ホットペッパービューティ、UC Portalなど最近のアプリアップデートウォッチ(7/15)
こんにちは。暑いですね。
自分のiOSに入れているアプリのアップデートで気になったものを紹介するシリーズ、第4弾です。
今回は、そのアップデートの裏にはどんな戦略があるんだろう?と考えさせられるものが多かったです。ラインナップはこちら。
・Uber Eats
・UC Portal
・ホットペッパービューティー/サロン予約
・フラミンゴ - いつでもカフェ留学
・Instagram
Uber Eats
1.142.10003
2018年6月27日
- We have a new icon! This should make finding us, tracking notifications and more much easier
- We squashed a bug that was causing the cart to reload unnecessarily for users browsing in guest mode
2017年末頃、シルバーにフォークのイラストのアイコンから、グリーンにサービスロゴのアイコン(上記左)に変わってからのさらなる変更です。
変更理由についてのツイートなどは見つけられなかったのですが、公式Twitterのアイコンも変わっています。
個人的には、昨年末に Uber Eats がブランド刷新したものの、元のUber Eatsのシルバーや黒のイメージが強く、また配車のUberの方の黒のイメージもあいまって、グリーンベースのアイコンとうまく結びつきづらかったのではないかと思いました。
アップデート文「This should make finding us, tracking notifications and more much easier」がそれを指しているのかちょっと分かりかねますが、そういうことなんじゃないかなと思います。
ブランド想起がされても肝心の端末の中でアプリが見つけられないのでは、ユーザーの時間を無駄に奪いかねないです。
UC Portal
2.3.0
2018年7月11日
・画面下に各メニューを常に配置
・登録カードの管理とアプリの設定を統合
・UC Origami Payのお得なクーポンの配信開始
などの一部機能改善
強制アプデだったので変更前が残せなかったのですが、なんと、UCカードの支払明細やポイント管理ができるアプリの中に「Origami Pay」の決済機能が入っちゃいました。
アプリ立ち上げから最短2タップで、QRコード読取り画面に進めます。
※このタップ数は、決済のみに特化していないアプリにQRコード決済を組み込んでいる「Yahoo!ウォレット」や「LINE PAY」と同じ。
Origami Payを知らない層にもUC Portalアプリを通してスマホ決済を使ってもらおうという施策なのかなと予想していますが、UC Portalのユーザー層ってどんな感じなんでしょう。
普通にクレジットカードを出せば支払いが済むお店が多い中で、どうやってアプリでの支払を広げていこうとしているのか、Origami Payさんの戦略がとても気になります。
ホットペッパービューティー/サロン予約
5.8.0
2018年7月2日
フリーワード検索でエリア・駅やメニューが選びやすくなりました。
フリーワード検索で駅名候補が出るようになりました。
それ以外にも、ホームの背景イメージ画像がなくなっていたり、「土曜行ける」「日曜行ける」がなくなっていたり、タブバーに「カタログ」が追加されていたりと細かいブラッシュアップがされているようです。
「いかに楽にいつもの美容室を再予約するか」という使い方においてはとても優秀でいつもありがたく使っているのですが(これも美容室側が利用料を支払ってくれているおかげ)、「楽しいお店選び」みたいな体験の要素はないので、なかなか新しいお店を探すということをしなくなってしまいました。
なので、今から美容室系のサービスで勝負するとしたら、そのあたりで面白いものが作れるんじゃないかなと思いました。
(まあ美容室側が欲しいのは安定したリピーターだと思うので、必要とされないかもしれないですが…)
フラミンゴ - いつでもカフェ留学
3.6.0
2018年7月6日
いつもフラミンゴをご利用いただきありがとうございます!
このバージョンでは、フラミンゴをさらに快適に使って頂けるように、下記のアップデートを行いました。
- 講師のプロフィール画面にオススメの先生が表示されるようになりました
- 講師がレッスン内容、対象者を設定できるようになりました
- チャット一覧のデザインが新しくなりました
- いくつかのバグとデザインの調整をしました
また最近、登録講師が4,000人を突破しました!先生を選び放題ですね。
先生の詳細ページの下部に、同じ地域で教えていてる別の先生が紹介されるようになりました。
検索結果ページに戻らなくても、どんどん気になる先生を探せるので良いですね。
でも今回紹介したいのはそこではなく、「先生をお気に入りするとすぐにメッセージを返してもらえる」というこのアプリの体験設計です。
アップデート前からあって、おそらくこのアプリの中でかなりコアな機能なんじゃない感と思うのですが、先生側は「お気に入り」というアクションだけでコミュニケーションが始められ、予約側も次のアクションのハードルが心理的にグッと下がっているなと感じました。
53.0
2018年7月9日
Instagramに、以下の3つの新機能が登場します。
* Instagram Directでビデオチャットが可能になりました。スワイプして既存のスレッドを開き、右上の動画アイコンをタップすると、最大4人とビデオチャットができます。
* 発見タブの上部に、各自の趣味・関心に合ったトピックチャンネルのトレイが表示されるようになりました。
* IGTVで、お気に入りのInstagramクリエイターによる長尺の縦型動画をご覧いただけるようになりました。フィード右上の新しいアイコンをタップするとコンテンツをお楽しみいただけます。
最後はまたInstaです。
3つのアップデートのうち、「発見タブ」の上部のトピックチャンネルを紹介します。
確かもともとこの部分には「人」がオススメされていたと思うのですが、「トピック」に変更されたようです。(違っていたらごめんなさい)
このトピック、UI的にはタブなのですが、背景に写真が入っていることでどんなコンテンツが見られるのか視覚的・直感的に分かるよう工夫されているなと思いました。
「押せそうな形」にこだわっている感じ、スクロールすると付いてくるのですが少し小さくなるところ、「検索」を使いたいときは少し上にスクロールを戻すと、一番上まで戻らなくても検索窓があわられるようになっているところなど、細部まで作り込まれていて、サービスへの愛情のようなものを感じました。
前回から少し時間が開いてしまったので盛り沢山になってしまいましが、今回も興味深いアップデートばかりでした。ぜひ普段の設計・デザイン業務の参考にしたいと思います。
もう少しそれぞれのアップデートの裏にあるサービスの戦略のようなものを紐解けるようになりたいなあと思うので、今後も頑張って続けていこうと思います。
次回もたくさんのアプリがアップデートされることを楽しみにしています。
※個人的な観察としての記録が主な目的のため、しっかりと調査などは行なっていません。誤りなどありましたらそっと教えていただけるとありがたいです。