他人事

他人事は悲しかろう。
可哀想に、頑張って感情を伝えたのに。
共感なんていらなくて行動がほしかったんだよね。

でも最後まで相手を思いやった君は偉い。
疲れていると言っていた相手を思いやったんだ。
大丈夫、眠って、お風呂に入って、また歌を歌おう。
そうしたらまた気持ちよく穏やかな心に戻れるさ。

周りの状況に左右されてはダメだよ。
君は君なんだ。
君の心は君が思うより強くない。
あまり向き合いすぎてはいけないんだ。
君の心は外にむけて開く花のようで、そこに蜜蜂や蝶が出たり入ったりしている。
時にはその生き物たちを溶かしてしまいたいと思うことさえあるだろう。
自分の中から追い出したくなることもあるだろう。
そうしたら追い出していいのさ。
また開けるようになるまで待てばいいのさ。

変われるのは自分だけさ。
素直になるのか、それとも大人ぶって自分の殻に閉じこもるのか、あの人ならどうするか少し考えてみてほしい。
そして今あの人はどんな気持ちなのかと、考えるんだ。
今君は彼を傷つけているかもしれないよ。