「実験には失敗がつきものだ」とやっと思えるようになってきた 〜 人生は壮大な実験である
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「人生は壮大な実験である」。
これは本田直之さんが2015年に言った言葉だが、僕も本当にそのとおりだと思う。
僕は自分の人生を38歳までの「第1ステージ」、38歳から50歳までの「第2ステージ」、そして51歳からの「第3ステージ」に分けて捉えている。
第1ステージにおいては、僕は自分の人生に起こる波乱万丈を肯定的に捉えることができず、流されるようにして生きていた。
もちろん100%流されていたわけではないが、とにかく圧倒的に自己肯定感が低く、いつも「どうせ自分なんて」と嘆きながら生きていた。
周囲から見たら身長190cmもあって学生時代はモデルやバーテンのバイトをしたりして、両親ともミュージシャンで港区西麻布に住んで、英文科に通って英語がペラペラで、なぜ自己肯定感が低いのか、という話しになるだろう。
でもそういう問題ではないのだ。身長が高いことも麻布に住んでいることも両親がミュージシャンだったたことも僕自身が努力して獲得したものではなかった。
僕は周囲から背の高さや住んでいる場所のことを褒められるたびに「自分はニセモノだ」という想いを強くした。
まあこの話しは今日のメインテーマではないのでまたいつか別のタイミングで書くとして、とにかく僕は第1ステージにおいては自分らしい生き方ができなかった。
ずるずると30代後半を迎えたとき、僕はバンジージャンプをした。
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