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Vさん、お大事に

前置きここから

ファンになってから半年もたたない“ド”がつくほど(私なので“クソ”でも可)の新規で、今回の公演を見ていない(※重要)ひとりの人間の感想というより日記に近い文章です。
どうぞお手柔らかに…

ここまで

公演開始から終了まで

去る10月24日、私がARMYをひっそりと自称し始めてから初めてのコンサートが行われた。惜しくも無観客(オンライン配信)のステージではあったが、世界中に点在しているARMYたちが同じ公演を同じ時刻に楽しめているという点ではとても良いものだったのかなとは思う。(ちなみに私はディレイも無理なので大人しく円盤を待ちます)私個人的にもだけど、コロナ禍による1年ぶりの公演という意味合いでも、とても重要で今後のキーポイントになり得る公演であったことはARMYはもちろん、本人たちも感じていたはず。
そんな公演(事前のサウンドチェック)を控えたおよそ1時間前に、私の推しであるVさんが怪我のため着席によるパフォーマンスとなることを知らされた。確か私がそれを見たのは、すでにサウンドチェックが始まっていた頃だったかと思う。(追加で言い訳をしておくと、このとき3歳児を2人同時に相手していたので記憶があやふやで申し訳ない)まず思ったのは、「棄権する選択ができてよかった」ということ。今まで少ないながらもいろんなアイドルを推してきて、無理に痛み止めの注射を打ってまで自分の仕事に従事している人たちも数回見てきた経験があるので、彼にはそういう選択は避けてほしいなと思っていたから。彼ら自身が己を愛することの重要性を世界的に発信していたことからも、“自愛する”という選択ができていたのがまず一安心できた。それからすぐに思ったのは、「まぁ、彼なら大丈夫」というやけに楽観視した間抜けな感想であった。正直に言うと目の前の子供たちに気を取られていたというのもあるけれど、きちんと医師の診断を受けていることや、会社が元々デビュー時からメンタルケアに重点を置いていたこと、あとは本人はきっとARMYが心配している様を見ることのほうがしんどいだろうという思い込みと言う名の一方的な信頼みたいなものがあったからだ。実際、サウンドチェックを見ていた方のツイートで安堵しているものを数件見たので、見れない私がどうこう言うべきでもないかなとも思った。
そんなこんなで時間はあっという間に流れ、私がアレコレ私生活をこなしていく間に、幻のような、だけども間違いなく現実にあった公演が終了した。ちょうど私のタスク完了と公演終了がほぼ同時刻であったので、無限と流れてくる感想ツイートにせっせとイイネを押し、その暖かな余韻を少しだけ分けさせてもらっていた。もちろんテヒョンさんのコメントも読んだ。一晩あけてweverseのモーメントも見た。そうして私の楽観視した感想が一気にひっくり返ってしまい、取り急ぎこの文章をしたためているところである。前置きが長すぎる。本題は以下からです。

未鑑賞の私が感じたこと

おそらく同じことを書いてるARMYが100万人くらいはいるとは思うけれど、ステージではあっという間に人々を魅了して本当にリアルでガチで誇張なく息を呑むほどの圧倒的な表現力を持ち合わせている“天性のアイドル”なのに、「楽しくなかった」と正直に心の内を明かしてるところに急激な人間性を感じてより一層惹きつけられてしまった。パッと指を鳴らすほどの短い瞬間の切り替えでその場に合った自分らしいアイドルを演じることができる。それは本当に言葉を選ばずに言うとある種の恐怖を感じてしまうほどの才能(というより実際は努力の賜物)で、でも彼は確かに私達と同じように豊かな喜怒哀楽を持っていて、それを表に出せる自由な意志がある普通の20代の人間でもある。そんな当たり前のことをアイドルという職を見ているとつい忘れがちになってしまうが、彼はしっかりとそれを思い出させてくれるのだ。weverseにアップされた彼のモーメントを読んで、そうだよね、悔しかったよね、そんな同情としかいえない安っぽい言葉しか出ないのが苦しかった。でも彼はもしかしたら、そういう言葉が欲しかったのかな、とも思う。プロらしく良い面だけを見てほしいと語るJINさんのようなタイプの方もいれば、この界隈だけに限らずそうしてこそアイドルであると語るファンも少なからずいるはず。それ自体は素晴らしいし絶対に否定するものじゃないし、私もそう思う一面はある。けど彼はARMYのことを“友達”だと常々語っていて、日々のあれこれを共有したり、自分からこぼれ落ちた憤りや不安をすくい上げてほしいと思ったりするのかな、と感じた。私達と同じ普通に生きる人間なのだから、きっとそうであると信じたい。だから私は今この文章を打ち込んでいる。直接彼自身に届けるのはかなり難しいけれど、こうしてインターネットの海に私が思った彼への気持ちを吐き出して全世界に公開することで、ほんの僅かでも「あなたの気持ちに寄り添います」という雰囲気作りのお手伝いにでもなれれば嬉しい。そうして大きくなったARMYたちの言葉が、彼のもとに届いていてほしいと思う。

テヒョンさん、大丈夫です。
そしてお大事に。ゆっくり休んでね。

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