見出し画像

〔海外移住のきっかけ〕仕事辞めてバンコクで転機を掴むまでの話①

現在、北イタリアに在住のTomokoです。イタリアに住みつく前はNY, London, 上海に住んだことがあり海外生活10年になります。まずは日本を出て、海外移住のきっかけとなった話をしてみたいと思います。

-----------------------------------------------

2006年。会社を辞めてロンドン、リトアニアを経てバンコクへ向かった。

リトアニアまでの話はこちら↓

■なぜバンコクか

若いうちに一度海外に住んでみたいという理由で会社を辞めてみたものの、具体的な策は何も立てていなかった。とりあえず飛行機のチケット取ってロンドンに行きたかった。

でもそれだけではせっかくの長期旅行、単調すぎると思いバンコクに寄ることにした。

タイには学生時代に飛行機含めて1カ月予算10万円のバックパック旅行をしていたので、少しだけ土地勘があって親しみのある国だった。タイ料理おいしい。そして安く滞在できる。

英国1ポンドが当時、忘れもしない250円だった。為替でお財布事情はかなりダメージをうけていたので、タイの滞在費は安心感の極みだった。

会社員生活に疲れていたころ、自己リラックス法としてアロマセラピー1級を取得してみたり、マッサージに行ってみたり、ヨガ・ルーシーダットンを始めたりしていた。

バンコクについて調べていたときにたまたま目にしたタイマッサージの情報で『5日間の実技受講でタイマッサージが習得できる』というのに飛びついた。今思えばやることなすこと突拍子なかったが、とにかく興味がわくことにチャレンジしてみるのが機動力だった。疲れていたんだなあ。

■ワットポーでタイマッサージのお免状取得

ということで、バンコクでは1泊3000円の一応三ツ星ビジネスホテルに1週間滞在し、ワットポーのスクムビット校に通うことにした。

高架鉄道BTSに乗って朝学校までに通うのだが、めちゃくちゃ綺麗でエアコンが激効きなのに驚いた。BTS開通は1999年ということなので2006年だと7年目にあたるが、あまりの新築さにタイを見直したものだった。

トゥクトゥクや路線バスのおんぼろ具合とは、同じバンコクにいるとは思えないほどだった。

■マッサージ師の悩み

5日間のコースだけに、1日みっちりマッサージの特訓を受ける。教科書に丁寧に書かれた体じゅうのツボの絵に沿って、両手の親指でグイッと押していく。

でも緩く押さえてもぜんぜん気持ちよさがないので、かなりの圧で押さえていかなければならない。痛すぎじゃ?と思うくらいの圧が必要で、毎日6時間も押し続けていると、本当に体力勝負。

マッサージ師って、逆に凝る仕事だというのを思い知った。と同時に、この職には就かない。と確信した5日間でもあった。

■日本語コースより安かった英語コースを受講

当時は英語コースが3万円くらいお値打ちだった。それでホテル代捻出できるので、迷いなくそちらをチョイス。

ガラガラかと思いきや世界各地の外国人受講生が参加していて、生徒同士がペアになりお互いマッサージしあって練習するので、図体のデカい相手だとかなり疲弊した。というか、外国人は女性でもガタイが結構良いので本気で萎えた。

タイマッサージを受けたことがあればお分かりかと思うが、中盤以降は結構なアクロバティック展開となる。

テコの原理を利用して、自分の足をつかって相手のハムストリングをほぐしていったり、背中を伸ばしたり。そのときに相手の体重がドシっとのっかかるので、終盤は逃げ出したい衝動にかられたほどだ。

マッサージを受けるのが好きという理由で、タイマッサージは習うべきではない。

なんとか体力的苦痛の5日間を乗り越え、お免状を取得。丁寧にツボを説明してくれている教科書とともに、大事に、そっとしまってある。

■おすすめは、ハーバルボール

画像1

タイマッサージのオプション的な位置に、ハーバルボールがある。アロマセラピーを学んで実践していたので、お免状をいただいたあとでこの苦行を乗り越えた自分へのご褒美に受けてみた。

とってもおすすめです。

ハーブが詰められている手のひらサイズよりちょっと大きめの布のボールを蒸し器で温めて、グリっとマッサージしてくれる。

■古式マッサージ+アロマセラピー

トムヤムクンに欠かせないショウガ、レモングラスをはじめとして、ミカンやセージなどのスパイシーで柑橘系のさっぱりした香りがする。他にも10種類くらいのハーブが入っているそうで、アロマセラピーの骨頂。

ちなみに蒸し器で蒸されたボールは最初あっつあつ、体じゅうにグイッと押されていくうちにホンワリとした優しい温かさになっていく。

マッサージと岩盤浴を一緒にしているみたいな気分でしあわせ間違いなし。

古式マッサージに飽き足りた、蒸し暑いし旅の疲れが溜まったからアロマで癒されたい、というタイ滞在のオプションに、ぜひお試しいただきたい。

-----------------------------------------------

◆今日の使ってみたい英語フレーズ◆

Japanese Yen - British Pound exchange rate 円ポンド為替レート

I’d like to exchange Japanese Yen to British Pound.  日本円を英国ポンドに両替したい。

電光掲示板などには JPY-GBP と書かれていたりするが、大体は国旗のマークと一緒に表示されているのでわかるだろう。ニュースで目にするTTS/TTBレート(下記参照)は参考にはできるが、実質の換算レートはここからさらに目減りした銀行の都合の良いレートになっているので、もう面倒な計算に時間をかけるのはやめよう。

参考までに手持ちの日本円で計算しておきたければ、〇〇円がいくらになるのか世界中の通貨で示してくれる素晴らしいアプリがあるので、それを使うのがおすすめ。

TTS: Telegraphic Transfer Selling rate (ask price)  円→外国通貨 ex.¥→US$ 107

TTB: Telegraphic Transfer Buying rate (bid price) 外国通貨→円 ex.US$→¥ 105

画像2