「オゥ」と「オー」を区別して発音する
私たち日本人は、「オゥ」と「オー」を区別せず、どちらも「オー」のように発音することが多々あります。
これは、本来なら二重母音であるべき英語を、外来語にする際にカタカナで長母音として表記していることが大きく影響しているからです。
例えば、 boat を「ボート」と表記したり、open を「オープン」のように表記しているのです。
もっと身近な2文字の単語(oh, ok等)も、英語では「オゥ」と発音しなければならないのに、私たち日本人は「オー」と発音しているのです。
また、同じように「オゥ」と発音しなければならない bolt を「ボルト」のように表記したりしています。
他には、piano や potato Tronto の語尾の o も、「オゥ」と発音します。
混同しやすい単語として、以下のようなものがあります。(左側の単語を「オゥ」と発音し、右側の単語を「オー」と発音します。
boat ー bought
bone ー born
coat ー caught
cold ー called
foam ー form
folk ー fork
hole ー hall
load ー lord
low ー law
pose ー pause
toll ー tall
tone ー torn
上記の単語群をじっくりと見ていくと、二重母音で「オゥ」と発音する語と、長母音で「オー」と発音する語には、そのスペルに規則性があることが分かってきます。
この規則性をしっかりと認識しておくことが、「オゥ」と「オー」を区別して発音することにつながるので、繰り返し音読したり、書き取ったりしてください。
なお、「オゥ」の「オ」と「オー」の「オ」は、発音が違うので注意してください。
今回は以上です。