個と向き合うこと
一人一人に必要となるものは違います。
技術、戦術に限らず、
使う言葉、練習量、
言い出したらとにかく細かく出てきます。
全てに対応しようとするとマンツーマン指導じゃないと難しい部分もあるかもしれませんが、
それでもグループレッスンであろうと必ず意識すべきポイントです。
これは様々な分野に当てはまる話です。
例えば、部活などの場合
チームとしての目標があり、個人としての目標があります。
チームとしての目標に必要なことは何か
個人としての目標に必要なことは何か
必要なことも
長期的な部分、今すべき部分
このようにどんどん細分化していくことで、全体も今も見えて来ます。
そして、
どちらも視野に入れることでうまく機能していきます。
お仕事されている方なんかはこの辺は馴染みある考え方かもしれません。
社会の中にある会社としての役割、
会社の年間計画、月ごとの計画
その中で個人としての役割、
ひとつだけを見ていてはバランスが取れなくなります。
とにかくどんなレベルまで細かくしてもこの考え方は適用されるので、
卓球の技術といったレベルでさえこれは例外ではありません。
戦術があり、技術があり、
技術でも
フォームや感覚、筋力、応用力、練習方法など、、、
個人に必要なものをとことん細分化していく必要があります。
このことから全員に同じ指導していては、どこかで行き詰まることがあると私は考えております。
例えば
私は生徒に足を動かすよう言いますが、同じくらい足を止めるようにも言いました。
大きく振る指導もするし、コンパクトに振る指導もします。
擦る様に言う時も弾く様に言う時もあります。
腰を使えと言ったり、腰を止めろと言ったり、
皆、〝今〟必要な指導が違うからです。
足を動かすことは大事ですが、打つ瞬間は踏ん張る必要があります。
体の使い方を意識させるために大きく振る時もあれば、インパクトを意識させるためにコンパクトに振る時もあります。
薄く当てすぎて安定しない人にはちゃんと当てさせます。その逆もあります。
腰に頼って肩甲骨が使えてない場合には腰を止めて指導します。腰を意識して軸を体の中心にする時もあります。
場合によっては昨日と今日で違うことを言う時もあるかもしれません。(もしあれば、本人にもそれは理解してもらうよう理由は伝えたいですが、、、)
もちろん逆に細かい部分だけではなく、
全体像としての指導も同時に取り組む必要はあります。
技術レベルとしてではなく戦術レベルとして課題は何か。
今回はあまり触れませんでしたが、メンタル面、モチベーションなどはどうか?
これも重要ですね。
これらは優先順位をつけながらもバランス良く実践した方が効率が良いのです。
さて、
現代においてはインターネットや雑誌などで知識や情報は簡単に手に入ります。動画を見て私自身も勉強しています。
指導者とは単に知識の提供ができる人ではありません。
現場で生徒一人一人と向き合うことができるパーソナルな存在です。
生徒に必要なものを細分化してください。
生徒が変わったり、タイミングが変われば真逆の指導をしたりしますがそれでいいのです。
私がリバーズ卓球教室で行なっている指導は基本的には少人数指導なので、有名なYouTuberの様に大多数の人数に貢献することはできないのですが、
逆にパーソナルな指導ができることに誇りを感じて指導しています。
こんな立場ではありますが、生徒一人一人と向き合える指導者が増えたら良いなと願っております。
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