【自分語り】2025 勝負の一年
昔から、怒られないようにそつなくこなすのは得意な方だったと思う。少なくとも、ある程度努力すればできないことはないと思って生きてきた人生であった。それは単に僕が器用だからとか賢いだからとかを自慢したいわけじゃなくて、他の人にできて自分にできないのが悔しくて時間をかけた結果だと思う。学校の5段階評価なら4、偏差値なら60前後くらいの位置になら頑張ればいける自信はある。
でも、僕は何一つ自信を持って「極めた」と言えるものがパッと思い浮かばない。
受験勉強にしても、野球にしてもある程度努力はしてきたつもりだし、それを特にしんどいとも思わず、楽しいと思って取り組んできたつもりだ。しかし、ふと後ろを見た時に全部中途半端だったなと思ってしまう。受験勉強ももっと頑張れたんじゃないかと思うことがあるし、野球でも甲子園に出たわけじゃない。その中途半端が、常に僕の足を引っ張っているような気がする。何か自信を持ちきれない。そんな気持ちが常にある。
そんな背中にいる何かとも、来年でおさらばしたいと考えている。僕は今、一つの極みに挑戦している。それは英検だ。
大抵の人は2級か準1級に合格すると英検に挑戦するのをやめてしまうと思う。僕もそうだった。それもまた僕らしいと思う。
常に自分より優れた人間に恵まれて生きてきたからこそ、劣等感を感じることが多かった。それを悔しいと思える自分がいるからある程度頑張ることができたのも事実である。一つくらい、見上げる上がないようなものがあってもいいんじゃないか。それが英検一級合格になればいいと思う。別に英検一級が最上だとは思ってはないが、少なくとも英検という界隈の中では最上だ。そんな頂点の景色を少しでも見てみたいと。
英検一級に受かっても、満足する自分だとは思わない。おそらく「上には上がいる」と実感するだけなのだろう。そしてまた新たしい劣等感が自分の中に生じるのかもしれない。でも、少なくとも今は英検一級に合格したい。初詣では神様の力をもらいに行こうと思う。
その先のことは受かってから考えればいい。