田舎で「非農家」のつらさ 2
とにかく、農家の子供たちは受け継ぐべき土地がある。
だが我が家には、元々土地がない。
まして僕は末っ子。
地元へ戻るなら、土地から買うという理不尽さ。
幼馴染はみんな、親から土地を分けてもらって、土地代無料で家を建てられる。
なにこれ?
格差社会じゃん!
それに、僕らは高校を卒業したら、東京へ進学するのがごく当たり前のコース。いったん地元を離れたら片道切符だ。戻れるのは長男長女のみ。
理不尽極まりない。
僕は関東で大学を卒業しそのままずっと暮らしていた。
土地に目がくらんで農家の娘と結婚した。
高速道路などができると、農家の人たちは次々と億万長者になる。
僕ももらうはずだった土地の角を欠かれた。でも名義は義父のままだったから、僕の下に金は入らず???「土地くれるから来いって言われたのにおかしいじゃん?」
いや、義父が無くなる寸前に離婚された。だから結局、住宅ローンを払わされて、家の権利書を渡し、土地はもらえず離婚届を送る羽目に。
農家って常識もない。(失礼!)
だいたい、非農家の家に生まれて、200坪もある土地の草むしりなんてできるわけがない。
仕事は、ほかの旦那の数倍はしていたのに、「ほかの家はみんなご主人がやってる」と恨み言を言われ、結局、家も土地も元嫁のものだよね?
非農家の家に生まれると悲惨な人生だ。
そもそも、小学校の頃、農家に合わせて、春と秋に休みがあるんだ。
僕は田植えや稲刈りの手伝いはないから、やることがないし、遊ぶ友達もいない。
どうせなら夏休みを長くしてほしかった。
非農家の家に生まれても何のいいこともない。
両親が共稼ぎだったから、小遣いが同級生より多かったくらい?
何だかセコイ話し。
結局土地を持っている奴が勝つ時代があったからね。(バブル時代とか)
非農家に生まれると、悲惨な人生が待っている。
経営者になっても「担保」がないし。
最悪。