心臓リハビリテーション指導士〜自験例報告書書き方講座 Vol.1〜【まずは前提条件を掴もう】
筆者の自験例報告書の書き方を読みにきてくれた方には御礼申し上げます。
心リハ指導士を目指す方もそうでない方もこんにちは☺️
つゆかんです🐈
今回からは心不全療養指導士だけではなく、
心リハ指導士の報告書の書き方について
ポイントやコツを発信していきたいと思います
記載のためのポイントを押さえて効率よく記載しましょう。
本番は試験ですからね。
今回は書き始める前に読んでほしい前提について触れます。
筆者は2018年度に心臓リハビリテーション指導士、2019年度に腎臓リハビリテーション指導士に受験し合格
普段より看護師として多職種リハビリテーションチームの運営に携わり、
最近は心不全療養指導士の症例報告書の書き方相談や添削を行なっております
そちらのnoteも心不全療養指導士の報告書のために参考になると思いますので、
合わせてご覧ください。
前提①報告書の方向性
まず、この自験例で求められているのは、
指導士として運動処方ができることです。
そのために、①運動処方についての知識とプロセスについては、
②患者指導・教育と別にされていることが特徴です。
したがって、この報告書の向かう方向として、
記載されている患者情報、アセスメントが、患者への運動処方と患者指導に繋がっているかどうかを意識してください。
前提②症例の選び方
基本的には様々な疾患、病期、年齢などがあるといいと言われています。
極端なことを言うと、症例全てが急性期の心筋梗塞では、本当に心リハやってたの?となってしまうわけです。
あくまでこの報告書は、心リハの経験を示すものなのであることを意識してください。
あとは、決してうまくいった症例や困難事例を持ってくる必要はありません。
どのようなアセスメントのもと、専門職としてどのように関わったかを端的に記載してください。
「もっとこうするとさらに良かったなぁ」というのは、
専門家としての評価として考察欄に記載があれば十分です。
前提③自分が何の専門家を語れ
指導士の報告書で求められているのは、
*専門性に関係ない運動処方のための知識
そして、
*専門職として”包括的”心リハにどう関わるかという専門性
これらを示すこと
運動処方、患者指導は言ってしまえばどの職種も同じレベルで記載できる必要があります。
そのために専門性を示すとしたら”考察”だけです。
どの職種でも同様のレベルで指導を記載できることを確認し、
その上で、看護師や薬剤師として、
その心リハの対象患者に、専門職としてどのような専門的介入が検討できるか、
個別性を出すことで、10症例の記載内容の差別化が図れ、
採点者として「おっ!」となるわけです。
以上、3点を意識して症例を記載していきましょう。
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以前、「自験例報告書の書き方後半〜腎臓リハビリテーション指導士〜【記載例あり】」と言うコンテンツを記載しています
こちらは運動処方、患者教育・指導の記載方法を詳しく綴っています。
よろしければご覧ください
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〜つゆかん🐈〜