好きな人と仕事をするな! リーダーの条件 その3
特にコンサルタントとして僕が関わってくることが多かった「介護業界」は仲良しチームを好む傾向が強い。
ビジネスのプロ集団から逃れてきた人が多いからか、ノルマなどを課せられるような社会を避けて就職した心優しい人が多いからなのか・・・。
でも、利用者は、様々な経験を持つ人がいる。
それに合わせられるチームでなければ意味がない。
昨日人ばかりだと、ある特定の利用者さんには、「気の合わないチーム」になってしまうことがよくある。
それでは仕事にならない。
チーム全体で、どんな利用者にでも対応できることが重要なんだ、と助言してきた。
それには、リーダーは、自分の苦手なことが得意な人を補佐役に置くことが必要。嫌いな人でも。
利用者のためになればいいのだ。
そして、その補佐役には、それぞれの足りないところを補えるスタッフを下に配置するように指導したり調整したりする。
そうやって組織を作っていくんだ。
30人くらいのスタッフだったら、部下の助言を仰ぎながら、1人のリーダーで把握できるだろう。
それを重ねて組織を大きくしていくのが理想かな。
好きとか嫌いとかで判断しているリーダーは、再教育する。
それでもだめなら、そもそもリーダーの資質はないので、降格するんだね。そうじゃないと部下のモチベーションが下がるから。
<続く>