資金調達への挑戦① 人生はじめてのピッチを大失敗した話
資金調達って?まずは先輩に聞いてみよう
日本初のSaaSサービスを昨年10月にローンチし、資金調達に動いたのは今から2か月前です。それまでエクイティとかデットという言葉すら知りませんでした。資金調達とはどうやったらいいのかも分かりませんでしたので、まず最初にしたことは、私の周りで億単位の資金調達に成功した社長さんが数名いたので、アポを取り、お話を伺いました。それぞれの社長で教えていただいたことはいろいろと違いましたが、共通して言えることは、たくさんのVCに壁打ちをしてもらい、ピッチにもたくさん立った方が良いこと。そして、銀行とは全く異なる見方をされるということでした。私のビジネスモデルには絶大の自信がありました。ニーズがあるというだけではなく、参入タイミング、そして私がやる理由、自分の経験を活かせる点、どれをとっても最高だと確信しています。ですが、銀行は未来の話には見向きも知れくれません。「赤字の会社には貸せません」というのが銀行の見立てです。VCやエンジェル投資家による資金調達も似たようなものだろうと思っていましたが、それは全く違いました。目先でどれだけ売上が上がっているか、黒字化赤字かということはシード期であれば、ほとんど加味されないとのことでした。とはいえ、未来だけを見て投資をするかというとそうでもなく、現状でサービスがどれだけのスピードでどのように成長しているか?そこを重要視する投資家が多いとのことでした。また、ビジネスがまだプロダクト完成前の場合は、社長の熱意や人柄や経歴の部分が大きいとのことでした。これはローンチ後でも投資するしないに大きくかかわってくるらしいです。「よし!その二つなら完璧だ。1年近くサイトを回してポジティブなトラフィックもとれている。それに俺は最高なはずだ!」そう思い、人生初のピッチに臨みました。
絶大な自信で臨んだ人生初のピッチ
知人からチャットワークの創業者山本さんをご紹介いただき、山本さんが主宰されているセブンピッチがその舞台です。私は、今までの人生で自分よりプレゼンが上手い人間を見たことがなく、実際に起業家の会や集まりで私のプレゼンは毎回非常に高い評価をいただいていました。あのネクシーズグループの近藤代表にも「話上手いねー」と褒めていただきました。絶対の自信を胸にピッチに挑みましたが、結果はタイトルの通り。一次予選に通過せず、落ちてしまいました。想定外で、悔しくて悔しくて、ピッチ資料、ピッチのやり方を1から作り直そうと決意をしました。今考えれば、3日前までに提出しなければならなかった資料を前日の夜中に提出するなど、その時点で落ちて当然だったのかもしれません。周りの経営者からは、ピッチではかなり厳しい質問が飛ぶと聞いていました。どこからどう鋭い質問が来ても、答える気は満々でしたが、そんなに厳しい質問は飛んできませんでした。しかし、大きく失敗したことがありました。それは競合他社との優位性を示す資料を用意していなかったことです。実際に、競合他社がいない日本唯一のビジネススキームということもありましたが、それでも、広義で言えばライバルとなる企業は多々あります。肩を落とす私に一筋の光が!!!
ピッチを磨く研修に挑む!!!
hackjpn代表で、セブンの共同運営者である戸村光さんの研修に参加できるとのことで、すぐに飛びつきました。1万以上の企業の評価をしてきた彼が、シリコンバレーで7年間学んだことを5日間に凝縮して教えてくれるとのことで、まさに渡りに船。この5日間でピッチを徹底的に磨き上げ、年内の資金調達完了を目標に動こうと思います。
研修1日目
今日はその1日目でした。朝7時からの研修。朝が弱い私ですが、気合は十分です。今日の内容は自身の過去の経験から、価値観を見つめなおし、自分理念を見つけ、それを経営理念と結びつけるというものでした。研修自体は30分程度のものでしたが、その後にワークが出ました。ワークの内容は、パワポ形式でした。最初のワークは自身の過去の出来事とそのときの感情を年表のように書いていくというものです。普通の人生を平凡に歩んできたつもりでしたが、年表にしてみると小中学校時代に自分の価値観を決定づけるような出来事があったり、高校生くらいから自分が変わっていったのが手に取るように分かりました。私の場合、小学3年生の時に母の再婚により父ができたこと。中学1年生の時に両親が破産して、家が差し押さえにあったことなど、自分の価値観に大きくかかわっていることが分かりました。おそらく破産や差し押さえというと悲劇的に感じるかもしれませんが、当の本人である私としては、その反対でした。血のつながりや、お金のあるなしは、幸せとは一切関係のないことだ、と実体験をもとに感じることができました。今の価値観は、大人になってから読んだ本や知識から得ている部分より、幼少期の経験からきているものが多いように感じました。これはきっと私だけではなく、多く人に共通しているのではないかと感じます。私はこの7年間で2000人以上のキャリアカウンセリングしてきましたが、その経験則とも一致します。二つ目のワークは単語が書かれた何十枚のカードの中で、気になる言葉を5つ書き出し、自身の過去と結びつけて、そのキーワードの意味を書き出すというワークです。自分理念は、好奇心、探求、世の中の変化に能動的に関わることなどが出てきました。ここから、あと4日の学びで、ピッチ資料がどう進化するのか。また、自信がどう成長できるのか。楽しみです。また明日、2日目の学びをノートに記そうと思います。
最後に
資金調達のしの字も知らなかった私が、これからどうなっていくのか。ドキュメンタル記事として今後も書いていこうと思います。失敗をしたら、それはそれでしくじり先生として。成功したら、エクイティって言葉すら知らなかったやつが、どう成長をしたら資金調達ができるのかをシェアできると思います。絶対にこの研修からの学びを活かし、資金調達を成功させたいと思っています!!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?