
グラフィックレコーディングやってみよう
グラフィックレコーディングのワークショップに参加して、得たものをチームに共有した話をまとめてみます。・グラレコワークショップに参加しました・デザインチームでもやってみました・やってみた感想など
グラレコワークショップに参加しました
半年ほど前ですが、docomoさんで開催された、清水淳子さんのグラフィックレコーディングセミナーに参加しました。
4〜5人のグループに分けられて、まずは似顔絵付きの自己紹介。
初対面のグループメンバーの似顔絵を描きあったのち、棒人間に表情をつけるコツから、文字だけの情報を元に、視覚的に人に伝えるトレーニングなど、ワークショップ主体でとても得られることの多い素敵なセミナーでした。
デザインチーム内でもやってみました
自分だけで独り占めしておくのは勿体なかったので、デザインチームの朝活でやってみました。
グラフィックレコーディングというと、ライブで書いているとは思えないようなクオリティのものが多く、感度が高い人ほど目が肥えてる場合もある気がしています。
私も模造紙やホワイトボードいっぱいに、表情豊かなイラスト+カラフルなプロッキー書体で描かれたものがグラレコと思っていた時もありましたが、実はみんな普段から、決めたことをノートに書いたり、箇条書きでも項目同士の関係性を線でつなげたり、大事な部分を強調したり、それってすでに無意識にグラレコしてるかも、という話からスタートしました。
30分ほどの短い時間だったので、自己紹介は割愛し、いくつかのお題で時間が許す限り、グラレコをしました。
それぞれ同じ表現になることが少なく、後から眺めてニヤニヤしました。
(写真を撮っていなくて残念)
極めた先ははファシリテーター?
小さなことから始めて自信がついてきたら、こんなこともできちゃうかも、という妄想話でも盛り上がりました。
とある事業会社のデザイナーだったとして、「無農薬野菜の通販を始めよう」という企画に参加することになりました。
アライアンス担当は農家との契約を、事業担当は価格や運営体制を、また別のメンバー、野菜だって言ってるのに果物を売ることを気にして好き好きに話すので、会議がなかなか進みません。エンジニアも気にすることがたくさんあって、話すタイミングを窺っています。
デザイナーだってもちろん、気になることはたくさんあります。
サービス提供はアプリメインなのかWEBも必要なのか、管理画面はどの程度のボリュームになりそうか…。
でも会話は並行線で、みんなモヤモヤ、しだいにイライラなんて経験、覚えがある人もいるのではないでしょうか。
(ここまで質の低い会議は今時少ないかもしれませんが…)
そんな時、すっと立ち上がって、みんなが気にしていることや、課題の相関関係、意思決定のために必要なことなんかを、トントントンとホワイトボードに整理して、会議のゴールが見つかるようにみんなを促す…なんてことができたら、かっこいいですよね。
…ちょっとグラフィックレコーディングよりファシリテーションの意味合いが強くなってしまいましたが、声の大きい人が主張ばかりしている会議が有意義なものとなってみんなハッピーになるための一歩を踏み出しましょう!と締めくくりました。
やってみた感想など
勉強会後、新人デザイナーのAさんが、デザインチームでウォッチしているAnalyticsのデータを手書きのグラフでまとめて全社にシェアしてくれて、色々な部署のメンバーから感謝をもらったり、そこでディスカッションが生まれたりと、とても嬉しかったです。
自分ではちょっと背伸びをして、プロジェクトの目的とコンセプトをA3くらいの紙に描いて、デザインレビューやリリース判定のときなどに常に見えるところに置き、コミュニケーションロスや目的迷子の回避に役立てました。
色のつけ方や、使いやすいペンなどは、やりながら見つけていくのがいいんだなと思いましたが、個人的にはこんな感じで使い分けています。
他にも、まずは自分のノートをイラスト付きで取るようにしたり、MTGで自分の理解できなかったことをホワイトボードに書いてみたりなど、実践したよ!と言ってくれる人がいて、やってよかったなと思いました。
勉強会にあたり、清水淳子さんのワークショップ内容(非公開)や、GoodPatchさんの下記のブログを参考にさせていただきました。
ありがとうございました。
https://goodpatch.com/blog/graphic-recording-study-group/