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英語を話しているときの日本人の発音を レベル別に分けてみたら、こうなりました。あなたのレベルは?

英語について、"日本人は何年も英語を学んできたのに英語を話せない” と よく言われています。確かにそうだと思います。一体、なぜなのでしょう?

発音の研究を10年以上続けてきた私が思うのは、大抵の人にとって、初めて英語を学ぶのは学校ではないでしょうか。そこが英語学習のスタートです。

ところが、学校では発音は重要視されていないのです。発音なんてどうでもいいのです。つい最近まで、読み書きが重視されていたのです。発音なんて、子音の[s]とか[k]が発音できればOKだったのです。

ひどい場合には、[s]をスゥ [k]をクゥと発音しても、何ら指摘されることもなかったのです。そんな発音で行う授業を「英語教育」と言っていたのです。

しかしながら、これでは駄目だということになって、ようやく「聞く・話す」にも関心が向けられるようになってきたのですが、それでも授業には 大きな変化がないのです。

高校や大学の入試でも、発音に関する出題はごくわずかで、無視してもいいほどの点数しか割り当てられていないのです。


有名人が 英語の一つ一つの発音の仕方を解かりやすく説明しているYouTube動画があります。これを見た多くの人の感想として、"学校で、こんなことをやってくれていたら......″ とか "これなら英語学習が続けられそうだ” というコメントが 多数寄せられています。

日本人の英語の発音とスピーキングのレベルは、先進国の中で最低です。もっと言えば、アジア諸国の中でも最低で、カンボジアとかラオスといった国と毎年 最下位を争っているのです。

発音やスピーキングがだめでも、「読み書き」のレベルはいいだろうと思うかもしれませんが、これも中国や韓国に大きく引き離されているのです。



英語を話すときの日本人の発音をレベル別に分けてみました。レベルは、五段階に分けています。


レベル1

カタカナ発音、または外来語的発音 

母音過多で、発音もリズムも英語になっていない。日本国内用の英語。


レベル2

全国の中高の殆どの英語教師の発音

日本語的発音の英語を知らない欧米の現地の人には通じない。


レベル3

どうにか通じるかな?という程度の発音。

   「ア」 で発音している四種類の短母音と、「アー」 で発音している二種類の長母音を明確に区別できる。


レベル4

大学で英語の授業を行っている教授の発音。

発音全体はOKだが、音声の共鳴度が低いために日本的で、英語の発音としては違和感がある。


レベル5

一部の帰国子女のようなネイティブ並みの発音。

発音は洗練されていて完璧にできるのだが、指導者として、学習者にうまく指導することができない。自分がどのようにして発音しているのか理解できていないのが原因。



この五段階レベルの他に、Sクラスがあります。Sクラスというのは、英語ネイティブ並みの発音ができるだけでなく、わずか数時間で,容易に,正確に,そして,まとめて英語学習者にネイティブと同等の発音を身に付けさせることができる人のクラスです。

たとえ英語ネイティブであっても、ここでは「 レベル5」どまりで、このSクラスではないのです。なぜなら、彼ら(彼女たち)は、学習者の発音に対して「ダメ!」とか「違う!」と言うだけで、学習者に、容易に,正確に,そして,まとめて発音を習得させるためのノウハウを身に付けていないからです。

Sクラスに付いては、後日詳しく説明いたします。


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