狂っている。
この世の中は狂っている。
世の人間は、皆生きていればチャンスがあるだとか無責任に生きることを強要してくる。人間が現代社会で生き抜くためには、仕事をしてお金を稼いでご飯を食べなければいけない。しかし、企業に雇われない、人財としての価値を見いだしてもらえない場合、どうすれば良いんだ。そこに生きていてくれるだけで尊い。そんな優しいだけの言葉は、生きる力を失った者には心臓を刺す言葉だ。
僕自身21卒の新卒就活組だ。僕は人生に妥協をしたくなかった。だから本気で働きたい企業様にしか興味がない。競合他社なんて正直どうでもいい。しかし、この世の中はそれではダメらしいのだ。素直でいい奴をとるという企業は多いだろう。しかし、本当の意味で素直でいい奴は恐らく落とされる。僕の自己分析、他己分析的に自分は素直だしいい奴だ。それに加えて圧倒的熱量を持っている人間なはずだ。学歴コンプやこれまで上手くいかなかったことが原動力になっていた。しかし、この学歴コンプと自分の人生にコンプレックスを抱く20代男性に対し、企業は魅力を感じなかったようだ。僕の人生のコンプレックスをここで終わりにしたい。ここで働きたいんだという熱量で、僕の人生をここからスタートさせたかった。だが、それは叶わなかった。
これまでは、自分で仕事をして稼がなくても生きてこれた。恵まれている。これからは自分で稼ぎ、生きていかなくてはいけない。しかし今の僕には、会社に勤め、働き、稼ぐ未来は用意されていない。
僕はこれから何を生み出し、どうやって生きていけばいいのだろう。