[2024年版]流山市おおたかの森・南流山の児童生徒数、ピークが見えてきました!
みなさん、いつも記事を読んでくださりありがとうございます。
こちらは千葉県流山市の児童生徒数の推計値についての記事、以下のものの2024年度版になります。去年までのとはまた変わった傾向を見せてくれた学校もありますので、そこだけ紹介できればと!
良ければ読んでみてください、かなり喜びます。
(ちなみに、2023年版のほうが学校のことを詳しく紹介してあったり)
※[3]の学校の紹介は今回ありません
紹介する学校は目次のとおりとなっています。
増加している、する兆しがあるつくばエクスプレス沿線ですね。グラフ自体はすべての小中学校で作成してあるので、閲覧数など反響をみて残りの学校を投稿するかを考えたいと思います。だいたい、傾向は昨年と変わらずでしたね。
グラフの形について、今回はTwitterでアンケートを取ってみました。結果は「前回と同じデザイン」が1位でしたが、僅差でした。投票してくださった方々、ありがとうございました!
流山市全体のようす
まず、2005-2024年の児童数・生徒数の推移のグラフを見ていただきたいと思います。昨年作成した記事を読んでくださった方ならわかるかもしれませんが、推計値どおりの似たような傾向ですね。
増加している学校の勢いがまず目に入りますね。今年の児童数トップは小山小学校になります。昨年はおおたかの森小学校と並んでいましたが、今年は分離新設があったためダントツです。
今年もトップは南部中学校となりました。続けて南流山、おおぐろの森、東部、おおたかの森ですかね。小学校ほどではないですが、生徒数の合計もじわじわと上がってきています。小学校は分離しても1年で傾きが戻るのに対して、何年かかけて増加に戻る中学校との差が面白いですね。
今回は学区を地図付きで紹介してみることにしました!
ただ学区と学校のデータが令和5年度のものしかないので、一部は手書きになっています。笑
QGISを用いて作成しているので、使いこなせていないところは申し訳ありません…。見方を紹介します。
黄緑色:小学校の学区
青色 :中学校の学区
緑色 :重なっているところ
ピンク:紹介している学校の学区(ほぼ重なって茶色になっています)
赤ドット:学校の位置
おおたかの森小学校
紫の枠が市野谷小からの許可区域です。おおたか小に通うことができることがあります。西側の線は市野谷小学校が開校する前のものなので、今年度からはここはおおたか小の学区ではなくなりました。
昨年の推計と同様に、市野谷小学校が開校したためこれから先は減少となる見込みです。令和5年の1718名がピークでしょう。ただ後述するように中学校の生徒がかなり多くなるので、学校内にいる子どもの数はあまり変わらないかもしれません。
減少とはなりますが、減り幅はそこまで大きくありません。不確実性は高いですが、6年後の想定値では一学年6-7クラスとなっています。学区内ではかなりの範囲で住宅が建て終えているので、推計値にも安定が見られるようになりました。
推計値は昨年のものより50程度増加しています。今年の児童数は、去年の推計を40上振れました。市野谷小学校の学区は大字市野谷の全域のみですが、森の近くが許可区域(=空きがあれば変更してもよい)になっています。
おおたかの森中学校
まだまだ増加が見込まれています。単純に考えて小学校の6年後にピークが来るので2028年頃…としたいところですが、市野谷小学校も学区に入り、大字おおたかの森より開発が数年遅れているのでまだわかりませんね。いちばん先の2030年まで右肩上がりです。
市野谷小学校の学区内は航空写真を見てもわかると思いますが、家を建てられる場所が広くあります。こちらがどうなるのかが今後のポイントでしょう。5年間ですべて建てられる想定なので、セントラルパークのように遅れる可能性もあります。
推計値は去年のものより30程度減少していて、今年の生徒数は20ほど下回りました。この地域では中学受験をする割合が毎年バラバラなので、ずれが生じる原因でしょう。
小山小学校
Twitterでは今年がピークとコメントしましたが、2023年度ですね!教室数が(個人的に)最も心配だった学校でしたが、これから余裕が生まれてくると考えられます。どうやら今年度?も校舎の工事が入りそうですが…。計算してみたところ今年も35人学級が実施できていそうです。
教室をどう確保しているのかが本当に不明でして…通学区域審議会でも度々話題に上がっています。流山市で実施されている教室不足の対応策を挙げます。順番はわたしの感覚で実施されやすい順です。
復活するとしたらどこからなのでしょうかね。特別教室があるのは授業の質が向上しますし、学童に児童の荷物があるのはセキュリティ面で問題がありそうです。逆に工事をしてしまったものを元に戻すには時間とお金がかかりますし、学区変更は保護者や町会、兄弟姉妹にも大変ですよね。教室数が多いならではの学校運営が今後の話題に上がりそうです。
おおぐろの森小学校
大畔地区にあります。北側が中学校で、南側が小学校です。位置関係は柏の葉小・中学校と似ていますが、校舎は繋がっていません。でも連携した教育がしやすいような教室配置、例えば道路側に多目的ホールがあるなどとなっているようです。
重なりましたね。児童数も沿っています。この学区は特にマンションが多く、小山小やおおたか小で受け入れきれない駅前が範囲です。そのためマンションが建てられる話がひとつ入れば推計値がガラッと変わるのです。駅前の空いている土地は減ってきていますし、建てられるとしても十数戸の規模になってきたのかもしれませんね。
増築校舎の話が具体的に出ました。3棟建っている木造3階建ての校舎が全く同じ構造でもう1つできる話でしたが、2階建てになるそうです。しかも教室数から見るところ、構造も変わる可能性がありますね。物価上昇もありますし。
おおぐろの森中学校
大畔地区にあります(学区の西側)。道路を挟んで北側、大畔の森の横にあります。森側に音楽室があって、運がいいとその音を聴きながら森を歩くことができますよ。
「おおぐろの森」の名前ですが、学区はおおぐろの森小学校だけでなく小山小学校も含まれています。先述したとおり小山小のピークは2023年でしたが、おおぐろ小のピークがまだ見込めない(2030年くらい?)状況となっています。
昨年度までは増築の話は出ていませんでしたが、可能性が出てきました。いちばん先の2030年度には教室が不足する見込みです。いつ具体的な話が始まるかは不明ですが、校舎を建てるスペースと工事の動線を取ってあるので生徒のグラウンドが…の心配はありません。
大字大畔の地区は学校が大畔にあるために学区に入りました。元々は西初石小・中学校の学区なので、大畔に住んでいる児童は学区外申請でどちらの学校にも通うことができます。
市野谷小学校
学区と学校の位置のデータが2023年度のものしかないので、新設小学校は手書きになります。申し訳ないです。。
2023年の5月に出した推計値から上振れしています。これは、この推計値を見て学区の変更を行ったためです。具体的には、後述する八木南小学校の学区の一部を市野谷小学校の許可区域としました。だいたい上振れしている分が許可区域からの児童と考えられます。
2024年5月の推計が上に移動しているのも同じ理由です。広い範囲に許可区域を出しても教室数には余裕があるので、今後もこのルールは続くでしょう。
もう一つ関連するのは、市野谷小の学区の中におおたか小に許可区域を出しているところもあることです。おおたかの森中の生徒数増加→おおたかの森小の教室減少→許可が出ない もあり得ます。
八木北小学校
柏市との境界線あたりにあります。(「美田」って書いてあるあたり)
駒木台や東初石の広い地域が学区ですが、増加の主な原因はおおたかの森北二、三丁目と考えられます。しかしこの地域は一軒家がほとんどなので、急激な増加もなく落ち着きが見られますね。ゆっくりと減少に向かうあたり、小山小と似ているでしょうか。
中心部分にある西原地区は柏市になります。GoogleMapを見ればわかりやすいと思いますが、学校の敷地内に市の境界線が引いてあります。校舎は流山市だけど、グラウンドの半分は柏市のもののようです。西原地区にも西原小・中学校がありますが、学校が遠いなどの理由で八木北に受託児童?として通うことができます。
常盤松中学校
増加が始まっています。まだ想定値にはばらつきがあり、遅れているようにも見られますね。八木北小学校のグラフを少し落ち着かせた形になると考えられます。もちろん教室が足りなくなるので、増築校舎が建てられることが決まりました。
体育館の反対側に建てるようで、プールも解体するそうです。設計図がまだ出ていないので詳しくはわかりませんが、2階建てというのがわかっています。もしかすると八木北小のような屋上プールの立派なものになるのかもしれませんね。
八木南小学校
こうやって見ると、八木南小学校の学区の6分の1くらいが市野谷小への許可区域になったようですね。総合運動公園から南に向かうと下り坂になっており、道路の整備もまだこれからという状況です。土地区画整理事業を行っているために古い道の整備には時間がかかるのでしょうか。。
八木南小から北に向かう道(芝崎って書いてあるあたり)は特に歩道が狭く、雑草が生い茂っており、車通りも多く、さらにスピードを出す車も多く、坂道になっており、道もガタガタしており…歩いたときに危ないと感じました。
そう考えると、近い学校よりも遠いけれど安全なほうを選ぶのが納得かもしれませんね。これが児童数予測に出ています。相変わらずのぶっ飛んだ数値になっていますが、今年は市野谷小の影響もあるっていうことです。
昨年度(令和5年)に推計をしたときには市野谷小の開校を見込んでいましたが、その当時は許可区域の設定がありませんでした。おおたかの森小からの分離であるため八木南小には影響が無いということです。しかし、想定値まで考えても市野谷小の教室数に余裕があることがわかったため、増加が見込まれる八木南小の学区も一部許可区域にすることになった、という経緯です。
ここまで大きく児童が増加するとなっている理由は、増加見込みを計算していることに関連しています。流山市では区画整理を行っている地域を対象に増加を見込んだ数で児童数を推計しています。
(増加率を考えないということは、今の住民基本台帳からどこに何歳の子どもが何人いるかのみで児童数を推計するということです)
おおたかの森(新市街地)地区で想定を上回る児童の増加があったことから、中央公園地区でもこの数値を使用することになりました。
おおたかの森では住宅になる都市計画のところは10年ほど前までは30年で埋まるだろうと考えていましたが、あまりの速さに5年ほど前から5年で埋まると変わりました。つまり、中央公園地区でも5年で埋まる想定がされているのです。が、この遅れ方を見る限りではあまり速くはないようですね。
確実に子どもの数は増えてはいますが、今年は許可区域の設定により前年度より減少する結果となりました。住宅地の開発が進むにつれて市野谷小も八木南小も増加することは確実です。でも速さがわからないので、増築校舎の時期はまだ未定ですね。
鰭ヶ崎小学校
じわじわと増加をしています。とくに学区北部の西平井地区で宅地開発が進んでいるようです。記憶が正しければ、このあたりは江戸川方面に坂になっていて、都心と山の景色が良かった気がします…笑
これくらいの増加なら問題ないだろうと思いがちですが、鰭ヶ崎小はいま教室をほぼすべて使用しています。これはわたしの想像ですが、もしクラスが増えるとなれば、教室が足りず特別教室を転用やらが起きる可能性がとても高いと思われます。なぜなら、この児童数増加は一時的なものであり、プレハブ校舎を建てても数年で使われなくなるとも読めるからです。
今年度(令和6年)の使用可能教室数は28で、支援級を含めた教室数(使っている教室)は27です。来年度には28教室になり、再来年度から令和12年度までは教室が1つ不足すると出ています。
南流山小学校
今年から分離しました。南流山小は新しい市街地が主になっています。これほど急激な増加を見せたのは、南流山小に隣接するマンションとも言われています。このマンションを含めた南部が学区です。
ここの学区がこれほど複雑なのは、町会も関係していますが児童数がちょうど半分くらいになるようにしたからです。
わたしが思うのは、児童数は半分になっても教室数が同じではないということです。南流山小は49教室あるのに対して、第二小は28教室しかありません。整備済みの教室数なのかもしれませんが、片方が余裕があり第二小は教室不足になったらどうするのでしょうか、と思いました。
南流山第二小学校
昨年度(令和5年)までは南流山中学校の校舎だったものを、小学校用に整備しました。新築ではないですが、壁を塗り直したり床を研磨したりで綺麗でしたよ。中学校だったので、広い体育館や武道場があるのも特徴です。
学区は南流山駅など既存の市街地が主です。北部が少し遠いと議論になりましたが、このままのようですね。
南流山地区はもう山の頂上が見えていますね。これから減少するのか横ばいになるのかは見えませんが、しばらくは安定しそうです。第二小の建設が間に合わなかったのが想定外でしたが、小中ともにかなりの教室数を用意してあるので、もう振り回されることは無いはずです。
南流山中学校
今年から移転して東洋学園大学の流山キャンパス跡地になりました。学区は変わらずで端のほうに移転したことで、かなりの批判がありました。自転車通学になること、人数が多すぎること、鰭ヶ崎は歩道が狭く安全とは言えないことなどです。
ただ生徒のみなさんはこの広いキャンパスを楽しんでいるようで、先日は「新しいカギ」の学校かくれんぼが開催されていました。部活も広々と行えて、居場所もたくさんあって楽しそうです。グラウンド、体育館が2つあります。校舎も大学の複雑な形をしているので、面白いですね。
生徒数はこれから増加します。南流山、南流山第二、鰭ヶ崎すべてが増加をする小学校なので、中学受験を見込んでもものすごい生徒数になることが確実です。教室数は47あり、4年後(令和10年)には1学年11クラスが出てくるとも出ています。
あとがき
山の頂上が見えてきた年でしたね。ここを増築すればもう安定だろう、って思えることができました。セントラルパークがまだ読めない地域で怖いですが、このペースで児童数が増加すれば増築話も消えるのかなとか思ったり。
校舎見学会に行ってきた話はnoteでしましたっけ。今年の3月に南流山中学校、南流山第二小学校、市野谷小学校の校舎見学会に行ってきました。どの学校も個性的で面白かったです。
おおぐろの森中学校のときはnoteにしたので今回もしようかと思いましたが、他にブログなどに上げている方がいないこと、セキュリティ面でどうなんだろうと迷っているところです。今回の見出し画像は市野谷小学校の音楽室です!
最後まで読んでくださりありがとうございました。
Twitterで主に過ごしていますので、質問があればどうぞ。
最近は忙しくてですね…なかなかお散歩にも行けないし体力と天気で家の周りしか歩いていないです。Twitterも話題が思いつかずで投稿頻度が下がっています。冬こそはどこかに行きたいです。