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魔法少女のブロックリスト

 どうも、魔法少女☆天路てんろめあです。

 前作のnote、魔法少女の呼称戦略が思いのほか読まれており、ありがたい限りです。「広まるといいなぁ めあを。」くらいの気持ちで呼びかけたジェンダークレーマー/ジェンダークレームという語がなんだかインターネットの共通語になりそうな予感……! 期待しておきましょう。
 そして改めて賛同して広めて使ってくださっている皆様に感謝です。めあさん一人ではここまで広まらなかったでしょう。

 さて、今回も自分の考えを提案する系のnoteになります。啓蒙や呼びかけではなく「……って考えてるよ、まほしょは」という感じなので、あまり気張らずに読んでいただければ。

 今回提案させていただくのは「クリエイター向けブロック推奨リスト」です。

クリエイター向けブロック推奨リストとは?

 名前の通りクリエイターや創作物に対して常習的にバッシングを行うアカウントとそのアカウントが行っていた過去の発言を見やすくまとめたリストです。そしてそれをクリエイター向けブロック推奨リストとして流布させたいと思っております。

 具体的に述べるとヒトシンカさんセンサイクロペディア幻集郎さん共感力リストを足して二で割ったようなものです。

 クリエイターにとっては避けたいであろう創作物叩きをよく行っているアカウントをその発言と併せてリスト化の上提示。先行ブロックの参考にしてねというのが私が思い描く形になります。

リスト化の意義

 そもそもなぜ魔法少女がこんなことを言い出したかという話ですが、皆さんはイラストレーターriokaさんが投稿した漫画が叩かれた件をご存じでしょうか。

 元のツイートと引用をご覧になれば、おそらく普通の方は「なんだこれは、悪質な集団ネットいじめじゃないか」と感じるかと思います。
 中にはいじめなんて言葉の範疇に収まらないような酷い誹謗中傷、罵詈雑言、暴言もあります。

 例えば一例ですが「ペンネームをパイスラ大好きマンとかにしたら?」という発言。
 私は典型的な嫌味を込めたいじり、受け取り手によってはいじめと感じられても仕方のないような発言だと思いました。

 ところが「魔法少女さん何か言ってるけど、、小学生の絵をいじめるのと一緒とか言ってんのウケるな…商業絵師があげた漫画に「パイスラ大好きなんだね」って言ってるののどこがいじめなんだ😥」と言ったツイートを見かけまして。私は確信しました。

 「いじめをいじめと思わないようないじめっことは距離を取るべきだ」と。

「そもそもパイスラ大好きなんだね」とか元の方は言ってないのですが……。

 それに加えもう一つ知っていただきたいのが、このような創作バッシングに走る人は毎度毎度同じメンツでありジェンダークレーマーと呼べるという点です。

“(ジェンダークレームとは) 相手に対して直接的に伝わる形で発せられた、主に性に関する観点から為される要求や非難、文句。あるいは、風説の流布の事を指します。
ジェンダークレームを入れる人をジェンダークレーマーと言います。”

 このような漫画にまで文句をつけるのがジェンダークレーマーとも言えるのですが。ジェンダークレーマーは過去そういう発言をしており、今、そしてこの先もするであろうと予測が立てられるわけです。


 過去の表現バッシングの例を思い返してみると、後から後から大量のジェンダークレーマーが口々にこの表現はここがダメ、あれがダメと騒ぎ立てていましたよね。いったいどこからそんなに大量のアカウントが湧いてくるのか、少し疑問に思いませんか?

 神崎ゆきさんのこちらの炎上の考察を行っているnoteが分かりやすく炎上の流れを考察していると思いました。引用させていただきます。

 ”表現バッシングおよびジェンダークレームによる炎上は、クラスタ内でのヒエラルキー構造で言うところの「上位属性 ⇒ 中位&下位属性」と意見が広まっているのではなく「上位属性 ⇒ 中位属性 ⇒ 下位属性」と、間に『中位属性』が挟まるような広がり方をしていると推測できます。”

 つまり、ジェンダークレーマーと言っても様々な層があり、炎上の時には一見すると交わらないような層も一緒になって叩きに来る、と。魔法少女、これは一理あるんじゃないかと思っています。

 そしてこのバッシング伝播の流れに加えて申し添えておきたいこととして、上位属性中位属性下位属性それぞれに中枢となるアカウントがあります。

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ネットワークで繋がる人々のイラスト(いらすとや

 SNSの特性上そうなるものですね。
 そしてその中枢アカウントが幻集郎さんの共感力ランキングによる量的調査に記載されているアカウントで大体網羅出来るかと思います。

 リスト掲載の選考基準はあくまで幻集郎さんとそのフォロワーから選出されたものという点があるので、そこはブロックリストを作るにあたって選考し直す点もあるのではないかと考えています。フォロワー数も500人超えたあたりから入れてもいいのでは、と感じたり。

 対象がフォロワー1000人以上のアカウントに絞って調査された共感力リストですが、当然このリストに記載されている人はFF四桁未満の草の根ジェンダークレーマーもフォローしている、界隈の大手と呼ばれるアカウントのはずです。

 実際に表現バッシングが起きた場合をご想像していただきたいのですがバッシングは「上位属性 ⇒ 中位属性 ⇒ 下位属性」と伝播するわけです。
 そのそれぞれの属性の中枢となるFF4桁以上のアカウントが叩き、それに追従する形で枝葉末節のアカウントが叩く。

 ということは、先回って上位・中位・下位属性の中枢アカウントをブロックしておけば悪質なジェンダークレームが大量につくリスクを格段に減らせます。

 炎上の度にFFが0の愚痴垢のようなアカウントから界隈大手のおなじみのあの人までブロックするのは膨大な手間がかかります。
 発生可能性がとても低い炎上にそこまでの労力をさける人はいないでしょう。
 しかし、可能性が低いとはいえ一度目をつけられると執拗に叩かれます。そしてFF0~数人のようなアカウントをブロックしたところで大手のアカウントが引用で叩いてしまえば一気にブロックしきれなかったアカウントから怒涛のジェンダークレームが寄せられてしまうんです。

 最悪の場合、炎上が極悪なジェンダークレーマーを引き寄せて、過去発言まで遡って叩かれたりアカウントロックや凍結、訴訟や身バレにもなりかねません。


 クリエイターには自分の身を守る権利があります。
 当然ながら、そのためには自分の身を守るための事前知識を得る権利があります。このリストはその権利を行使するためのものです。

 創作者にとっては要注意な創作物叩きを趣味とするアカウントを過去の発言や発言方針も含めて綺麗にまとめ、広く伝える。

 この作業はアンチジェンダークレーマーとしての役割足り得ると魔法少女は考えます。

ご意見・懸念点について

 とはいえやっぱり、この案には懸念の声も見られました。見かけた意見は大きく4つあったように思います。

1,リスト化はいじめっこを虐めるのと大して変わらない
2,一度リストを作ってもジェンダークレーマーは別のアカウントから見るし新しく生まれるものだ、意味がない
3,炎上の度に現れるアカウントをブロックすればいい、ブロックはクリエイターに押し付ける事じゃない
4,誰がどう編集するの?

 それに対して、魔法少女の意見述べさせていただきます。


1,リスト化はいじめっこを虐めるのと大して変わらない

 まず初めに、このリストはあくまでクリエイターがブロックの判断材料に使うものでみんなでブロックしようという意図はないです。
 というか私たちがブロっても意味ないですし。

 あくまでブロックするか否かの最終的な判断はクリエイターさんが行ってください、ということです。
 これを基に「クリエイターはブロックしろ、でなけりゃ燃えても擁護しない」なんてブロックの押し付け、仲間うちのお遊びみたいなことはしません。私は表現者を守りたい一心で提案しています。

 そしてこれは魔法少女が特に強調したいところなのですが、Twitterにおけるブロック機能はお互いの表現の自由を守るための正当な手段になります。

 どういうことかと言うと、Twitterというのはお互いの了承が無くても繋がれる場所です。
 つまり、相手の了承もなしにいきなり引用やリプライで暴言を吐かれることがあるわけです。こういった同意のない繋がりがあるということは、逆に言うと、ブロックという機能を使って初めて自分に最適化されたアカウントが出来上がるということになります。

 同意なしに暴言吐かれるまでそういったアカウントの存在を知ることが出来ない(我々が提示できるのにしない)
 そういう集団がいると知ったけど手遅れだった
 そういう集団がいるところまで分かったけど誰をブロックすればいいか分からない
 炎上のまとめを見てもブロック対象はたくさんいる……

 というクリエイターが自己防衛をしようにも難しい状況を解決するために、ジェンダークレーマーアカウントのクレーム行為を一覧化したリストを提示するのはクリエイターの知る権利に則しているのではないでしょうか。

 クレーム事件のアーカイブ化を、クレーマーアカウントに配慮して禁止するという立場は本末転倒です。

 魔法少女はジェンダークレームをつける自由は、多様性を認めず他の自由を不当に虐げるような不寛容な自由だと考えてます。

 いじめとは全く違った意義を持つリストだとご理解いただければ幸いです。


2,一度リストを作ってもジェンダークレーマーは別のアカウントから見るし新しく生まれるものだ、意味がない

 私も、後から編集が出来ない、やりづらいような画像などの媒体でしたらそうなるかと思います。リスト記載のアカウントが別アカウントに移行することも考えられますし、他のアカウントが影響力を持つことだって十分考えられますね。

 ですので、常に編集が可能かつ広まりやすいプラットフォームでのリスト作成を検討しています。具体的にどうしようかとかまだ白紙ですが……。この辺の知識に詳しい方がいましたらコンタクト取りたいと思っております。それなりに自分でも試行錯誤してみます。とりあえず本noteでは構想だけ置く感じで……。


3,炎上の度に現れるアカウントをブロックすればいい、ブロックはクリエイターに押し付ける事じゃない

 単純に効率が悪いです。創作活動に専念したいクリエイターさんがわざわざ炎上を遡って見て、影響力もさしてないアカウントと大きそうなアカウントとを見分けてブロック……まず、無理かと思います。こういった炎上を定期的に見ていて、全ブロ砲打っているクリエイターは少ないでしょう。そもそもジェンダークレーマーこんなに悪意ある集団がいること自体あまり知られていないのではないかと魔法少女は思います。

 その上少しでも大手アカウントを取りこぼしていればそこからバッシングの嵐に繋がりかねないです。一回の炎上ですべての大手アカウントが炎上に参戦しているわけではないので、一つや二つの炎上を参考に要注意アカウントをすべてブロックするのは難しいところがあります。例えば政治系のアカウントですとジェンダークレームをつけるのもかなり限定的です。そして限定的ながらジェンダークレームの一撃がとても大きい。あっという間に弱小ジェンダークレーマーにまで炎上が伝播し、叩かれてしまいます。

 そういったアカウントを言動を基に選別して提示くらいするのはこの界隈にいるものとしての義務、使命ではないでしょうか。

4,誰がどう編集するの?

 これは結構慎重にやらなければいけないところですね。

 リスト(サイト)の性質からどうしても過去の発言と併せて載せる仕組みになるので、ジェンダークレーマー出ない人をジェンダークレーマーに仕立てあげて載せることはほぼ無理ですが、どう編集者を決めるか、荒らし対策はどうするのか、このあたりの懸念があります。

 それは今作るだけでなく、この先の更新もです。

 甘々な予想図ですが、承認制で編集者を決定し、常時リストの内容を監視するようなシステムならそれなりに運営できるかなと考えています。

ブロックリストへの期待

 実はこのリストには先行ブロックによる炎上予防の他にも狙いがあります。

 一般的に、先行ブロックは罪悪感が湧くと感じている人は多いです。
 めったなことがないとブロックは使わないというクリエイターも多いはず。クリエイターにとってのTwitter運用が広報という面もありますし、自分の創作を好いてくれるかもしれない他のユーザーを先行ブロックするのは気が引けるでしょう。

 しかし、常習的に創作物を叩き、炎上させようとしているアカウントだったら? イラストに対して「オタクのキモイ妄想詰め合わせって感じ」と言いVtuberに対して「媚びまくりじゃん」と言い企画に対して「おっさんが考えたに違いない」と言うアカウントだったら?

 魔法少女は声を大にして、クリエイターがジェンダークレーマーの先行ブロックを行うのは逃げでもなんでもないと言いたいです。

 ブロック=悪ではなく、的確に炎上リスクを下げる手段、創作活動を心置きなく行える環境づくりという意識を普及させたい。

 そのためこのリストも、「悪質なアカウントを先行ブロック」という感じではなく「炎上(放火)予防」「身を守る」「正当な権利」といった点をごり押ししたいです。というか実際そっちのイメージの方が近いような。
 このようなクリーンなイメージのリスト(サイト)にすることで大手絵師さんなどに取り上げて頂ければ万々歳だと思います。「このサイト便利だから使ってみて」とか。ないかな。期待しちゃう。


 また大手のクリエイターさんでなくとも、個人の創作垢やファンの方からブロックしていくのも有用な使い方ではないかと考えています。
 そうすることで炎上の度にクリエイターさんも心を悩ませるであろうファンとジェンダークレーマーの喧嘩の発生が減りますし、「先行ブロ、みんなでやれば怖くない」といった空気が広まることも期待できます。


 ブロックしていたらジェンダークレーマーのおかしな言い分にファンが反論できないという懸念も分かりますが、燃えた時に直接ジェンダークレーマーに噛みつかずとも放火させられた作者に「応援しています」「私はあなたの作品が好きです」などの言葉をかけるという方法もあります。
 もちろんブロックするしないは自由なので強制はしませんが、魔法少女はそっちの方がジェンクレと言い争うよりよっぽど作者さんの励みになるんじゃないかと思ったり。

 (ここは魔法少女の妄想みたいなものです笑)
 リストは定期的に編集・更新してジェンダークレーマーに対応しなければいけないのでリスト更新の度に告知する専用の公式Twitterアカウントとかあれば便利かなと思ったり。ブロックリストの拡散や広報も必要ですしね。
 あとはサイトとTwitterのアカウントを連携して、いちいちTwitterに飛ばなくてもブロック出来る仕組みにできないかな。いろいろ凝れそうです。

ブロックリストの課題

 ここまで、ジェンダークレーマーに対する最強の解決法!みんなハッピーになれる現状打開策を思いついたぞ!これでTwitterランドのジェンクレ騒動は解決!というような書き方をしてきましたが、当然課題もあります。
 というか炎上自体は形を変えて発生し続けるかと思います。残念ながら。

 まずそもそも……ジェンダークレーマーという集団がいる事の認知度が高くない。

 炎上発生してもみんな「炎上発生したんだ」で終わってしまうんですよね。こんな執拗に放火を繰り返して炎上を起こしている集団がいるということまで調べる人は多くないと思います。正直全然知られていないです。

 なので、アンチジェンダークレーマーのみなさんが日々行っているように「こんなえげつない集団がいるんですよ!」と周知させることはとても大事です。これは怠ってはいけないと思います。
 この後Twitterを始める人も、初めは「まさかそんな集団がいるなんて」と思うはず。

 一般層でなくても、せめてクリエイターの間では知っていはいるという状態にしたいですね。


 そしてこれは最もジェンダークレーマーが行いそうなことではあるのですが……アカウント転生問題。
 ブロックリストに過去の発言と共に載せた瞬間非公開アカウントに設定、新しいアカウントに転生。
 ……いやー、されそうですね。

 この問題は厄介で、なぜかというと転生前の発言まで並べて「このアカウント要注意!」とやるのは明確に個人攻撃になってしまうからです。
 具体的に言うと「転生して心入れ替えて過ごそうと思ったのにブロックリストに載せようとしてます! 個人攻撃! 私もクリエイターさんの作品を見たいのに! 集団いじめ!」と言われるとそれはそう、ということです。
 このリストは過去の発言に基づいてという部分がミソなので、そう言われるとアカウント転生リセットかけられた時にどうしようもないんですよね。

 これに対しては、少々言い訳がましくはなってしまいますがそこまで大きな懸念点ではないのではないかと考えています。

 まずアカウントを転生するにはどうしても時間がかかります。現時点ついているフォロワーの半分以上はついてきてくれないと転生のメリットが薄れるので、どうしても転生準備期間が必要になりますね。
 加えて、転生後は元のアカウント程の拡散力は得られません。

 その状態の転生後アカウントでクリエイター攻撃を行っても炎上には繋がりにくいはず。他の大手ジェンダークレーマーアカウントまでブロックされていたらそう容易に広がりはしないのではないでしょうか(希望的観測)。

 これは実際に問題になってきたら対処法を考える、ということにしておきたいです。
 一応この転生問題の解決法も魔法少女なりに考えてはいるのですが、やや強引だし雑だしであまり綺麗ではないので、実際問題として浮上してきたらお伝えします。
 そうならないことを祈りたいです。

最後に

 創作物などの表現に対してこういう発言を繰り返すアカウントですよ、とまとめたリスト。

 あって困るものではないと思いますし、応用範囲もイラストレーター、漫画家、Vtuber、アニメーター、3DCGクリエイター、モデルやタレント、アマチュア商品開発の情報発信アカウント、そしてこれはちょっと期待しすぎかもしれませんが、企業の広報用アカウントと広く需要はあるのではないかと思います。

 まだまだ白紙な部分が多く、具体的な部分はあまり決まっていない計画です。このリストの実現は結構後になってしまうかもしれません。が、魔法少女は作る気満々です。あった方が絶対いいって。

 とりあえずアイディアの共有として、クリエイター向けブロック推奨リストの存在意義を急ぎ記させていただきました。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

🔻お布施ゾーンです、今回は魔法少女のお気持ちもあります🔻

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