リベサガから感じるロマサガ3リメイクへの大きな不安
今回はニケではなくリベサガについて書きます。見返したらかなりの駄文でした。
本文をまとめると以下の通り。
・リベサガはとても面白いゲームでした。
なんちゅうもんを…なんちゅうもんを…つくってくれたんや…!
・ただ割と大きな穴もあるゲームではある。ただし自分を含め原作ファンであればその穴は見なかったことに出来る。
・しかしその穴はロマサガ3リメイクを作ったときにとんでもなく大きくなり、原作ファンでも看過できないレベルになるのでは?
では本文に入ります。
リベサガは本当に、本当に面白かった。
リベサガ、本当に素晴らしいゲームでした。
特に1週目はまるで初めてSFC版をプレイしていた時のような感覚であり、それこそ本文のまとめでも書いたような美味しんぼのネットミームである京極さんと同じ気分でした。
しかし数ヶ月たって冷静にプレイし直すとやはり粗も見えてくる所があるものです。
セリフの改変いらなくない?
よく言われるのはコムルーン火山噴火イベントでの締めのサラマンダーとの会話シーンです。
原作では選択肢ではなく皇帝とサラマンダーが普通に会話するため何の違和感もなくむしろぐっとくる名シーンなのですが…。
リメイク版では皇帝のセリフが選択式方式になっており、前後の文脈がつながらないセリフが発生してしまいます。
恐らくブルーアーカイブのように選択肢ではなく、セリフを分割して表示するという表現だと思うのですがこの手法はここ含め二~三カ所しか登場せず、他の所では普通の選択肢のため、いきなり皇帝が変なことを言い出したように見えてしまいます。
もちろん封印の地でのテレーズのようにジェラールへの気遣いが伝わる良い改変もあるのですが、何故かノエルを持ち上げるようになったデザートガード等、例えに出したもの以外にも変な改変がいくつかあるので個人的には引っかかる部分でした。ただこれ単独であれば些細な部分ではあるのでわざわざ記事を書くほどのことではありませんでした。しかし、以降の話にも関わってくるため見落とせない点となってしまいました。
七英雄の記録、いらなくない?
本作一番の不満点はここです。
そもそも七英雄の記憶自体はロマンシングサガが舞台化された際のストーリーをコンパクトにまとめたものではあるのですが…。
・唐突に波乗りおじさんになったスービエ
・露骨に実は良い人アピールされる"悪役"の七英雄たち
・あまりにも扱いが雑すぎるクジンシー
・ただプレイヤーの胸くそを悪くするだけで去っていく大神官
等々
正直もう見たくないなと思ってしまうほど出来の悪いストーリーでした。
吸収法で性格が変わった(という設定)とはいえ各々のキャラクターが同一人物からの地続きに見えないのが一番の難点とは思います。
設定的に他人の性格吸ってるんだからそう見えないんでは?という解釈も出来なくはないですが…。ただ正直に申し上げるとテキストにその説得力がなかったと思います。
ただし、それを込みでも滅茶苦茶面白いゲームではありました。こんな後付けは公式が勝手に言ってるだけだからほっとけばええんや!とプレイ中は脳内補完していました。
しかしプレイ後にXで今回の開発会社であるXeenにロマサガ3もリメイクしてくれ!と言う声が大きくなってきたとき、私はとても大きな期待と共にとても大きな不安が襲ってきたのです。
リベサガのままロマサガ3を作ったら劣化リベサガでは?
まずハッキリと言ってしまいますが、ゲームとしてはロマサガ2の方が3より面白いのです。
ロマサガ3ってロマサガ2から皇位継承や都市開発、年代ジャンプや領土拡張、マスターレベルなどの面白さを支えるシステムを全部取っ払う代わりに多種多様なキャラクターと数々のミニゲームで補うゲームなんです。そしてメインストーリーが2以上にスッカスカなんです。
ミニゲームについてはここでは割愛するとして、多種多様なキャラクターをちゃんと魅力的に表現できるのだろうか…?
そしてあのスッカスカでなんで四魔貴族と戦いアビスゲートを塞いでるのかが全くわからないストーリーをどうにかできるのだろうか…?
と二つの疑問が出るわけです。これが駄目だとただ単にミニゲームの代わりに面白い要素が減ったリベサガが生まれてしまうのです…。
僕がロマサガ3に求めること
ロマサガ3リメイクへの不安はたった一つ、テキストだけです。ここはもう河津神を召喚して大幅に改変するか、テイストは変わりますがサガのテキストを書くのが上手いベニー松山氏に書いてもらえるのが理想です。
もっと言えば七英雄の記憶を作ったとちぼり木氏を関わらないようにしていただければそれで満足です。よろしくお願いします。