靴logy★vol.6
【新ものづくり新サービス展のご報告】テキスト編
(注)結構長文です。お急ぎの方は
▶︎見出しをサラサラっと通読でどうぞ(笑)
12/7〜9の会期で、東京ビッグサイト青海展示棟で開催されました「ものづくり補助金」採択者が一堂に会しての展示会に出展しました。
▶︎助けてもらえる有難さを痛感
多くの皆様のご支援のもと、無事会期を終えることができました。現場で「袖擦り合うも多少の縁」的な一期一会の方にもたくさん助けて頂きました、本当に有難い❣️
ありがとうございました😊
▶︎女子率100%
これまでも、ビジネス系の展示会には何度か参加したことはありますが、コンパニオンがいる華やかな展示会はともかく「女子ばかりというブース」はなかなか珍しい存在でした。
それも、
最新のform3という柔らかい素材も扱える光造形の3Dプリンターをデンと置いての「技術系」っぽいブースでの女子率100%はなかなか異質な感じやったと思います。
▶︎form3との格闘
が、しかし
私も含めて、実はform3を動かすのは、
全く初めての女子3人。
それも、
日程の関係で機材レンタルとレジン手配は別の会社で会期前日の搬入日にブースに直送して頂くというスタイル。
「到着タイミング」が予定通り行かなかったり、印刷経験がない為分かってなかった「手配品以外に必要な細々としたもの」を現場からAmazonお急ぎ注文したり、百均に買いに行ったり、わやわやぶりを見かねたform3経験のある他ブースの方に助けてもらったり。。。
現場で小さな課題解決の連続でした。
そんな感じで、悪戦苦闘
なんとか、最終日には出力デモンストレーションできるところまで進めることができました。
(やったー💕思わず拍手👏達成感❣️)
▶︎身体の補正
さて、私の目指してる世界は「身体の個人差を埋めて標準形に近づけることで既製品の選択肢を広げる」ことです。
そのためには、まず個々の身体の状態を正確に立体的に把握することが第一歩です。
私は長年「靴ジプシー」してました。
身体的特徴として
足の前の部分は普通サイズなのに
かかと幅が小さくでっぱりのない
「直角かかと」でした。
なので「カパカパ」したり靴ズレになったり、なかなか合う靴がありませんでした。
ま、というのも
足と靴のアンマッチ問題に取り組み「なんであんたがやるの?専門家でもないのに」というという資金調達系プレゼンでの質疑応答から「じゃ、専門家になります!」って一念発起して学び始めたシューフィッターとしての知識が身につくにつれて、感覚的にではなく理論的にわかってきたこともあります。
昔は、
「パンプスは痛いもの」
「女性はみんな我慢して履いてる」
「パンプスとはこんなもんなの」
って思ってましたし、
とある靴組合の方からは、
「パンプスが売れなくなってきたのは、
最近の女性は我慢が足りないから」
なんて発言を聞いたこともありました。
そんな長年の悩みであった「かかとカパカパ」や脱げないサイズを選ぼうとすると「小指が痛い」と言った状況を脱する「オーダーメイド3Dスペーサー」による足補正サービスの提供に取り組んできました。
「オーダーメイド3Dスペーサー」は、デジタル技術とシューフィッターとしての知識と合わせて、的確に個体差を埋め「足と靴のマッチング環境を向上させる」ことを目指しています。
▶︎2年の装着実験の結果
スマホで足の3Dデータが取得できるアプリの「healrecorder」のプロトタイプ開発をものづくり補助金の採択を受けて実現するまでの「シリコン粘土よる手作りスペーサー」の時代も含めて、私自身が治験者となり、2年間のスペーサー装着実験を毎日行なっていました。
その結果、
当初の狙いであった「かかとカパカパ」、かかと前足部のサイズアンバランスによる「靴選びの難しさ」、かかとの「靴擦れ」、前滑りによる「小指痛」など一連のアンマッチ問題に対しての一定の軽減効果はもちろんのこと、以下のような副次効果も体感することができました。
①かかと保湿→かかとツルツルに❣️
②ヒールアップ→かかと加重の浮指が改善❣️
③靴内かかと安定&内側アーチ形成
→疲れにくくなる❣️
特に、②③に関しては当初狙いだったパンプスのkutuuに悩む女性に限定するものではなく、実はスポーツする男性や革靴で歩き回る営業マンさん、スタンスの安定が飛距離に直結するゴルフファーさんなどなど、かかと幅が小さくかかとの出っ張りカーブがない「直角かかと」さん率が女性の18%を5ポイントも上回る24%である「男性こそ試して欲しい」効果だなと感じています。
▶︎展示会での商談
足と靴のアンマッチ問題という部分では、靴メーカーさんや靴販売店さん、フットケア業の方の参加者やご来場者の方は少なかったのですが、スマホアプリへの関心は高く、ネット販売、他業種での活用の可能性への打診もいくつか頂くことができました。
また、3Dプリントサービスの提携の可能性のあるお会社様とのつながりも少なからず構築することができました。
▶︎これからやるべきこと
これまでは「どうやって課題解決するか」「どうやって足の3Dデータを手軽に取るか」「どうやって身体補正するスペーサーを安定品質で作るか」と言ったメイキングにおける壁突破に注力してきました。
これからは、マーケティングが最優先課題へとなっていくフェーズにシフトしていくことになります。
いかにしてたくさんの人にスペーサー装着して靴を履く「靴ぴったり!疲れにくい!靴内でかかと安定!」を体験して頂くか、そして、広く認知されるブランドに育てられるか。。。なとなど。
多くの皆さんのお知恵をお借りしながら、一歩ずつ諦めずに進んでいきたいと思います。
今回、
コロナ禍の荒波に、ひとり株式会社を立ち上げたばかりのタイミングで少しストレッチなチャレンジだった展示会への出品ですが、
色々な意味で、
収穫いっぱいの初めての展示会体験でした。
ご支援頂いた皆様、
ほんとうにありがとうございました。
💕スペシャルサンクス💕
Mちゃん、Kちゃん、Hさん
雇用関係がある訳でもなんでもないのに、無償の愛をttcoに注いでくださり、ほんとうにほんとうにありがとう😭😊😭😊😭😊