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20240916: 忘れられない夏休み

今日は祝日。朝起きてお風呂に入ってご飯を食べて、ゲームを軽くしてからカフェで仕事をして、家でご飯を食べながら映画『風立ちぬ』を観た。

今週は火曜の半日しか仕事をしないので、少しでも今日のうちにタスクを片付けおきたかった。と言ってもタスクもそんなに多くはない。プロジェクト運営上の必要最低限のタスクをやっていればそれ以上は本を読んでいた方が生産的だ。それほどに今いる会社の状況は良くない。自分が何をしても前に進まない。来月には転職活動を始めなければ。

『風立ちぬ』を初めて観た。とても感動した。
夢に生きつつも時代の流れに呑まれ、せっかく結ばれたヒロインとも切ない最期を迎える、なんともやるせなさの残る作品だった。

1人の人間の半生に焦点を当てた作品で、人生で起こる様々なイベントへの喜びや悲しみ、様々な感情を追体験する中、彼の作った零戦にはパイロット1人1人が各々のストーリーを持ちながらも出撃をして1機も戻らなかったことを考えると、この作品を通して体験した彼の人生も大きな時代の流れの中では瑣末なことだ、と言われているようにも思え、1人の人間のちっぽけさを感じたりもした。

それにしてもジブリ映画の女性はなぜああも魅力的なのか。清純で礼儀正しく、気遣いができて精神的に自立している。昔からジブリ映画を観ていて、自分の理想の女性像に大きな影響を与えてきたのだろうな、などと思ったり。。

これからはもっと日常的に映画を観ようと思う。中学3年の夏休み、中高一貫で高校受験もなければ部活は引退して時間と体力が有り余っていたところ、近所にTSUTAYAができたので毎日のように映画を観ていた時期があった。

ちょうどこの頃ビートルズを聴き始めたこともあってあらゆる音楽と映画への興味が湧いた自分にとってTSUTAYAは宝庫で、名画や名盤を調べてはTSUTAYAで借りて鑑賞する、ということをしていた。

映画などは特にその当時の自分には早すぎて響かなかったものもあったが、今振り返るとここで異文化や歴史、芸術といったものに漠然とした興味関心を寄せ始められたのは、自分の人生で今を生きる上で大きな一つの原動力となっており、結果良い時間の過ごし方だったと思う。

そうした、映画を観る、映画でなくとも何らかの作品を鑑賞してその複雑な情報や表現から何かを感じて、それを自分の中で言語化して自分の血肉とする、という流れは自分のコアとなる価値観を作ってくれるし、何よりこうしたことに時間を使えることこそが生活の豊かさでもあると思うので、今後はもっと意識的にこうした時間を作っていきたい。

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