first や turn, work の ir, ur, or の発音、きれいにできていますか。

私たち日本人は、first, turn, work の発音を、実際の発音と違っていることを知りながら、｢ファースト｣ ｢ターン｣ ｢ワーク｣のように発音しがちです。今回は、この ir, ur, or 等の発音の仕方を説明します。

first, turn, work の ir, ur, or は、スペルは違っていますが、発音は同じです。

これらの発音の仕方は、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　①まず、アメリカ英語の基準となる発音の構えをする。

基準となる発音の構えとは、口をわずかに開けておいて、舌を喉の奥に強く引き込むような感じにするということでしたね。

②次に、この 基準となる発音の構えのままで｢ア｣と発音したあとに、前回 お話ししたR音声母音を続けて発音する。

※R音声母音とは、アメリカ英語の基準となる発音の構えのままで舌の後部を盛り上げ、軽く｢ア｣と発音する音で、この｢ア｣が ｒの音色がすることから R音声母音と言われています。

日本語の舌で口をわずかに開けておいて｢ア｣と発音しても、単なる日本語の｢ア｣なのに対し、アメリカ英語の舌(つまり、アメリカ英語の基準となる発音の構え ＝ 口をわずかに開け、舌を喉の奥に強く引き込むような感じにする)で、弱く｢ア｣と発音すれば あいまい母音の｢ア｣になり、強く｢ア｣と言ったあと R音声母音を発音すれば、first や girl の ir になるのです。

以上です。

今日のまとめ

①first, turn, work の ir, ur, or は、スペルが違っていても発音は同じ。

②日本語の舌で発音する｢ア｣と、アメリカ英語の舌で発音する｢ア｣は音が違っている。

③アメリカ英語の基準となる発音の構えで、強く｢ア｣と発音したあとR音声母音を続ければ、first や turn, work の ir, ur, or の発音になる。