夏競馬クイズ⑤アイビスSD 解説
問題
アイビスサマーダッシュに関する次の4つの記述のうち、【 間違っている 】のはどれ?
①1枠が連に絡んだのは0回
②3枠が優勝したのは0回
③7枠が優勝したのは1回だけ
④大外の馬番の優勝は1回だけ
解説
間違っているのは③の7枠の優勝回数です。
外枠有利の新潟直線1000mのコースにおいて、7枠は優勝1回ということはなく、第1回の2001年からの23回で4勝(最多は8枠の8勝)しています。
2006年優勝 サチノスイーティー(7枠13番)
2007年優勝 サンアディユ(7枠13番)
2013年優勝 ハクサンムーン(7枠13番)
2021年優勝 オールアットワンス(7枠14番)
ただ、「じゃあ大外が最高だよね」とはなりません。
外ラチに馬が殺到することもあり、大外の馬番の馬はこれまで1度しか優勝しておらず④は正しい記述でした。
2008年優勝 カノヤザクラ(18頭だて18番)
反対に最内の1枠は苦戦の連続で、最高順位は3着。2着以上は1度もありません。
①は正しい記述です。
また出走が15頭以下の場合は1枠は1頭しかいませんので、その点でも上位に来る馬は少ないです。
2008年3着 アポロドルチェ
2021年3着 バカラクイーン
2023年3着 ロードベイリーフ
3枠は2着が1度ありますが、優勝はありません。
②の記述は正しいです。
しかし、3着も1度しかなく、馬券になった回数では1枠を下回っています。
2008年2着 シンボリグラン(3枠5番)
2022年3着 ロードベイリーフ(3枠5番)
一方で、内枠ながら健闘しているのが2枠です。
記念すべき第1回をメジロダーリングが制して以降、3勝を積み上げて合計4勝。枠別の勝利数では、なんと2位タイです。
5枠と7枠も同じく4勝していますが、出走頭数14頭以下で2枠が1頭しかいない年が、23回中6回もあったことから、出走した頭数を加味した勝率では5枠7枠を上回ってますね。
2001年優勝 メジロダーリング
2011年優勝 エーシンヴァーゴウ
2014年優勝 セイコーライコウ
2023年優勝 オールアットワンス
アイビスサマーダッシュは、GⅢとはいえ直線競馬としては国内では頂点にあたるレース。スピード自慢が集結します。
もちろん馬の実力が前提にありますが、脚力が拮抗するなかで枠の有利不利も大きく結果に影響してきますね。
今年はウイングレイテスト、チェイスザドリーム、モズメイメイあたりが有力候補になりそうですが、果たしてどの枠に入るでしょうか?要注目です。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?