TTバイクにおける、タイムの短縮①
こんにちは。 アズマの TT BIKE ブログです。
EURO SPORT の
『How to Save Time on a Time Trial | Differences Between TT and Road Bikes | Eurosport Explainers』
という、Youtube動画をもとに
40kmのタイムトライアルにおいて
ロードバイクに対してTTバイクがどのくらい
時間短縮に有利なのか?
まとめてみます。
元ネタ
2018年7月28日にアップされている動画なので
少し古い情報ではありますが、
ロードバイクに対して、40kmで、どのくらいの差になるか?
という数字の参考にはなります。
TTヘルメット(1分)
通常のヘルメットの倍くらいするTTヘルメット(4万とか5万とか)
ですが
1分は大きいですね。
ワンピース・スーツ (2分)
エアロ・スーツとも言いますね。
価格は、4万とか5万とかでしょうか。
風を受ける面積は、バイクフレームよりも
人間の身体が面積のほうが圧倒的に大きいので
ウェアの影響は大きいですね。
ホイール(1分20秒)
機材としては、前後で50万とかの予算になりますから
費用対効果的には、
まずはヘルメットやウェアを先に。。。という感じですね(^_^;)
とはいえ、TTバイクをかっこよくするには、
やっぱりホイールですよね。
フロントがバトンでリアがディスクというのは
やっぱりTTバイクとしてかっこいいですよね。
シューズカバー(30秒)
機材のなかでも1番安いのがシューズカバーですね。
5000円など?で30秒は、お手頃です。
動画にはありませんが、エアログローブ、エアロカーフ(ふくらはぎ)
での改善も、同じような価格で改善できますのでオススメですね。
※何秒改善できるかは分かりませんが
フレーム(1分50秒)
4年前の動画なので、今ではエアロロードの進化で
ロードバイクのエアロ性能が向上しているため
ここまでの差にはならないかもしれませんが
参考となる指標ではありますね。
ポジション(4分)
ロードバイクと比較して、いわゆるエアロポジションの場合。
という比較ですが、
エアロポジションでも最適化されていないものと
最適化されたものでは、
やはり時間短縮が期待できる。と考えることができますね。
まとめ(速度差)
全部で、10分40秒早く走れる。ということですね。
時速何kmで走っているのか?
何Wのパワーで走っているのか?
という条件設定が無いので
粗い比較動画ではありますが、、、
プロの世界なので、
TTバイクが時速40kmで走るコースを
ロードバイクが10分40秒遅かったのだと仮定すると
ロードバイクの速度は、時速34kmくらいになります。
時速で、+6kmって、、、すごいですよね。
※動画の冒頭にもありますが、
RegularロードバイクとTTバイクの比較です。
2018年7月28日にアップされている動画なので
昨今のエアロロードよりもエアロは悪いと想像します。
TTバイクの面白さ
TTバイクにおいては、
運動能力(心肺能力、筋持久力)をアップしなくても
ヘルメット、エアロスーツ、シューズカバーなどの
機材を使うことで
単純にタイムを短縮できるわけです。
とわいえ、
1番影響が大きいのは、ポジション(人間の身体)です。
エアロポジションをとることで大きなスピードアップがはかれます。
やはり人間が受ける風が1番大きいということです。
ヒルクライムにおいて、スピードアップ(タイムを短縮)するには
パワーウェイトレシオ(w/kg)を向上するしかありません。
出し続けられるパワーを上げるか、体重をへらすか
バイクの軽量化も、もちろん小さくは無いですが
やはり体重の影響が大きいです。
※ハイエンドのバイクで5kg軽くするというのは無理ですので。
パワーを上げるには、ゼーゼーハーハーする
きつい練習をする必要があります。
体重を減らすには、食事制限などメンタル的に
きつい事をする必要があります。
もちろん最初のうちは、やればやるほどタイムが向上するので
それこそ、ヒルクライムで人気の大会、
富士ヒル(距離約24km)においては、
5分、10分とタイムが短縮できて
楽しいわけですが、そのうちに、
ここから30秒、1分改善するのに、
これ以上、、、こんなに、、、頑張らないといけないの??
みたいな世界に、間もなく入っていきます。
TTバイクも同じ。といえば同じなのですが。
パワーは同じでも、機材や、身体の柔軟性(可動域)、体幹の強化
など、ゼーゼーハーハーする練習をしなくても
(例えばヨガとかでも)
空気抵抗を減らしてタイムを改善することができます。
つまり、以前より効率を上げれた。
みたいな目線での向上を楽しむことができます。
ね? 楽しくないですか??
※GCNの動画で速度あたりのパワーセーブについて
まとまっているものもありますので
そちらは別の記事にまとめてみたいと思います。
もし、TTバイクで遊んでみたい!!
となった方がいらっしゃいましたら
気軽に御相談いただけると幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
それでは、今日も素敵なTTライフを。