【お題】はじめてのインターネット#38
中学の頃、二つ折り携帯電話が主流になり始めた頃に、はじめてケータイを買ってもらった。
当時は「中学生が携帯電話を持つのはちょっと早い」という空気があった気がする。
我が家も「高校入るときね」と言われていたのだが、誕生日(11月)にケータイが欲しいなあープランも機械も安いのあるし、と言ってみたらあっさり買ってくれた。
中3の冬、ケータイデビュー。
家族割も続々と登場し、ケータイ一人一台の時代が始まっていたから親の気持ちもスルスルと塗り変わったのだろう。
インターネットを自分の意思で使ったのは、ケータイでやり取りする友達とのメール、着メロのダウンロードだ。
あんまり楽しかった記憶がないのは、やっぱり周りはまだケータイを持っておらず、やり取りするのは持っている一部の友人だったからだと思う。
つまり、みんなとは学校でおしゃべりできれば十分だったので、友達関係に最初のケータイがからんだ記憶は全然ない。
ウェブページの閲覧は、当時はまだ通信量無制限のプランは高額で入っていなかったので、あんまり。
着メロの入手先は大手の品揃えのいいところ一つに絞っていた。
弱々な電波と、着メロの一曲何十円という値段と、ダウンロードにかかる通信費を気にしながら恐る恐る使うインターネット。
今ではスマホを2台持ちし、パソコンも自宅にあり、通信料も安くなり、繋がらない場所なんてほとんどない。
大して便利じゃないな、と思いながらケータイをカバンに入れていた中学の頃には、こんな時代が来るとは想像していなかったなぁ。