受験勉強して遊んでいる暇があったら   見聞を広めなさい! その5

そもそも、勉強に身が入るかどうかは、勉強の先に何が見えるかってことじゃあないのかな?

いい大学に入って、いい会社に入って、安定した生活?

本当?

僕は長年、社会保障周りで仕事をしてきたけど、1973年時点で、日本の年金制度は長期的には信頼できないと思ったよ。

何があったかここに書くことは簡単だけど、未来がある人は自分で確認すべきだね。

2つの大きなことが起きていて、それを隠ぺいに次ぐ隠ぺいを行ってきたのが日本という国。

実際に、医療保険の財源はほぼ底を尽き、危ないと思った政府は、介護保険でぎりぎり逃げ切ったけど、介護保険の新財源もほぼ破綻したんだよ。
財務省が躍起になって、火消しに追われているでしょ?

でも発端は1973年にあるんだけど、誰も言わない。
怖くて言えないのかもね。

だから、僕らの時代みたいに、いい大学が良い将来の「切符」では決してないということは断言できる。

自分の能力を最大限に発揮できる世界(業界または業種)を、うまく探し出すしかないかなあ。運が良ければ、生き残れるかもね。

と僕は思っているよ。

だからそのためには、自分を知らないと。

特に「自分の強み」かな。

自分の弱点なんか探したって、ネガティブになるだけでいいことは何もない。だから、少しでも、他人より良いことを知っておくことは大切だと思う。

何でもいいんだよ。

漢字をたくさん知っているとか、背が高いとか、足が速いとか、長い間黙っていられるとか、自転車に乗れるとか、もちろん頭がいいでもいいし、暗算が早いでもいい。考えようによっては、背が小さくて体重が軽いのも長所になるし、タイピングが早いとか・・・。

僕は独立をするときに、とにかくサラリーマンには向かないことはわかった、と。では何をやろうかって考えた時、20代の時に、センサー業界にいて、日本の自動化技術の進歩の速さを目の当たりにした。「このままじゃあ人間の仕事が無くなる」と考えたことがあることがあって、人間に残される仕事は何だろう?と考えた。そして漠然とだけど「コンサルタントだ」と思ったんだ。それからの転職は、コンサルタントになるために必要な転職を心掛けたつもり。
新聞社なんて、そのものだから。
自分の興味のあるところへ行って、名刺一枚でアポイントもなしに興味のある話を聞ける。天国みたいな仕事だった。

家族がいなくて、独身だったら永遠に続けたかったけど、ご存じの通り、紙媒体は風前の灯火だから、あくまでもコンサルタントになるためのプロセスで正解でした。

ただ、話を戻すと、独立するときに「どういうコンサルタントになるのか?」を考えた時に、自分について、「強み」をA4のコピー用紙が真っ黒になるくらいピックアップして書いてみた。

そのくらい自分と向き合ったんだよ。

他人がどう思おうがどうでもいい。自分が自分のいいところを知らなくてどうするの?

まあ、少しナルシスト傾向がなければ、こういうところに文は書かないし、コンサルタントになったり、人前で話したり、僕みたいに音楽までやらないんだよ。

でもとりあえず、人生の節目の時って、絶対的にポジティブになるべき。
だから、自分の「いいところだけ」見るんだよ。

そして、そのA4のコピー用紙を眺め続ける。

この人に何ができるのだろうか?ってね。

自分を、今度は客観的に見るんだよ。

そうすると「答」が見えてきた。

これから社会に出ようとしている人や進路に悩んでいる人、転職しようとしている人、また独立しようとしている人にはぜひやってみてほしいな。

独立を考えている人で、A4のコピー用紙が、空白だらけの人は、サラリーマンのままの方が幸せだと思うよ。
経営者の脳は休む暇がないので、想像力がないと息切れするから。まして自分のことでその程度の発想ができない能力だったら独立は無謀。
これはコンサルタントとしてのアドバイスでもあるけどね。

よく、実務経験があるから独立できると思い込んでいる若い人がいる。僕も26歳の時に最初の会社を登記したんだけど、その時はそんな感じだったけど、経営って、現場ができるのとはまた次元が違うから。
土日が休めて、賞与が出て、有給がある生活の方がよほどいいと思う時が来るよ。

横道にそれたけど、自分を知るって大事なこと。
そのためには、いろいろな世界を見て、タイトルにもあるように見聞を広めることが大事だね。

出来れば・・・。
<続く>

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?