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【1】国際交流イベントの開催とそのキッカケ
note更新、独り言、メモ用、暇つぶしなので期待しないでください.…
1年前から
陰ながら行動をしていた多文化サッカー交流会の開催。
なんだかイベントは大きくなっていき、
今では10カ国40人以上の方が参加するイベントまでに。
そんなイベントの開催のキッカケと見えた世界について
4つに分けて投稿する。
今回は1つ目「国際交流イベントの開催とそのキッカケ」について。
イベント始まりのきっかけは
スペインでの留学生活で初めて自分が「外国人」の立場になったとき、
不安と孤独を感じたから。
差別や侮辱も日常茶飯事で。
練習では監督もチームメイトも「Chino」「Dame, chino!」と呼ぶ。
中国人、パスをよこせ。という意味。
名前は何度も伝えたし、「Takeと呼んでくれ」と言ったが
いつになっても「Chino」と呼ばれる。
ときには
吊り目ジェスチャーで「Como Japonés」と目の前で言われる。
「まるで日本人のようだ。ははは。」と。
色々なチームに練習参加したが、弱いチームに行けば行くほど
差別がひどいと感じた。
その反面、強いチームへ行けば行くほど、
温かな人々がいることも知ったり。
ある日、
アウェイの試合後、電車の定期がドンピシャで切れた。
定期カードの更新が機械のエラーでできず、
駅員に相談しても無視され、隠れられ、電話のふり、助けてもらえず、電車に乗れず、
4時間かけて帰ったこともあった。
その日、別の駅まで1時間かけて歩き、
その駅で定期のチャージをする時、
隣に来たスペイン人の女性が
「やり方わかる?やってあげるよ」
と助けてくれたとき、本当に泣きそうになった。
もしもあの女性が助けてくれなかったら帰るのに8時間かかっていたと思う。
黒人のチームメイトもひどい扱いを受けていた。
アジア人差別と黒人差別、どちらがひどいかはわからないが、
うちのチームでは黒人差別がかなり酷かったと思う。
けれど、悪いことばかりじゃない。
チームメイトは日本語を覚えてきてくれたり、
監督はポケモンGOを始め、餃子にハマったと言ってくれた。
ある日、監督が遅刻、
原因はポケモンのゲットに苦戦したと言う。
意味がわからないが、
ちょっと嬉しかった。
スペインでは、
公園に行けば、いつも「サッカーしようぜ」と声をかけられる。
フットサルコートで3対3が始まり、「俺も入れて」「私も!」と次々に増えていく。
気づけば10対10。服の色もバラバラ。
誰が味方で誰が相手なの?
でも、それが楽しくて。
点を決めれば大盛り上がり。
ハイタッチして、ハグをして、言葉が通じなくても友情が生まれる。
ストリートサッカーには国籍も年齢も性別も関係ない。
不安や孤独をサッカーで吹き飛ばし、人の優しさを感じることができた。
ストリートサッカーに差別なんてもってのほか。
日本に戻ってからも、外国籍の人と接する機会が多かったぼくは、
自分が「外国人」になったことで、
日本に住む外国人に対して、もっと力になりたいと思うようになったし
サッカーで見えない壁を越えれることを知って欲しいと思った。
そんなことが
国際交流イベント開催のきっかけである。
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「イベント開催への一歩、ポンコツ行動」
ではまた〜👋