とします
②露出をレンズの開放端とします
③ISOをそのカメラの許容範囲で設定します
ような感じです
よってここでKEYポイントなのは
動画時はシャッタースピードがほぼ決まってしまうため
露出設定とISO感度でしか明るさの調整ができないことです。

1型コンデジとα6500の違いは?
1型コンデジとα6500の大きな違いはセンササイズ。
センササイズが違うと使えるISO感度が変わってきます。ISO感度を上げると、画像ノイズが増えるのですが、センササイズが小さいほど使えるISO感度が低いと言われています。
実際カメラの設定できるISO感度は上げられますが、ISO感度を上げれば上げるほど、ノイズの多い映像となりますので、実際は各自で許容できる範囲でISOを上げていると思います。
G7Xmark2の1型コンデジの場合、ISO1600程度、α6500の場合は6400~8000程度。これは趣味で撮っているからで、プロでの商品売りとなる場合は、まだ低い値になろうかと思います。

手持ちの構成での比較は?
α6500はレンズ交換式のためレンズしだいで明るい=F値が低いレンズが使えますが明るいレンズは高いため、現状所有レンズは
16-70mmF4(35mm換算値24-105mmF4)
24mmF1.8(35mm換算値36mmF1.8)
(その他も持っていますが、今回のお話にはあまり関係ないので代表レンズで
G7Xmark2はコンデジなので決まっており
8.8-36.8mmF1.8-2.8(35mm換算で24-100mmF1.8-2.8)

ここでα6500で
・16mmF4(35mm換算で24mmF4)、ISO6400
で撮影しようと場合
G7Xmark2では
・8.8mmF1.8(35mm換算で24mmF1.8)の場合、
F4とF1.8の明るさは約2.5段分程度ギャップがあります。
(F4の1段明るいのはF2.8、F2.8の1段明るいのはF2になります)
(F値を1.4で除算したものが1段分相当です)
G7X mark2のISOは6400の2、5段分下がられると予想されます。
よって単純に1600以下で同等の明るさで撮れるものと思われます。
ここでG7Xmark2でISO=1600で撮影したものが、自分の中で許容範囲なのかになります
海外のサイトで比較できるサイトがあるのでここで事前確認しています。
https://www.dpreview.com/reviews/olympus-om-d-e-m10-mark-iii/7
ここでカメラを設定し、ISO設定を変えれば画像が変わります。またいろいろな部位があるのでマウスで見たい部位に持っていけば見れます
自分はα6500とG7Xmark2を選択し、まずはα6500のISO6400に固定。
ここでG7Xmark2のISOを順番に上げていき、どこまでが同等か確認しました。自分なりにはG7Xmark2 ISO1600が同等レベルと判断。
そうなると趣味の範囲ではα6500のF4レンズならG7Xmark2の焦点距離で良ければ、そこそこ暗所は撮れそうです。
次にα6500で
・24mmF1.8(35mm換算で36mmF1.8)、ISO6400
で撮影しようと場合
G7Xmark2では
・8.8mmF1.8(35mm換算で24mmF1.8)の場合
はほぼ互角のためG7Xmark2 ISO=6400の画僧を比較してみます。
ここまで上げるとG7X mark2の画像はノイズで自分としてはNGです。
ここで言えるのは
G7Xmark2での暗所でのISOを上げた場合、α6500のF4レベルよりやや良いレベル。もっと暗所での撮影が予想される場合はα6500にF値の低い(明るい)レンズをつけたほうが良いとのことになりそうです。

ただし
これはあくまで推定領域を離脱していないので、実際は実機での確認は必要だと思います。

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