私の日常にある些細な出来事で、私は彼のことを思い出す。可愛らしいクマのぬいぐるみ、カフェのメニューの端っこにポツンと書かれたいちごジュースの文字、吸い込まれるような深い緑、ローファーの踵を踏んで歩く学生、穏やかな風にゆらめく水面、沈みゆく夕日に染まりつつある淡い紫の空。ふっと「あ、」と思い出すこの瞬間で、私がどれだけ嬉しく思っているかなんて誰にも教えたくないくらい特別なのだ。これまで遠巻きにでも会ったこともなければ、彼が私のことを知ることもない。ずっとそのままでいい、私のこと
人に寄り添うということは、物理的にそっとそばにいるだけでなく、その人の心情そのものに心を寄せてくれること。人生経験の乏しい私もそうしてもらった経験があるし、私自身も私が信じる人にはそうありたいと思っている。それだけ“寄り添ってもらえる”ということが人の心にどれだけ大きな影響となるかこの年になってひしひしと感じられるのだ。ジミンさんはそんな寄り添うという行動を遠く離れた私達一人ひとりに与えてくれる、そんな温もりをいつもいつも残していってくれている気がする。 どんな国のファンに
毎年毎年、年を越したり、年齢を重ねたりするたびに「あぁ、また私は何も変化しなかったな」と落胆することを繰り返すようになったのはいつからだったか。彼らのファンになってからも相変わらず「私は何もしてない」と思い続け、どちらかといえばそんなタイミングが格段に増えた気がする。それでも私が今こうして生きて、自分を少しでも労ろうと思えるようになったのは、RMさんの言葉が間違いなく影響していると思う。 20代そこそこの男性が「僕たちを利用して自分を愛してください」と何万人もの人間の前で発
そのキラキラな瞳はまるで宇宙。もちろん宇宙なんて薄っぺらいモニターを通してしか見たことないけれど、そう思うほどに引き込まれる輝きがあるように思う。そもそも私がこの界隈に夢中になったきっかけも彼であり、私に初めての世界を何度も見せてくれた。あのムードランプで部屋中に映し出される輝きも、彼自身が見せようとしてくれている景色の一場面なのかもしれない。 ふとした表情やしぐさにデビュー当時の面影を重ねることも多々あるほど、今現在も彼がその瞳の輝きを保ち続け歌うことをやめないのは、これ
人の気持ちなんてわからない。他人はもちろん、家族でさえも100%理解することなんて不可能だと思う。誰だって楽しいときもあれば辛いときもあるし、それがどのくらいの程度・期間に本人の心身状態に影響するかなんて、その本人にしか体感できないのだから。でも時々いる、そういう人の心の痛みがほんの少しでもわかる人、それは同じだけ(もしくはそれ以上の)痛みを心に負ってきた証だと思う。ユンギさんはそういう人だと思う。 来世は石になりたいと彼はいう。動かず、しゃべらず、ただそこに存在する石。実
おろしたての靴下を履くこと、新しい家電の保護フィルムを剥がすこと、ダイニングのベンチじゃなくて背もたれのある椅子のほうに腰掛けること、ガラガラの映画館で公開から日が経った映画をひとりで見ること、土曜日の朝食にバターをたっぷり使ってフレンチトーストを焼くこと、息子が目があっただけで微笑んでくれること。私の日常にありふれたこんな光景は、実は少しだけ自分の精神向上に役立っている。正直言って今の毎日はすごく疲れる。仕事も家事も育児も、次々と「アレやらなきゃ」「コレどうしたっけ」に追わ
そもそも私がこのnoteを始めたきっかけは、少し前の彼のケガだ。正確に言えばケガそのものをどうこう言うつもりは毛頭なくて、そのケガをしてしまった自分に対して悔いて責めて、そういった負の感情を我々ファンへ隠すことなく表現してくれたこと、についてだ。彼は度々そうやって自分の感情について溢れてしまうときがあるし、時にはファンがよくない行動をすればきちんと言葉にして伝えてくれる。それもとても慎重に、言葉を選びながら。そういう“誰にでもわかるように伝えること”の重要性を彼はちゃんと理解
「ファンの幸せのためなら何でもします」 私はジンさんの言葉で、とてつもなく胸が苦しくなる。もちろん持病なんかではなく、切ないとか、愛おしいとか、そういう情緒的な意味でだ。何でもといったところでもちろん限度はあるし、彼自身が苦痛を伴うような行為はファンは望んでいない。それにきっとご本人もそういう思いを理解しているだろうし、実際に彼がファンを幸せにするために行う行動はとてもバランスが良いし、誰しもを笑顔にさせてくれるものだと感じる。 つい先日のLAで行われたコンサートで、彼は公
テヒョンさんがスキップした。いつもみたいなダラダラと続く前フリはナシにして今回はさっそく本題に入るが、あの彼が出国の際にスキップしたのだ。しかも周りのSPがワタワタするくらい、後ろを歩くジンさんがちょっと小走りになるくらいのなかなかの速さで。ポケットに手を入れたまま。スラリとした綺麗なシルエットのコートはヴィトン、例のごとくかかとを踏んづけたローファーはグッチ。そんな全身ハイブランドの男が、突如なんの前触れもなくスキップした。まっさらな白の不織布マスクで顔の8割は隠れていたけ
誰が興味あるんだと言われてしまうとそれまでだが、何よりも私が作りたかったので作る。それくらい私の人生はアイドルとともにある。現在進行系で、だ。アイドルという存在がなかったら間違いなく私の人生は続いていなかったし、仮に続いていてもこんなに輝かしい希望や愛を感じる日々ではなかったように思う。そんな推したちに愛と感謝をこめながらこの記事をしたためる。(推しとは言ったものの、根っからのクソDDで箱推しでオルペンです。そういう性質。)ちなみに熱量がすごいのでアホほど長文になっています。
今日はタイトルの通り、J-HOPEさんのある仕草について語りたい。語るというよりも「ここめっちゃ好き」をつらつらと長ったらしく書き連ねているだけなので、本当に時間があまりに余っている人だけ見てもらえれば良いなぁというnoteです。以下、彼のことを親しみと愛を込めてホビさんと呼ばせていただきます。 まずはとにかくこの動画を見てほしい。 偉そうに「見てくれ」とは言ったものの、もう1年半も前に公開されたもので、ARMYであれば散々見ているであろうはずなので何を今更と思われている
前置きここから ↓ ファンになってから半年もたたない“ド”がつくほど(私なので“クソ”でも可)の新規で、今回の公演を見ていない(※重要)ひとりの人間の感想というより日記に近い文章です。 どうぞお手柔らかに… ↑ ここまで 公演開始から終了まで去る10月24日、私がARMYをひっそりと自称し始めてから初めてのコンサートが行われた。惜しくも無観客(オンライン配信)のステージではあったが、世界中に点在しているARMYたちが同じ公演を同じ時刻に楽しめているという点ではとても良いもの