⑦◆日本式の舌で発音する「アイウエオ」と、アメリカ英語の舌で発音する「a e i o u」は、 どう違う?
日本式の舌とは、私たち日本人が日本語を話しているときの舌の状態のことです。
つまり、力を込めていないときの舌の状態のことです。
舌が低い位置にあります。
アメリカ英語の舌とは、アメリカ英語 (General American) を話しているときのアメリカ人の舌の形状のことです。
舌の位置が高いところにあります。
舌の状態や形状の違いによって音声が変わることを、あなたに認識していただくために、以下のことを実践してください。
最初に、日本式の舌で「アイウエオ」の「ア」を、口を小さく開けた状態で発音してください。(下表参照)
口を小さく開けた状態に続いて、中くらい開けた状態で「ア」と発音してください。
最後は、大きく口を開けておいて「ア」と発音してください。(口の開き具合は 上の図を参照してください)
「ア」を以上のように、日本式の舌で口の開け方を小中大に変えながら発音してください。
日本式の舌で発音する「ア」と、アメリカ式の舌で発音する「a」の変化の違いを認識するための発音なので、必ず発音してください。
「ア」以外の「イ」「ウ」「エ」「オ」も、同じように日本式の舌で口の開け方を小中大に変えながら発音してみてください。
「ア」の発音は、口の開け方が小中大のどれもが「ア」に聞こえたのではないでしょうか。
「エ」の発音も、小中大ともに「エ」に聞こえたと思います。
そして、「イ」「ウ」「オ」は、下の表のように (イは エになり、ウとオは アのように) 聞こえたのではないでしょうか。
続いて、アメリカ式の舌で「a e i o u」を発音していただきます。
まず、「a」を先程と同じように、口の開け方を小中大と変えながら発音してください。
すると、日本式の「ア」を発音した時と違い、口を小さく開けた場合と大きく開けた場合とでは、明らかに音が違っているのを感じとることができます。
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