文系卒がSEになること~前編~
就職活動をしているなかで、システムエンジニアやプログラマーという職業と出会うことがありましたか?
それらの職業は理系の技術職であるため、
文系の私は採用されないだろうなと思って諦めたり、
文系の学生を積極的に採用するというけれど入ってみたら合わないとかありそうだなとためらったり、
そもそもどんな仕事なのかと疑問に思ったりすると思います。
今回は、文系の学生向けに、システムエンジニアやプログラマーとはどのような職業なのか、
文系卒でも仕事にできるのかを中心に話をしていきます。
目次
~前編~
1筆者プロフィール
2システムエンジニアやプログラマーの仕事内容
①システムエンジニアとプログラマーの違い
②業界用語の解説
~後編~
3文系卒でSEになってみて
①文系卒でできるのか
②難しいこと
③必要なスキル
4最後に
1筆者プロフィール
この記事は筆者の個人的経験に基づく内容になっています。
そのためバイヤスがかかるのは当然のことです。
なので、まず、筆者がどのような人物かというのを明らかにして、バイヤスの部分を見極めてください。
2016年に4年制大学を卒業し、現在のソフトウェア開発の会社にシステムエンジニアとして入社しました。
大学では文学部で中国文学を専攻していました。
文系中の文系卒です。
さて、2017年の春で社会人2年目になりました。
この1年間のうち、半年が研修期間、半年が業務に携わっていました。
研修では、ビジネスマナーや文書の書き方といった社会人スキルの研修と、
プログラム開発の研修の2つを受けました。
業務では、プログラム開発やプログラム修正を中心に携わりました。それ以外では、議事録を書いたり、設計書の修正をしたり、テストをしたりしていました。
ここまで読んで、プログラム開発とプログラム修正ってどう違うの?
設計書ってなに?テストってなに?とわからないことが出てきたと思います。
次項で詳しく説明していきます。
2システムエンジニアやプログラマーの仕事内容
①システムエンジニアとプログラマーの違い
システムエンジニア(以下SE)とプログラマー(以下PG)の違いを分けるのは会社によって異なりますが、
簡単に言えば、SEはシステムの設計を考える人、
PGはそのシステムを作成する人です。
とはいえ、会社やプロジェクトによっては、
SEがPGの部分を担当したりします。
参考サイト
https://hataraku.vivivit.com/works/pgse
②専門用語の解説
実際の業務の流れの順で、専門用語の解説をします。
主な業務の流れは以下の通りです。
要件定義→基本設計→詳細設計→開発/修正→単体テスト→結合テスト→運用テスト
それぞれの工程の説明をしていきます。
*要件定義(主担当:SE)
この工程では、顧客の要望を聞き出して、実現方法を提案する工程です。
営業職に近い部分です。
顧客が抱えている課題をシステムやITで解決しようとすると、どのような解決方法があるかを探し、提案することが中心です。
*基本設計と詳細設計(主担当:SE)
この工程では、要件定義の工程で確定した解決方法を、実現するために文書化する工程です。
基本設計書と詳細設計書の2種類を作成します。
基本設計書では大まかなことを書き、詳細設計書では細かく書きます。名前のまんまです。
簡単に言えば、
基本設計書では「にんじんを切って焼く」と書き、
詳細設計書では「にんじんを輪切りにして、表面の色が変わるまで焼く」と書くような、イメージです。
*プログラム開発とプログラム修正
(主担当:PG)
この工程では、前工程で作成した設計書を元に、システムを作成します。
プログラム開発では、0からプログラムを作ります。
一方、プログラム修正では、既に完成しているプログラムに手を加えます。
例えるのであれば、
プログラム開発は、出汁から作る手作りラーメンで、
プログラム修正は、ラーメン屋のラーメンにちょい足し食材を探してトッピングするような、イメージです。
イメージです。
*単体テストと結合テストと運用テスト(主担当:PGとSE)
この工程では、出来上がったプログラムを検査する工程です。
設計書どおりに動くか?
エラーが発生しないか?
データのやりとりは適切か?
顧客の環境でも動くか?
という具合でプログラムの品質を確認していきます。
おおきな業務の流れは以上です。
新人SE・PGであれば、プログラム開発・修正やテストの工程の作業が多いと思います。
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