初めての単焦点レンズ25㎜(35㎜判換算50㎜)F1.8
個人的なカメラ歴の振り返りです。
コロナが第5類に移行とのタイミングで、念願の写真教室に通い始めました。カメラにはいろいろな機能があるのに、一人ではいつまでたっても使いこなせないままだったし、F値、絞り、露出・・・と、分からない言葉が多すぎるので。
教室に入る当初思ったことは、「カメラを趣味にするとお金がかかるというが、私はプロになるわけではなく、今ある機材を使いこなせればいいので、極力お金をかけないようにしよう」。
今思い返すとつらい気持ちになります。
1回目で各自カメラの設定をして、2回目で実際に撮ってみようとの流れ。1回目の最後に単焦点レンズを買ってくるように言われました。標準レンズ、35㎜換算の50㎜、私の場合はマイクロフォーサーズなので25㎜になるはず。「高いのを買う必要はないですよ。3万円以内で買えるはずです」そう言われました。
その日の帰りにヨドバシカメラに行って、該当するレンズを買いました。3万円を若干超えていましたが。
M.ZUIKO DIGITAL 25㎜ F1.8 137g
その時、私が持っていたカメラはオリンパスPEN E-PL9。
ダブルズームキットなので最低限のレンズは付いています。でも、それを買った時、交換レンズのパンフレットをもらいました。そのパンフレットは今、手元にないのですが、「交換レンズ、何それ?」という初心者にわかりやすいように、同じ位置に立っている女の子を撮った、広角、標準、望遠の対応レンズごとの写真が載っていました。
なので単焦点についてのうっすらした知識はあったものの、「キットのズームレンズがあるのに、わざわざ単焦点を買い足す?」と購入には至っていなかったのです。
それが、教室に入るやいきなり「単焦点レンズを買ってきてください」と。でもここで買わないわけにもいかないでしょう。高く感じましたね。
「えー、こんなのいくつも買っていたら大変。最低限にしなきゃ」と思いました。
初単焦点レンズ
初めて単焦点レンズを使った印象は「すっきり、くっきり、霧が晴れたように撮れる」でした。しかし、もう一つは「遠いものが大きく写せない」と「広く撮ることが出来ない」です。下がったり近づいたりして足を使うことが大事とのことですが、物事には限度というものがあるし・・・。あまりのもどかしさに呆然として汗が出てくる始末でした。
画角について、換算50㎜は「標準」と言いますが、予想外に狭い印象でした。
昔実家にあった「ピッカリコニカ」は今調べると 換算38㎜、F2.8だったようで、やや「広角」だったのですね。
また、PENのキットレンズも14㎜(換算28㎜)スタート、所有しているコンパクトデジカメも換算24㎜スタートで、レンズをのぞけば広角なのが当たり前だった、ということなのでしょう。
なのでいきなり「標準」画角のみで撮る、ということに違和感を感じたり、また新鮮味を感じたりもしました。
そしてこの標準レンズでたくさん撮ることが上達の近道だと・・・。
ところで、この「換算」ってわかりにくいですよね。
フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズとはセンサーサイズの違いになります。センサーサイズが違うとレンズについて、同等の画角の写真を撮るための焦点距離が変わります。
フルサイズのレンズの焦点距離は、そのままの㎜数を言えばいいのですが、マイクロフォーサーズのレンズでは同じ画角のレンズの焦点距離はその半分の数字になるのです。
それでマイクロフォーサーズの25㎜レンズに「35㎜判換算50㎜相当」といった言葉がくっつくのです。(この35㎜判換算の35㎜というのはフイルムの幅のこと。フルサイズ換算とも言うらしい)
もっと複雑なのはAPS-Cのレンズで、フルサイズの標準50㎜が≒「35㎜」になるらしい。(細かく計算すると50÷1.5で33.333・・になる?)
マイクロフォーサーズの自分とAPS-Cの人とレンズの話になると計算できなくなって言葉に詰まります。
分かりにくい説明で申し訳ありません。書きながら涙が出てきます。
こういうところが、「カメラは難しい」、と思ってしまう場面ですね。
以下、初めの頃撮ったマイクロフォーサーズ標準25㎜単焦点レンズでの写真です
しばらくは、レンズ遍歴などを書いていきたいと思います。
それではまた。