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受験勉強して遊んでいる暇があったら   見聞を広めなさい! その6

出来れば、視野を広げる努力をしてみる。

僕が一番効果的だった体験は国外へ出たことかな。

海外から自国を眺めてみる。

そしてその中で自分の存在はどのような姿なのか確認するというのかな。

だって、もう、日本国内だけで考えている時代ではないでしょ?


いや、いまだに地球上で領地の奪い合いをしている現実はわかっているけど、そんな旧態依然とした化石のような人たちと皆さんは同じじゃあない。

たぶんボーダレスの国際社会がより鮮明になると思う。

だからこそ、「井の中の蛙」では自分が何をすべきかは見えてこない。

まずは、「日本人」ってどういう存在なのか、外から見てみないとわからない。

僕は少年の頃、「日本人に生まれて良かった」と思った。
平和だし、食べるものにも困らないし、教育も充実している。
「先進国」とも言われていたし、多くのアジアの国々が「日本に学べ」と言っていたからなんだか誇らしかった。

だけど、ニューヨークに行った時、ホテルのエレベーター係の黒人男性に「Jap!」って言われて、鼻で笑われた。

アメリカでは差別されていると言われていた黒人から差別を受ける存在、それが我々日本人なんだと身をもって感じた。

1人でブロードウェイを南下した時、歩けば歩くほど所謂有色人種しかいなくなり、僕に刺すような視線を投げかけてくる。生きた心地がしなかった。

今だって、「真珠湾攻撃を忘れるな!」って言われるんだよ。

アメリカのドラマを見てごらん。必ずと言っていいくらい、真珠湾攻撃の話が出てくる。

オーストラリアに留学した友人は、日本が空襲した「記念日」を知らずに、夜、外出してしまい、地元警察に保護された経験があるそうだ。

戦争なんか関係ない時代に生まれた僕たちでも、いろいろな見方をされる。

そういうことも知った上で、「自分は何者なんだろう?」と考えることは大切だと思う。

国内だって結構広いよ。

僕は仕事で、徳島県以外は全都道府県に行ったけど、言葉も感覚も結構違う。
自分の強みを生かせるのはどこなのか?というのも重要な要素。

そのためには、広い視野に立って自分自身を見つめ直さないとだめだろうね。

僕は結局、ほとんどの仕事は東京中心で行ってきた。

パソコンとネットがあれば、新幹線の中でも飛行機の中でも、ホテルでも駅でも仕事はできたけど、肝心な部分はどうしても東京に集中しているから仕方なかった。

これも、自分の強みを生かすために、必要な地域を選定した結果だよ。


まあ、細かいことは抜きにして、若い人は、なるべく若いうちに海外に出てみるべきではないかな。具体的には個人差があるから何とも言えないけど、世界観は変わると思う。

少なくても、エピソードは増えるよ。

仕事をしていく上で、いかに「話のタネをもっているか」は重要だから、海外へ行った経験は生かせる。

とにかく、だまされたと思って、自分の人生を変えたいと思ったら、「自分の強み」を書き出してみて。

「強み」だけだよ。弱みは強みをさらに強化すれば補えるから。

検討を祈ります。

とりあえず終わり。

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