復職後、変えたマインド
日記やジャーナリングを読み返しながら2023年の振り返りをしていると、復職後に気をつけて上手くいったなと思うことがいくつかで出てきました。
一番上手くいったと思うのは、求められてもいない気遣いをやめて、自分を優先することです。
例えば「〇〇さんの仕事大変そうだな、助けてあげようかな、でも今助けに行くと今度は自分がしんどくなりそう」という時、皆さんならどうしますか?
以前の私なら、渋々ながらも相手に声をかけ、なんでもないふりでフォローしていました。
そして案の定自分の余裕を失ったりコンディションを崩してイライラしてた。
復職してからは、そういうシチュエーションだと感じた時、進んで手を上げることはしなくなりました。
理由は2つ。
ひとつ目は、自分のペースやコンディションを良い状態に保っていた方が、周りにとってもいいことだと思ったからです。
フォローに入ってある人の仕事を一時的に楽にできても、その後私があたふたしたり体調を崩して仕事に穴をあける方が周りに迷惑をかけます。
一方私が私のペースとコンディションを優先していつも通りに仕事をしていれば、周りから本当に助けを求められた時、誰かが体調を崩した時にスッとフォローに入ることができます。
ポイントは「大変そうだな」という雰囲気を察知しても、それは自分が「そう感じた」だけのことで、助けを求められたという事実はない。そういう時に自らしんどくなりに行くことはしない。ということです。
初めは「大変そうだな、大丈夫かな、手伝ってあげた方がいいんじゃないかな」と心配したり、「見て見ぬ振りをする私ってひどくない?」と思っているのもストレスでしたが、ジャーナリングを重ねているうちに「それは思い込みだ」と感じるようになりました。
今は「社会人なんだから、みんなちゃんと必要な時には声を上げられる、そう信じて求められた時に手を貸せるように少しだけ力を余らせておこう」という、ある意味待ちの姿勢でいることにしています。
二つ目は、「自分が犠牲になった」と思うと、周りを恨んでしまうからです。
自分が苦しくなってまで誰かを助けると、感謝されて嬉しいからその時は気が付きにくいのですが、自分が大変になってきた時に恨みが出てきてしまうのです。
私は〇〇さんが大変そうにしている時、自分のことを後回しにしてまで助けてあげたのに、私がこんなに忙しそうにしているのに誰も助けてくれない!
という具合です。
見返りを求めて助けたつもりじゃなくても、自分を犠牲にしたというストレスが少しでもあったら、あとからこうして芽が出てしまうと気がつきました。
なんて子供っぽいの、と自分でも笑ってしまいますが、でもそうなんだから仕方ない。
どうしたらそうならずに済むか、を考えて出た答えが、まずは自分を犠牲にしないことでした。
自分が満足できる状態で仕事をしているとそれだけで穏やかだし、周りからちょこちょこ助けられていることにも気がつけました。
そのうち積もっていく「お返ししたい」という気持ちを、いざという時に(フォローを求められた時に)発揮する。
私がわざわざ空気を読んでわざわざ犠牲になりにいかなくても、このループで良かったのです。
私はHSPなので人のあたふたした気配や困っている気配を拾いやすく、今でも気になってしまうことは多々あります。でも、そういう時は自分に言い聞かせてあえて無視!
繰り返しているうちに慣れてきました。
「私には関係ないことだ」と割り切って目の前の仕事に集中するのも大事なことです。その仕事が終わって余裕ができてから誰かを助けるので十分です。
それが新しく身につけた「自分優先」の形、今年手放せたストレスでした。
おしまい。