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「専門誌の記者によるレポート」寄稿 記事まとめ

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外食産業、スーパーマーケット、コンビニなど、国内を中心とした小売業界の話題、注目のトピックについて、専門誌の記者ならではの視点でレポートしていただきます!
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#ドラッグストア

加速する調剤のデジタル化。選ばれる店になるための“患者接点DX”とは?

「処方箋医薬品」を受け取る時に利用する調剤薬局。 自宅や職場、通院先の近くの薬局だけでなく全国どこでも利用することができるようですが、最近ではドラッグストアに薬局が併設され、買い物ついでに薬を受け取ることもできるようになっています。また、Amazonがオンライン服薬指導から処方薬の配送までを利用できるサービスを開始するなど、デジタル技術を活用した処⽅箋医薬品の宅配や処方箋の事前受付による待ち時間短縮といった、様々なニーズに合わせた幅広いサービスが登場しています。こうした調剤業

進む流通再編、チェーンストアの地殻変動が始まる

普段スーパーやコンビニ、ドラッグストアで買い物をしていると、他のお店で見たことがあるPB商品が売られていたり、いつの間にかお店の名前が変わっていたりして驚くことはありませんか?小売業界ではそのような業務提携や経営統合が定期的に発生していますが、近年もチェーンストアにおける“再編”の動きが活発化しているようです。 今回はスーパーマーケット、コンビニ、ドラッグストアの大手チェーンにおける流通再編の動向を、「販売革新」編集委員 梅澤聡さんにレポートいただきました。 日本の小売市場

コンビニ+スーパーは最強になれるのか?コンビニの次世代の姿を求めた「SIPストア」の実証実験

私たちの生活に身近なコンビニは、24時間営業や店内調理品の提供、ATMの設置など、消費者ニーズに合わせて変化し続けてきました。そして近年、消費者の生活スタイルや価値観が急速に変化・多様化する中で、また新しいコンセプトのお店が出てきているようです。 次世代に向けたコンビニの挑戦と可能性について、「販売革新」編集委員 梅澤聡さんにレポート頂きました。 日常使いへ進化するコンビニのさらなる進化国内のコンビニ9社の店舗数は、2024年2月末時点で57,913店舗(販売革新調べ)。4

取り残された地域や生活者を支援する スーパーとドラッグストアの移動販売

住み慣れた街ではあるものの、人口減少や高齢化、その他の理由のため徒歩圏内にお店が無く、日常の買い物に不便を感じているケースを耳にします。 そのようなニーズを満たすサービスとして移動販売車が注目されていますが、人々に求められている理由は他にもあるようです。 今回は既に移動販売車の取り組みを進めている各社の事例について「販売革新」編集委員 梅澤聡さんにレポート頂きました。 全国的に過疎化が進み買物困難者が増加移動販売車が全国で広がりを見せています。スーパーマーケットやコンビニ、

食品強化に注力するドラッグストア各社の「真の狙い」

消費者ニーズに寄り添い、新しい店舗の形に取り組む企業が増えています。 以前noteでは小売DXの有識者・郡司昇氏にインタビューを行い、「アパレル×カフェ」「本屋×カフェ」「ドラッグストア×家電」など、異業種を掛け合わせたお店の可能性について話をお聞きしました 今回は、「ドラッグストア×食品」の取り組みに注目し、「販売革新」編集部さんにレポートいただきました。 ドラッグストアはその名のとおり、薬を売る店です。ところが、実はドラッグストアで今最も販売額が多いのは食品です。 ドラ

「緊急買い」から「日常使い」できる店へ。進化する店舗業態

「販売革新」編集部さんに2回にわたりレポートいただいている『加速する胃袋の奪い合い、業際化を追う』。 第2弾となる今回は国内店舗がオーバーストア状態になる中、各業態を超えて様々な施策に取り組んでいる例についてお伝えしていただきます。 (その2) 業態を越えた胃袋争奪 棲み分け崩壊し空中戦も競争が激化前回お伝えしたように、人口減少、高齢化により、あらゆる業界で国内マーケットは縮小。多くのチェーンストア関係者は、オーバーストア状態にあると危機感を強めています。 これは食品に限