小説は書けるのにライトノベルが書けない人へ送る一冊
本日4月5日に、Amazonの電子書籍Kindleにて、筆者の新刊『「ライトノベルっぽさ」のつくり方』が発売になりました。
4月6日(火)17:00~4月7日(水)16:59までの期間、無料キャンペーンを実施します!!
(キャンペーンは1日のみですので、ぜひ無料でゲットして下さい☆)
「小説は書けても、『ライトノベル』が書けない……」
ライトノベル執筆に挑戦している方のそんな悩みを解決する、ライトノベル特有の魅力である「ライトノベルっぽさ」の正体とそのつくり方を解説したガイドブックです。
本書を通して、ライトノベル執筆のヒントを得ることができます。
また、特別付録として、本書に収録されているライトノベル作成シートのPDFをダウンロードして使用できます。
以下が、本書の主な内容です。
【目次】
はじめに
プロローグ 「ライトノベル」ってどんな小説?
ライトノベルの「定義」とは?
ライトノベルの「読者」を知ればライトノベルが分かる!
ライトノベル読者を知るには「他の小説ジャンルの読者を知る」ことが近道である!
〈ジャンル1〉「児童文学」
〈ジャンル2〉「ヤングアダルト小説」
〈ジャンル3〉「ライト文芸」
〈ジャンル4〉「一般文芸」
「ライトノベル」は「中高生向けヤングアダルト小説」の一ジャンルである!
もう一つの読者層「大人のライトノベル読者」
「ライトノベルっぽさ」の正体の一つは「マンガやアニメのようなキャッチーさ」である!
第一章 「ライトノベルっぽさ」の正体は「思春期」である!
ライトノベルの読者は「思春期」を生きている!
「ライトノベルでよく描かれる題材」はすべて思春期に関係している
「思春期」とは何か?
読者の「思春期、中二病」を刺激しよう!
大人読者も「思春期が描かれた〝本来のライトノベル〟」を求めている!
◆まとめ「ライトノベルっぽさ」を持った物語の特徴
「ライトノベルっぽさ」を物語にどのように盛り込むのか
〈1〉中高生の「必要」を満たす
〈2〉中高生が「共感」できることを描く
〈3〉中高生が「興味」を持つものを描く
第二章 「ライトノベルっぽさ」を感じる「キャラクター」をつくろう!
ライトノベルは「ヒロイン」と「主人公」を中心につくられている!
「ライトノベルっぽさ」を感じる「主人公」と「ヒロイン」をつくる!
【1】中高生が「共感」できる主人公をつくる
「思春期の読者と似ている要素を持った主人公」をつくろう!
ライトノベルには読者との共感の距離感に応じた「五タイプの主人公」がいる!
主人公に共感の要素を持たせるコツ
【2】中高生の「必要」を満たす主人公をつくる
「主人公の生き方と成長」によって読者の必要を満たそう!
【3】中高生が「興味」を持つキャラクターをつくる
読者が好きになるのはどんなキャラクターなのか?
◆実践①:「ライトノベルっぽさ」を持つ「キャラクター」のつくり方
◇手順1)自由に「着想」を得て、アイディアを「ストック」する
◇手順2)着想から「ヒロイン」と「主人公」をつくる
◇手順3)ヒロインと主人公を起点に「その他の主要人物」をつくり、「相関図」にまとめる。
キャラクターは「つくったら広げよう!」
◆プロがよく使うキャラクターの意外なつくり方:「モデルからつくる」
◇支援ツール:キャラクター作成シート
第三章 「ライトノベルっぽさ」を感じる「題材、世界観、設定」をつくろう!
ライトノベルの設定とは「舞台」「行動」「状況」「動機」「恋の行方」の組み合わせである!
設定1)「舞台」:ライトノベルの世界観、舞台は「二つ」しかない!
設定2)「行動」:主人公には目指す目的、目標に向かって「もっともやりたくない行動」をさせよう!
ライトノベルの題材は、主人公の「行動」と対応している!
◆[1]主人公が「戦う、争う、問題を解決する」ストーリー
題材①「バトルもの、トラブルシューティングもの」
題材②「バトル+似合わない行動」
題材③「デス・ゲーム」
題材④「じつは強かった」
題材⑤「ヒーローもの」
題材⑥「一匹狼もの」
◆[2]主人公が「旅をする」ストーリー
題材⑦「冒険もの」
題材⑧「異世界転移」
題材⑨「異世界転生」
題材⑩「潜入もの」
題材⑪「レースもの」
◆[3]主人公が「段階的に成熟、発展する」ストーリー
題材⑫「サクセスもの」
題材⑬「新人もの」
題材⑭「仲間集めもの」
題材⑮「再建もの」
題材⑯「復讐もの」
題材⑰「ラブコメ」
◆[4]主人公が「不思議な体験をする」ストーリー
題材⑱「日常の不思議もの」
題材⑲「落ちもの」
題材⑳「入れ替わりもの」
◆[5]主人公が「怪物に襲われる」ストーリー
題材㉑「ホラーもの」
◆[6]主人公が「謎を解き明かす」ストーリー
題材㉒「推理もの」
◆[7]主人公が「とんでもないことに巻き込まれる」ストーリー
題材㉓「災害もの」
題材㉔「大事件もの」
題材㉕「人生の試練」
設定3)「動機」:信条と組み合わせて、自分以外のもののために主人公を行動させる
設定4)「状況」:面白さと意外性を持った状況設定が物語を盛り上げる!
設定5)「恋の状況と行方」:もう一つのドラマ「二人の成長と恋愛(友情)」
恋を盛り上げるための二つの設定
恋の設定1)中高生の興味を惹く「恋のシチュエーション」。
ライトノベルでは「恥ずかしさ」と「照れ」と「半強制」のシチュエーションを用意しよう!
恋の設定2)「恋愛の行方」。
ライトノベルの題材、設定をつくる「コツ」
ポイント1)中高生がより「共感」できる題材を盛り込む
ポイント2)世界は広い! 人生は学校がすべてじゃない! 自分の「残念さ」を笑い飛ばそう!
ポイント3)思春期の読者が「興味」を持つ題材:「めったにないこと、珍しい出来事」を描こう!
ポイント4)「奇跡」を描こう!
ポイント5)「異質なもの」を組み合わせてみよう!
ポイント6)児童文学の読者が興味を示す要素、題材を知ろう!
ポイント7)ライトノベル読者が「より興味を持つ題材」を盛り込もう!
ライトノベル特有の人気の題材をつくるコツ
■「異世界転移/転生もの」
「異世界転移/転生もの」をつくるコツ
■「俺TUEEE系」
「俺TUEEE系」をつくる唯一のコツ「主人公が負けてはならない!」
◆実践②:「ライトノベルっぽさ」を持つ「ログライン(世界観、設定、題材)」のつくり方
着想を「形」にして、物語の核「ログライン」をつくろう!
◆ライトノベルと「相性が悪い、売れない」といわれる物語のつくり方
◆既存作をお手本にして自分のライトノベルをつくる方法
◇支援ツール:世界観、設定、ログライン作成シート
第四章 「ライトノベルっぽさ」を感じる「ストーリー」をつくろう!
ライトノベルのストーリーが持つ「若い読者を虜にする特徴」とは?
ログラインから発想を拡げて「プロット」をつくろう!
「メインプロット」と「サブプロット」を組み合わせる!
【1】メインプロット
【2】サブプロット
メインプロットとサブプロットを一つに合わせよう!
さらに「細かいプロット」をつくる
プロットの「必要性」とは
ライトノベルでは絶対に外せない「読者が興味を示す三つのストーリー要素」
ストーリーづくりの留意点:「鬱展開」をどう扱うか?
◆実践③:「ライトノベルっぽさ」を持つ「ストーリー、プロット」のつくり方
自分に合った「プロット」をつくろう!
◆「たくさんのストーリー」を量産する方法
◆「お手本にした作品、真似したい作品」を元にたくさんのストーリーをつくる
◇支援ツール:ストーリー、プロット作成シート
第五章 「ライトノベル読者が読みたくなる文章」を書こう!
《1》「名文、美文、スゴイ文章」を書く必要はない、「素直に、思い切って」を書こう!
《2》読者が「読みたくなる文章」を書こう!
特徴1)分かりやすく、読みやすい文章
特徴2)読んでいて苦痛じゃない文章、楽しい文章
読者がもっと読みたい、楽しめる地の文を書くポイント
特徴3)表現豊かな文章
《3》小説の「書き出し」と「それに続く二文目」で読者の興味を引く
《4》ライトノベルの「タイトル」のつけ方
《5》書くハードルを下げるライトノベルの執筆方法
《6》ストーリーの進行スピードに「緩急」をつける
《7》ライトノベルに登場する独自の「固有名詞」の扱い方
《8》公募用原稿を書く時の意識の持ち方、行き詰まりを打破する方法
《9》小説は、まず「練習」だと思って最後まで書き、「完成した後に直せばいい!」
第六章 アイディア発想のポイント
アイディアを出すための八つのコツ
「オールラウンダー」ではなく「スペシャリスト」を目指そう!
あとがき