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【MTGA】ラクドス威迫アグロ(2021/6ミシック到達)

こんにちは。MTGアリーナ配信のチャンネル「アグロスペース」のプレイヤーでございます。今回は今年の6月にミシックへ到達したデッキ「ラクドス威迫」をご紹介します。デッキ全体を「威迫」を持ったクリーチャーで構成したデッキになります。

デッキ
4 不本意な材料 (STX) 90
5 山 (STX) 373
4 セッジムーアの魔女 (STX) 86
4 忘却の虚僧 (ZNR) 118
3 ブラックブルームのならず者 (ZNR) 91
4 迷宮の猛竜 (IKO) 193
8 沼 (STX) 371
4 嵐拳の聖戦士 (ELD) 203
3 狩り立てられた悪夢 (IKO) 92
3 堂々たる咆哮眷者 (IKO) 230
4 悪魔の抱擁 (M21) 95
2 死の飢えのタイタン、クロクサ (THB) 221
4 荒廃踏みの小道 (KHM) 252
4 血溜まりの洞窟 (M21) 243
4 残忍な騎士 (ELD) 97

私が主戦場にしているのは「スタンダード」「BO1」で、その環境で毎月ミシック帯へ到達することを目標にしております。ということは「ダイアモンドランク帯」が主な戦場になっております。

このダイアモンドランク(BO1)というのが、MTGアリーナのランク戦において最も激戦区であることが知られています。ダイアモンドランクではティア4→1の区間でそれぞれ6戦を行い、1勝すれば駒が1つ進み、1敗すれば1つ戻る仕組みです。間に多少の猶予はございますが「24勝+敗戦数x2回」勝利しないといけないわけです。この敗戦ごとに戻る仕組みが厄介で、このためティアが上がるごとに「負けられない勝負」になっていき、緊張感が高まっていきます。

つまり両者は負けられない戦いのために、常に最適解を探します。その答えは環境のティア1デッキを使用することです。環境のティア1ということは、様々な対策を検討した上で収束した最適解の一つです。もはや完全にゲーム理論におけるナッシュ均衡ですね。そう、ほとんどのプレイヤーがティア1に属するデッキを使用して、とにかく負けの数を減らすことに躍起になります。

さて、BO1におけるティア1とはどういうものでしょうか。「Untapped」などの解析アプリを提供するwebを見るとわかるのですが、主に「赤単アグロ」「白単アグロ」「ボロス(白赤)アグロ」「ディミーア(青黒)ローグ」「スゥルタイ根本原理」というものが支配的になっております。

今ピックアップしたデッキの特徴は何でしょうか? それは「相手の戦略が起動する前に勝利できるデッキ」ということになります。全てがアンチコントロールデッキです。それはディミーアローグも根本原理も、そう言う事ができます。言ってしまえば「速いが強い」ということです。それはBO1という「一本勝負」という環境がそうさせているフシもあります。一本勝負なので、お相手のことを事前に知ることができません。「相手が誰であろうが、先に勝ち切る」ということ、これが得意なデッキが勝ち上がっていけることになります。これはそれを対策したとしても「結局その戦略を対策しきれることがない」ということを証明している結果でもあります。

さて、今回私が提案するデッキは「ラクドス(赤黒)威迫」というものです。「威迫」とはクリーチャー能力の一種で「ブロックするには最低2体のクリーチャーを要求する」というものです。こちらのクリーチャー1体に対して、お相手は2体でないとブロックできませんので、必然的に攻撃が通過しやすいことになります。このデッキスタイルは環境では殆ど使われているプレイヤーがおりませんが、先に申しました「相手の戦略が起動する前に勝利できるデッキ」「速いが強い」というBO1での戦略に非常にマッチしたデッキ構成でございます。

戦法は完全にアグロデッキで、悪く言ってしまえば「何も考えずに持っているカードを全部出しきって、最短で殴り勝てば良い」ということになります。とはいえ、少々レアリティが高いデッキであることと、威迫クリーチャーが「イコリア」というエキスパンションで強化されたため、秋に更新される次のスタンダードの環境では活きてこないことになります。しかし、このノウハウは大変重要で「除去する暇があったら、ブロッカーを回避して殴る」を相手より早くやりきることが大事だということです。

「スタンダード」「ダイアモンドランク」「BO1」という環境限定ですが、このノウハウを引っさげて、7月もミシック帯を目指そうと思います。引き続きよろしくお願いします。


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