【ビジネス日本語初級】面接の当日のマナーと面接質問
日本式の作法というか、マナーをご紹介いたします。
日本の学生もこのようなことを学んで望みます。
マナーができていないために、面接の応対以前にネガティブな評価をされてしまっては、せっかくの実力も無駄になるため、避けなければなりません。
マナーといっても、覚えてしまえば簡単ですので、マスターしてしまいましょう。
まず、面接の流れを一通りご説明した後、面接で受ける典型的な質問例を掲載しておきます。どのように回答されるかは、よく考えて望んでください。
TIPS
受付は約束時間の10分前に完了させる
丁寧すぎる過剰敬語は不要
受付
「◯◯大学から来た(◆◆出身の)◯◯と申します。本日の◯◯時開始予定の面接で参りました」
待機
他の方と雑談はせず、面接での受け答え、企業情報などの最終確認をしましょう。
待機時の態度も、企業関係者に見られている可能性があり、気を抜かないようにしましょう。
入室
ドアをノックする:すぐに入ってはいけない!
ドアを開ける:ただし、担当者から「お入りください」または「どうぞ!」と言われてから
「失礼します!」:明るく、元気な声で
一礼する:お辞儀をします
ドアを閉める:後ろに振り返ってしめます。前を向いたまま手だけでしめるのは下品に見えます
イスの横に立ちます
「◯◯大学の◆◆出身の◯◯です。よろしくお願いいたします」
※◆◆出身は、出身国、出身地をシンプルに述べてしまいましょう。
もしくは、「◯◯大学の◯◯です。◆◆出身です。よろしくお願いいたします」一礼する
着席を促されるのを待ちます
イスに座る:着席を促されてから・勝手に座りません
面接
評価ポイントについて
質問への受け答え
表情や身だしなみ、姿勢
正しい姿勢(だらしない座り方は印象を悪くします)
【女性の座り方】
膝とかかとを揃える
脚を真っ直ぐに立たせる
背もたれにはもたれず若干隙間を開けて座ります
手は両手が重なるようにして太ももの上に置く
【男性の座り方】
肩幅程度に脚を開く(開き過ぎるとだらしなく見えます)
つま先を前に向ける
手は軽く握って太ももの上に置く
退室
面接終了といわれたら
立ち上がる
「本日はお時間をいただき、ありがとうございました」
一礼する
ドアの前で再び振り向いて面接官に向かい
「失礼いたします」
一礼する
ドアを開ける
ドアを閉める:大きな音を立てないように閉める
これで面接当日の流れは一通りの説明しました。
あとは、面接後はお礼のメールを送りましょう。
忘れないうちに当日中に送付をしましょう。
内容は単に感謝の意を送付します。
なお、これらの手順とマナーは、オンラインでも基本は変わりません。
面接の典型的な質問
「自己紹介をお願いします」
「自己PRをしてみてください」
「あなたの強み、負けないことはなんでしょうか」
「就職活動の軸を教えてください」
「志望動機を教えてください」
「当社の強みは何だとおもわれますか」
「当社にどのようなイメージを持たれていますか」
「仕事のやりがいとは何だと思いますか」
「あなたにとっての仕事とはなんでしょうか」
「学生時代に頑張ったことを教えてください」(ガクチカ)
「アルバイトの経験とあればそのないようについて教えてください」
「クラブ活動は何かなさっていましたか」
「成功や失敗談をおねがいします」
「長所と短所を教えてください」
「誰にも負けないと思えることはなんですか」
「苦手なことはなんですか」
「入社後にしたいことを教えてください」
「当社でのキャリアプランがあれば教えてください」
「10年後のあなたはどうなっていたいですか」
「当社の仕事を通じてどのように成長されたいですか」
「挫折のご経験を教えてください」
「失敗の体験を教えてください」
「悔しかったことを教えてください」
「尊敬する方はいらっしゃいますか」
「座右の銘を教えてください」
「目標としている方はいらっしゃいますか」
「他社の選考状況を教えてください」
「当社の死亡順位は何番目でしょうか」
「他にどのような企業を受けていますか」
「当社が内定を出したら就職活動を止められますか」
「最後に何か質問はありますか?」
以上、面接の応対マナーの基本と面接の質問についてまとめました。
無駄な内容は書かず、必要最低限に絞ったつもりです。
あなたの就職活動に役立ててください。
面接は企業側もあなたも、お互いの認識を確認する場で、お互いがWinWinになることが目的です。
納得できる仕事が見つかることをお祈り申し上げます。