2021.4.2 保守サービスが大切 (旧2.21)
オルガニートは手回しで演奏しますし、人によりますがかなりの頻度で使われることの多いオルゴールです。 機械ものとしてはかなり酷使される部類かと思います。 そのためかなりの確率で修理や調整などの保守を必要とします。 私のところにはいつも保守の依頼が来ます。 修理や調整をまつオルガニートが常にあるという状態です。 それだけ大切にベストコンディションで使って頂けているということですので すばらしいことだと思います。 部位によっては消耗する部品もありますので交換を要することもあります。 悪いことに最近ではこの交換用の部品の確保が難しくなってきていまして、かなり保守サービスの維持が大変になってきているという事情があります。 今後はある程度はこういった部品類を私のところで作れるようにしていく必要性を強く感じているところです。 オルガニートの部品はどれも非常の精緻なものですので自製といっても困難を極めます。 ここ一番、工夫のしどころかと思っています。 保守を終えて元気に復活したオルガニート君を送り出すときの充実感は他のなにものにも代えがたい感慨めいたものがあります。 地味ながらオルガニートを陰から支える仕事だと思っています。
この投稿記事は 音のキャンバスホームページ のぶつくさたっこまんという日記のコーナーに投稿しているものを転載しています。