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政治と知性 14           そしてメディアの質

映画「ペンタゴン・ペーパーズ」を再び見た。

記者だったこともあるのか、このような新聞社を舞台に「ジャーナリズムとは?」と問いかける社会派のドラマは好きだ。

ましてや、これは実話で政治に「ペン」が勝利する。

日本の若者も、こういう映画を観て、新聞記者を目指してほしいなあと思う。

日本には、すでに、こういう新聞社はない。

全部、官邸に骨を抜かれてしまった。

日本の新聞は政府の援助なしにはすべて潰れるだろう。

国会議員でさえ、漢字が読めない時代。

当用漢字といえども、文字で埋め尽くされた新聞を読む若者は皆無といっても過言ではないだろう。

僕は小学生時代、連合赤軍や、ロッキード事件、ゴールデンゲート事件、オイルショック等々、興味深い話題があふれていて、テレビのニュースだけでは飽き足らず、新聞を1面からテレビ欄までくまなく読むような毎日だった。

下手をすると、父から「今日は何かあったか?」と聞かれるほど世状に詳しかったかもしれない。

嫌な子供だった。

だからこそ、無知な政治家は許せない。

社会を知らなすぎるし、知らなくても平気で高額報酬を受け取っている。

そんな国のままでいいの?
と思うのだ。

ペンタゴン・ペーパーズを見ると、メディアが頑張らなければ国は滅びることを理解できる。

今の日本だよ。

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