【クロニクル環境】エンペラー・キリエデッキを使った記録【デュエプレ】
久しぶりにnote書きます。みずのりです。【エンペラー・キリエ】というカードにハマってそこそこ回したので,解説,というか個人的な思い出用の記録です。
9/15まで行われていたニューゲイズカップではレート1669にまではいくことができ,マッチング次第では最終レジェンドもとれたかも?と思えるポテンシャルはあったので悔しいです。
主に使っていたリスト
元々4コストの枠は【精神を刻む者、ジェイス】を入れていたが,【アクア警備員ラスト】を試したくなり,そこそこ感触も良かったので最終日まで使い続けた。
カード解説編
○メインカード
【エンペラー・キリエ】
デッキの核なので最初の紹介で…と思ったけど逆に書くことがない。書いている効果がすべて。
慣れていないと殴る順番をめっちゃ間違えるので,プロキシ作って練習してもいいかもしれない。
4マナ時にトンプウでグリーネを出すとマナ武装を達成させられる。
【一撃奪取マイパッド】
初動その①。2ターン目に出すなら【アクア・エボリューター】よりも優先度が高い。3ターン目には4コストクリを,もしくは2コスクリを2体ばら撒くことができる。4ターン目に【エンペラー・キリエ】を立てられることから4キルプランのパーツとなるため,ぜひとも2ターン目に出したいカード。
【アクア・エボリューター】
初動その②。【マイパッド】同様,4キルプランのパーツとなる。【マイパッド】との違いとして,6マナで【キリエ】と同時に展開できる点がある。後半において実質1コス運用できることからも2ターン目は【マイパッド】優先,その後は【エボリューター】優先となる。
【プラーヤ】
必須3コスト枠。【キリエ】を山札から直接サーチできるこのカードの存在がデッキの安定性を爆発的に上げている。4キルする際は,2コスクリ→【プラーヤ】→【キリエ】のパターンが多い。
シンプルにキャントリップ付き生き物なので,ゼロフェニ対面などの序盤から盤面or手札のリソースを奪われる試合でも重宝。【キリエ】を山札から手札に加えるが,あくまでも「ドロー」して加えるので【エビデゴラス】龍解に一役買う。
【キリエ】を加えるか否かは選ぶことができるので,選ばなかった場合はランダムなカードを加えることになる。ただキリエデッキの性質上,手札に引きたくないカード=山の中にいて欲しいカードも多いため,手札に既に【キリエ】があっても基本的には【キリエ】をサーチしていいだろう。
【終末の時計ザ・クロック】
言うまでもない最強トリガー。
キリエデッキの特性上,デッキ内の4コスト以上のクリーチャーは各コストにつき1種類しか入れられない。何を入れてもOKな3コスト枠にここまで強力な生き物トリガーが存在してるのは相当ありがたいのだ。
3コストの生き物トリガーという点はとても大きく,例えばこちらが【マイパッド】→【プラーヤ】と展開した返し,相手が【轟く侵略レッド・ゾーン】を侵略しながら殴ってきたとき,盤面は【マイパッド】1枚になるため,返しに【キリエ】を出してもリーサルはかからない。しかし【クロック】がトリガーしていると,【キリエ】の効果を使うときに【龍覇トンプウ】→【龍覇メタルアベンジャーR】への変換が可能になり,リーサルが用意できる。
ちなみに3ターン目の手出しを全然する。世界で一番【クロック】が手出しされているデッキじゃないか?
【パラダイス・アロマ】
不可能を可能にするカード。このデッキでは【キリエ】or【プラーヤ】がいるときにGゼロで場に出せる。盤面処理をされつづけそうな場合は【キリエ】と一緒に手札に抱え込み,盤面0から【キリエ】【アロマ】×2で突然のリーサルを掛けることもできる。なんならどうせ【トンプウ】に生まれ変わるので,先に出しておくうまみはない。
【アクア警備員ラスト】
別名ボルメテウス・警備員・ドラゴン。cipで相手か自分の盾を1枚山下に送り込み,そのターンの終了時に山からシールドを1枚回復させる。つまり詰めのターンに出せば疑似トンギヌスの槍となる。キャントリップ付きなので3,4ターン目に手出ししても最低限の仕事はする。
単体除去トリガーについては殴り方で多少ケアすることが出来るのだが,全体ストップ系・天門系のトリガーについてはケアしようがないため,【ラスト】を交えたリーサルをかけることが多い。
特に,2ターン目【マイパッド】召喚,3ターン目【マイパッド】または【エボリューター】を合わせて2体展開すると,4ターン目に【キリエ】を出したときに盤面には2コストクリが全部で3体いるため,【ラスト】を3体出しながらのリーサルをかけることが出来る。
ちなみに相手のシールドが残り1枚のとき,【キリエ】の効果で【ラスト】を出しながら攻撃するとブロッカーがいなければそのままダイレクトアタックとなるが,攻撃を宣言するタイミングでは盾があるため,ザウルピオ・サウザールピオを無効化できる。また,ブレイクではないためバラディオスの効果も発動しないのも地味だが覚えておこう。
【龍覇トンプウ】
4キルプラン必須パーツ。【電流戦攻セブ・アルゴル】を試したこともあるが,こちらの方ができることが多いと感じ,筆者は【トンプウ】しか信じていない。【レッドゥル】を使った連続攻撃,【ホワイティ】を使った盤面処理やブロッカー貫通,【グリーネ】を使ったリソース確保等,役割はかなり多い。【恐龍界樹ジュダイオウ】を超えられるパワー5000というのも相当偉く,おかげで何度も勝った試合がある。2枚以上盾落ちして発狂したことは数知れないので最大枚数積もう。
【アクア・サーファー】
最終日付近で入れてみたカード。元々は【龍覇M・A・S】を入れていたり,ラスト型にしてからはそもそも6コスト枠を入れていなかったりしたのだが,
・攻められた返しでリーサルを用意するためにもトリガークリがもうちょっと欲しい
・ラストの変換先がないのはもったいない
と思い採用した。最も活躍したのはミラミス対面で,結局盾を殴ってくるデッキ(しかもカツカツの打点で)のため,ニュゲ2点やガイラオウ2点で踏ませると一気に逆リーサルに持っていくことができる。また,完全不明を立て安心して殴ってきた相手に踏ませることで巻き返した試合も何度かあった。もちろんビート系の相手と戦いやすくなるほか,メカオーやゼロフェニ相手で盤面除去プランをとる際にも役立つ1枚。
まだ強いのがなんか嬉しい。
【龍覇メタルアベンジャーR】
4キルプランの大将。【トンプウ】だけでなく【キリエ】からも変換できるため,2体以上場に出ることも多い。4キルプランだけでなく,【龍波動空母エビデゴラス】を使ってゆっくり戦うこともできるので,本当に万能なカード。キャントリップにより,【キリエ】の効果でガチャガチャしながら気付けば【エビデゴラス】が龍解する。というか龍解するようにうまくガチャガチャさせよう。2枚以上盾落ちして発狂し(ry
○これいる?カード
【アクア新参兵アイザック】
【ラスト】採用に伴い,【マイパッド】【エボリューター】以外の2コストクリが欲しいなと思い試した。【キリエ】を出すまでは結構手札がシビアなので,手札アドを生み出せるカードが好ましく,条件に合う中で一番良いカードが【アイザック】だと考えた。(ちなみにジェリーローニンも試したが,どんなに構築を寄せても50%でしか手札が増えないのでボツ)
ミラミス対面で3ターン目に何枚ものアルカディアスパークを割ってきたので,実質的なトリガーケアとして2コスクリをある程度確保するのは悪くはないようだ。
【アクア操縦士ニュートン】
5枚目の【プラーヤ】。ゼロフェニが多いときに入れたくなる。
自分も相手もアンブロッカブル持ちを忘れており,ダルクを貫通して勝ったことがある。
○採用候補カード
【精神を刻む者、ジェイス】
【ラスト】との選択枠であるめちゃんこ強いカード。引いてしまったカードを山に戻せるので,キリエデッキの弱点である,「踏み倒したいカードが山にいないと破綻する」現象を解決できる。1枚で【エビデゴラス】を龍解させられるのもかなり偉い。正直ラストより入れたほうがいい気がする。
攻撃時のバウンスもかなり偉く,サソリス,メカオー,武者,ゼロフェニ等,同じペースで生き物を展開してくるデッキに対してテンポを取れる。ただ強制バウンスなので,相手が盤面パンク中のときは不用意になぐらないように。
【電流戦攻セブ・アルゴル】
筆者は強さが分からなかった…。レッドゾーンにだけは強くなるが,リーサルパターンも限られるし,ホワイティを使った盤面処理ができないのが痛いと感じた。
【革命の水瓶】
レッドゾーン,ベアフガンに強く出られるが,もとより不利対面であり,数枚入れたところで相性が覆るわけでもないので最終的に不採用になった。自分の動きを安定させる方に構築を寄せたい。
【龍覇M・A・S】
強い。ジェイス型の場合は手出しジェイスが多々あるので,変換先としてサーファーより偉い。バウンスしながらエビデゴラス設置ということでメカオーへの勝率は大幅に上がる。初めは必須枠と思っていたが,エビデゴラスはアベンジャーRでも立てられるのでそうでもなかった。
【ニコル・ボーラス】
全然入れていいカード。上のリストでは盾を割ることに特化したため不採用としていたが,トリガーサーファーから変換するとレッドゾーンやベアフガンをズタズタにできそうだな…と後から気付いた。ただ入れるなら1,2枚程度なのでジェイス型にしたく,4コス,6コス枠と相談しながら採用するカードっぽい。
主な各対面相性
※勝率は計算してないから体感で書きます。
5cミラミス(微有利)
一旦ワンショットをかけに行く。他の対面でも言えることだが,リーサルを組めている状態でキリエから攻撃しに行けば,単体除去トリガーを踏んだとしても,キリエの効果で新たな打点を生み出していけるのでリーサルが防がれない(横になっているキリエを除去してくるならそのままリーサル)。よってトリガーミラミスで何が出てくるとしてもかなりケアできる。ダルクアンシエルもホワイティで寝かせられるのであまり意味がなく,なんだかんだジュダイオウも超えられる。
スパークに何度も何度も泣かされてきたが,相手も相手で基本的にこちらのクロックをケアできないため,一度完全に足止めを食らっても,最終的には再びこちらがトリガークロックからリーサルを組んで殴り勝つパターンが多い。サーファーを採用してからはさらに勝率が上がった印象。
メカオー(5分~微有利)
先攻ゲーに近い。4ターン目にキリエ+3コス獣+αの3体を用意できれば,
①αで盾に行きながら3コス→トンプウ&ホワイティ(サリアタップ)
②キリエでサリアに攻撃時にトンプウ→アベンジャーR&エビデゴラス設置と動くことができ,かなり有利となる。次のターンからは手からプラーヤorラスト召喚,またキリエ効果でアベンジャー着地などでドローを重ね,エビ龍解まで割と簡単に繋がるため相手のブロッカーもあまり怖くない。ウェービィでQED+を表返されてもキリエの効果でさらにキャントリップを呼び出せれば再び龍解する。単純に並べるクリーチャーの数が多くなることから,メチャゴロンもケアしやすいため,スパーク以外のトリガーは意外と貫通する。
相手もクロックはケアできないため,もたついてリーサルをかけられなくても,とにかくエビデゴラス設置を最優先にしよう。あとはクロックでターンをもらってからキリエを絡め,アンブロッカブルを投げつけて勝とう。
ゼロフェニ(微有利)
お互いの引き次第だが,相手がハンデス・除去ばかりを連打してきたら立ち直れなくなることが多い。逆に軽減獣やヴェイダーを設置して来たらこちらのペースに持ち込める。基本的にはメカオーの欄でも書いた盤面処理&エビデゴラスプランに走るのが良いだろう。また,2コス・3コス・キリエからリーサルをかける場合,
①2コス攻撃時に3コス→トンプウに変換しながら1点割る(ブロッカー居たらホワイティで寝かす)
②キリエで2点行きながらトンプウ→アベンジャーR(レッドゥルSA化)
③アベンジャーで2点行きながらキリエ→アベンジャーR(レッドゥルSA化)
とたどることで,【闇鎧亜ジャックアルカディス】を完全にケアしてダイレクトアタックまで行けるのは覚えておこう。
サソリス(有利)
何も考えずに4キルかけても57%で勝てる。いや,それどころかパラダイスアロマの有無によっては途中からエウルブッカ1枚をケアして殴ることもできるし,先4ボアロパゴスされてもユリアマティーナを寝かせながらワンショットできる。最悪クロックでも返せるため,相当有利な印象。こっちがめちゃ事故るか,最速ギョギョウだけきつい。
モルネク(有利)
何も考えずに4キルかけたらほぼ100%勝てる。ゼロフェニの欄で書いた殴り方をすれば最初の1点以外でメッタギルスをケアできる。メンデル2ブーストからのミツルギは勘弁。そこから永遠で蓋をされると結構詰むが,モルネクハートバーンで素直に殴ってくるときはトリガーで返せる。どうあがいても有利対面。
ワラシベイベー(有利)
ダエッド→ゴアラ→ベイベー侵略で大暴れされる以外は,大抵何も考えずに4キルできる。サソリス対面同様,こちらが超事故るか最速ギョギョウされる以外はほぼ勝てる。父なる大地が入っている場合があるため,クロックをマナに埋めるかはよく考えよう。(要らないカードはマナに埋めなくてもキリエの進化元にすればいいからね)
武者(5分~微有利)
先攻ゲーの側面も大きいが,相手はヒメギャスタート以外そこまで強くないし,仮に出てきてもこちらはホワイティでの盤面除去ができるのでガン不利ではない。カシラルピア以外のトリガーは踏んだとしても返しに武者に繋がらないことが多いため,なんだかんだ勝てる印象もある。先4で武者着地までいかれるともちろん無理である。
レッドゾーン(不利)
赤白だろうが赤青だろうが基本勝てない。先攻とって2コス軽減獣出して3コス生き物出してレッドゾーンで軽減獣が焼かれることなくターンが返ってきて4ターン目にキリエ+2コス+3コスの盤面を用意できてやっと相手のトリガー勝負に持ち込める。が,大抵ワンショットは決まらないため,殴ってきたレッドゾーンをホワイティで固めつつ数枚割り,次のターンに手出しラスト+キリエ効果でラストを出すなどしてできるだけ盾を焼却したい。
ベアフガン(不利)
レッドゾーンより不利である。ベアッサーワンパンでサーファー踏ませるくらいしか有利に動けない。レッゾやベアフガンが増加するのであれば,サーファー4投,同時に【ニコル・ボーラス】も採用すれば結構戦えそう(幻想)。
黒単ソムニス(微有利?)
2,3回しか当たってない気がするのでよく理解はしてない。ただ,お互い素直に盾を殴り合う展開となる上で相手よりもこちらの方がトリガーが多いこと(多分),ギャロウィンが着地してもこちらはバウンスかタップでブロッカーを超えるため,リーサルを邪魔されないことから有利だと思われる。最速キルターンはお互い4だが,多分こっちの方が安定してそのプランを取れるのも一因か。
ヘルボ・ワルボ(微有利?)
こちらも定石にたどり着けるほど対戦した記憶が無いが,ハンデスをよけてキリエ着地まで行けば結構勝てるはず。おそらくトリガーは魔狼月下城4枚なので,可能なら普通にリーサルをかけてもいい。盤面小型1体の状態でギリギリキリエを出せた!でもリーサルはない!となったなら小型が殴ってキリエを壊し,アベンジャーRからエビデゴラスを立てても強そう。
天門(不利~微不利)
手打ちドラサイまでに2コスを2体以上ならべ,ラストで2枚焼きながらキリエでワンショットをかければまあまあ勝てる印象。実際そこまで上手くいかないし,みんな4ターン目にドラサイロージアしてくる。ジェイスMASニコル型だと有利対面になる。
まとめ
正直文章じゃあんまり動きが伝わらないな!キリエあんまりわかんないという人は俺のYouTubeを見てください!最近の配信アーカイブ全部キリエなので!以上です!