表現力
[良い選手が良い指導者になるとは限らない]
このことは簡単にご理解していただけるかと思います。
では、一体どんな人が良い指導者になるのか。
そこには表現力というものが関わってくると思います。
今まで投稿では毎回指導者として大切に考えている事を書いてきました。
ただの〝考え方〟であると抽象的に感じる方もいらっしゃるかもしれませんし、ある意味ではただの人間性とも言えるかもしれませんが、
個人的には、全て磨くべき〝技術〟だと思っております。
あなたはここでの投稿を読む以外にも、似たような話を聞いた方がいるかもしれません。
でも、聞いたことがあるだけ、と実際に指導中に意識するのとでは違います。
さらに意識しても、
伝わったか伝わってないか(分野により適当な言葉が他にもあると思いますが。)
その違いは事実としてあります。
そうです。
これはただ覚えておけばいいという知識とは違うのです。
使って磨くものです。
それは即ち表現力であると私は思います。
あなたは指導者として何を生徒に伝えたいですか?
卓球の楽しさだと言うなら、それをどう表現していますか?
表現の仕方は無限にあると思います。
それはあなたが発する言葉の持つ本来の意味だけじゃなく、言葉の印象であったり声量、他にも身振り手振りや表情、態度、教室の雰囲気や規律
全てが表現の一部です。
私は日々意識してます。日々発見や反省があります。でもそれそのものを楽しんでいます。些細な変化ですら貴重な経験に繋がってます。
私には生徒に伝えたい事がたくさんあります。
言葉にならないくらい抽象的な事から、はっきり具体的なことまであります。
当たり前のことを言いますが、卓球の技術もその中のひとつ。
つまり、技術指導ですら表現力が関わってきます。
指導者であれば初心者の方に向けてのラリーの指導もされると思います。
ラケットの持ち方、ボールの待ち方、当て方、振り方、、、
その中ひとつひとつの表現を意識してください。
ラリーが続くことの楽しさをあなたが知っていてそれを伝えたければ精一杯表現します。
どうすれば伝わるかは理屈で説明が難しい部分でありますが、
大切なことはあなたの中にある情熱をいかに表現できるかです。
きっとこれを読まれてる方は熱心な指導者だと思います。
きっとその根底には情熱があると思います。
それを表現できる人は良い指導者になれると思ってます。
私も精進してまいります。
ともに頑張りましょう。