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パソコンが写真データで満杯になってきた話と以前一瞬写真データ全てを消してしまった話

最近の個人的な悩み

嫌な予感はしていました。でも、何だか考えたくなくて後回しにしていた日々。

今まで、Windowsが出てからずっと、自分用のパソコンは持っていました。
でも、決して使いこなしているとは言えません。
いつも新しいのを買うときは、今度こそ、勉強して、しっかり使って活用したい、と心に誓いました。
でも、結局そんなことはなく、しかし時間の経過とともに古くなるだけは古くなって、そのうち買い替えることに。
捨てる直前のパソコンのデータ使用量を見ても、いつもほとんどスカスカでした。

それが、写真を撮るようになってから、データ量がみるみる増えていって、ついに、何か対策を取らなくてはいけない段階に来てしまいました。
写真も特にRAWデータを残すようになってから急激に大きくなった感じです。

私の画像編集の能力も大したことないけれど、例えば「ちょっと暗くしすぎたな、もっと明るくしたいな」というのも、JPEGでやるとなんだか白い霞がかかったような出来になるところを、RAWならばきれいに明るくできるので、やはりRAWは使います。

心配になって確認すると、写真データも含めた全てのデータでパソコン本体のストレージの8割が使用済みになっていました。(もともとのサイズが小さかったとも言えます(300GB)。このPC、実は娘のお古で、娘はデータ量が増えたら外付けHDD(またはSSD)を付ける心づもりだったようです)

どこかで読んだ話によると、パソコンのストレージというのは常に1割は空けておかなければ動作がおかしくなる、とのこと。今はまだ空きは2割あるものの、このままでは早晩1割に達してしまう、という焦り。

実はさらなる懸念があって、それは、私はこれまで「データのバックアップ」というしゃれたことをほとんどやってこなかった、ということです。

もちろん、パソコンの引っ越し、という時には慌ててやっていましたが、のど元過ぎると熱さ忘れる、で結局デイリーにはやらないことに。

で、この度、写真データ用の外付けHDDの導入とともにバックアップの態勢も整えようと考えているのです。
しかし、それが何だかはかどらなくて・・・。

データ整理をしたくないかつてのトラウマ

写真データ整理をあまりしたくない原因に、かつて失敗したときの記憶があります。

10年近く前のことでしたか、その時もパソコン内で写真データがごちゃごちゃになっているのが気になって、整理をしていました。

今はメーカーや設定にもよるとは思いますが、写真データはPCに取り込むとき、日付ごとのフォルダーが自動生成されますが、フイルムカメラからデジタルに移行したての頃は、フォルダー名を自分で設定する方式でした。それで、将来的なことも考えず、行き当たりばったりのいい加減なフォルダー名にしていて、さらに、そのフォルダーをどこに置くかも私の中で決まっていなくて、それも混乱のもとでした。

デスクトップやあちらこちらに入り込んでいた写真ファイルを1か所に集め、分かりやすいフォルダー名にしてまとめて整理したり、何かの過程で同じものが複数あったら片方は削除する、失敗写真を削除する、などの作業をしていました。
つまり、データの確認、移動、コピー、削除、ファイル名やフォルダ名の変更などの操作を繰り返していたのです。

長時間の作業でだんだん疲れが出ていたころ、ふと、何と、家族の写真、ほぼすべてが入っていたフォルダーをうっかり削除してしまったのです!

直後に失敗に気づきました。今だったらそろっとコントロールキーZのキーを同時に押すと一つ前の操作を取り消せる、ということを知っているので、そうするでしょう。でも、その時は知らなかったのです。

もう頭の中は真っ白冷や汗も出てきて、「私が預かっていた、家族の大事な思い出写真が全て消えてしまった」という衝撃的な事実が私を圧倒します。「どうしよう」「家族に申し訳ない」「何て私はダメなんだろう」

しかし、削除したと言っても、本当にPC内のHDDからいきなり完全に消えたわけでなく、ラベルのようなものが消えただけなのでやり方によっては復活させることは出来のでは、とは思っていました。

どうすればいいのだろう?当時、利用していたプロバイダーのサービスで「何でも相談窓口」というのがあったのでそこに電話したら、それはパソコンメーカーに聞いてほしいと言われ、当時使っていたパソコンメーカー(HP/ヒューレットパッカード)の相談窓口に電話しました。

例によって待たされた後、ついに電話に出てくれたのは明らかに日本語ネイティブではない女性の方でした。気が動転していた私は、もうほとんど泣きつくように事情を説明しました。すると電話の向こうからお姉さんが「落ち着いてください、大丈夫です」と励ましてくれました。

こちらはかなり混乱中で正確には思い出せないのですが、どうも私が削除したのはエクスプローラで見るなら上の方にあるピン止めされたピクチャ内のもの。
お姉さんに言われるまま、その下の「PC」の「Windows(c)」の「ユーザー」の中の個人名のフォルダを開けると、またその中に同じように「ピクチャ」があり、そこにはなんと、さっき消したはずの家族写真のフォルダが残っていたのです(何故そうなっていたかは分かりませんが)。
その後、電話で指示される通りに操作しているうちに、ついにピン止めのピクチャに家族写真フォルダを復活させることが出来たのです。

その時はもう、嬉しくて嬉しくて、また泣きそうになるぐらいで、その人が目の前にいたら何かお礼をしたいところでした。そう話すと、「これが私の仕事なので大丈夫です。喜んでいただいて、私も嬉しいです」と謙虚に言われまた泣けてきました。

ということで、その時は事なきを得ましたが、デジタルデータの恐ろしさ操作を誤ると長年蓄積してきたデータも一瞬で消える」という教訓を得たのです。

もっとも、よく考えたら今回の場合、Windowsのデスクトップ画面に「ごみ箱」というのがあって、そこに誤って消したものも入っているはず。それを選んで「元に戻す」を選択すると何も複雑なことをせずとも戻ったはず・・・いやはや、何を大騒ぎをしていたのか、ということですが。

とにもかくにも、今や現実にパソコン内のデータが満杯になりつつあるところ。整理整頓、外付けHDDを設置しての新しい態勢作り、何とか勇気をもってやり遂げねば・・・。

ここまで読んでくださってありがとうございました。


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