我が部屋
一瞬、ミニマリストの部屋に見えるかもしれないけれど、ミニマリストからは程遠い。
イメージの連鎖を起こすために、普段は床一面に絵が散らばっている(配置してある)。
ベランダにある避難梯子の定期点検のため片付けた。
しかし、避難梯子の点検だと思い込んでいたら、配水管の掃除だったので、片付ける必要はなかったのだ。
しばらく描いていないけれど、巨大な水彩を描くために、家具類は置いていない。
水彩という性質上、立て掛けて描けないのだ。
ほんとに大きい作品を描くときは、玄関に布団をしいて寝ていた。
最大で、高さ6メートルの水彩を描いたことがある。
部屋の縦幅、横幅ともに6メートルもないので、分割して描いたけれど、展示会場の博物館で組み合わせるときは、パースが狂っていないかドキドキした。
せっかく片付けたので、大掃除をはじめた。
掃除機をかけていたら、むかし喘息の気のある女の子が部屋に遊びにくるとき、めちゃくちゃ掃除したことを思い出した。
彼氏のいる女の子だったけれど、泊まると言って、夜おなじ布団で寝ることになった。
手をつないでいいか聞いて、いいというので手をつないでいたら、泣き出した。
彼氏も好きだけど、僕もやさしくて好きだとかなんとか言ってたけど、もう忘れた。
僕は、あえて有るとは言ってなかった寝袋を引っ張りだして、それで寝た。
今考えると、彼氏もちだけど、行為に至るのに“泣いて悩んだ”と言う建前を得るためのものだったのかもしれないなんて思うこともあるが、そうじゃなかったかも知れないし、僕は泣かれて、ひるんでしまってあまり頭がまわってなかった。
僕は彼氏の顔を知っていたけれど、最初から、略奪なんて大それたことをしようなんて思っていなかったのだけれど、その子が僕を誘ってくれるので、親しくなっていったのだ。
何年かまえに、その彼氏と結婚したという話をTwitterで知った。
後ろぐらい気持ちにならずにすむので、何もなくてよかったと思うことにした。
noteはリアルな知人友人ほとんどいないから、書き放題だなおいっ!