
アメリカ英語で「ア」と発音する母音の最後は 長母音の「ア-」です 「ア-」の発音は 二種類あります
多くの日本人が「ア-」と発音する英語には、car, park, start 等の ar と、first の ir , herb の er , turn の ur , それに work の or があります。これらの ir, er, ur, orは、綴りは違っていても発音は同じです。
ar の発音は、前々回 お話しした hot や mop, stop 等の「ア」の発音の部分を 強く、そして長めに「アー」と発音し、後ろにR音声母音を付ければいいのです。 「アー」の部分を 強く、そして長めに発音するのは、この「アー」に ストレス(=アクセント)があるからです。
※アメリカ英語の hot, mop, stop 等の o (=「ア」)の発音の仕方は、 口を1,5センチ程度開けておいて 強めに「ア」と発音するということを、 これまでに お話ししました。
この ar がある語には card, dark, farm, hard, mark 等があります。例外的に heart の ear は ar のように発音します。
なお、father や calm, palm, walk の綴りには r が無いので、R音性母音は付きません。
また、同じ ar の綴りでも cigar や hangar, dollar のように ar が語尾にある場合は、弱く、そして軽く、あいまい母音のように発音し、後ろにR音性母音を加えます。
guitar の場合は、ar にストレスがあるので、語尾の ar の部分を強く発音します。
※R音性母音の発音の仕方については、12月7日の記事で詳しく述べて いますので ご一読下さい。
続いて、ir, er, ur, or の「アー」+R音性母音の発音につぃて お話しします。この「アー」の発音は、前々回 お話しした あいまい母音(シュワ―)の発音(「ァ」)と同じ発音の構えのままで、「ァ」を強く そして長く伸ばして発音し、後ろにR音性母音を加えればいいのです。
ir, er, ur, or が含まれている単語には、bird, girl, third - serve, terminal, person - burn, turn - work 等があります。pearl の ear の発音は、例外的にir や er と同じように「アー」+R音性母音で発音します。
以上です。
今日のまとめ
①「ア」で始まる長母音には mark や part の ar と first, herb, turn, work の ir, er, ur, or 等で表記される2種類の「アー」がある。
②一方は、口を1,5㎝程度開けておいて、強く、そして長めに「アー」と発音し、もう一方は、あいまい母音と同じ発音の構えから、強く、そして長めに「アー」と発音する。どちらの「アー」にも ストレスがある。
②どちらの「アー」も,後ろにR音性母音を付けて発音する。