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指導内容の基礎知識


指導とは常にそれを習う生徒が存在して成り立ちます。


生徒の状況や目的によって当然指導内容は変わっていきます。

たとえ一つの技術を指導する場合でも、

指導の仕方は無限に存在していて、生徒に合わせて適切な方法を見つけなければいけません。

アプローチの仕方はたくさん用意せよ

と、よく言いますよね。

まさしく重要なことだと思います。


さて、ここで一旦話が変わります。

私が東京の専門学校に通ってた頃の話ですが、フィットネスという授業がありました。

そこではトレーニングの考え方だけではなく指導法も学びました。

先生は当時オリンピック選手のトレーナーも兼ねており。現在も格闘技の業界では有名なトレーナーの方です。

ほぼマンツーマンで指導していただいたり、某有名な格闘技の選手と一緒にトレーニングさせていただいたのは奇跡的な縁が生んだ非常にありがたい経験です。(ずっと先生やってる訳ではないので本当に自分は代として恵まれました)


そんな先生に教わった中でとても興味深い話があります。(真顔でえぐい冗談をかます先生でしたが、これは本気だったと私は感じた話です。)


「トレーニング指導において、

指導者側が見本となる動きを一切見せず、口頭だけで完璧な動きを再現させられたら大したもんだ。これが一番難しいから出来るようにしたらいいよ。」


なるほどと思いました。

もちろん当時から自分はいつか卓球指導をすることは頭にあったので即座に置き換えてみたのですが、

身振り手振りなしでの指導は難しい。

効率も悪いし、とっさに出来ることではないなと感じました。


しかし、

これをもし出来るようになったら、、、。



話を戻しましょう。


指導者は生徒を見てさまざまな方法で指導します。

指導とは生徒が軸なので生徒によって変化自在に対応します。

それを、引き出しの量、と例えておきます。

そうなるとここで言う、引き出しの元、となる部分は?


そうです。

ここには指導者の技量や理解力、知識量、情報量という基礎的な部分が存在します。

当たり前ですが、卓球における知識や経験がなければ指導は出来ません。

知識は常に磨いていかなければいけないということは簡単に理解していただけるかと思います。


個人的にはこの知識というものが

全てを口頭で伝えるレベルを目指すべきポイントだと思っております。



頭の中にマニュアルを作っておきましょう

いや、マニュアルというと少し固い気がするので

攻略本というようなニュアンスのが伝わるような気もします。


そうです。

大切なことはたくさんの情報や知識を口頭で伝わるくらい〝わかりやすく〟まとめることです。

それをそのまま人に伝えても伝わるレベルに!

(実際、どんなにわかりやすくしても必要な部分が多いはずなので大概長くなります。それに生徒に対しては見本などがあった方が絶対良いので、自分の中に落とし込めたか確認するためにこんなことを書いてます。)


・頭の中の知識量は多いほど良い。

・全てを口頭で伝えるレベルにする。


この二つを両立しましょう。


たくさんの知識を、整理整頓して

自分の引き出しにしまっておくイメージです。

必要ないなと感じる部分も省かずに

いつか使うかもしれない奥の手として、その時のため使えるように伝える準備しておきましょう。


指導の軸となるのはいつでも生徒ですが

どんな生徒にも対応できるよう、

指導者としての軸も存在していると感じます。


私も今後とも、より高いレベルで確立していきたい点です。

















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