原駅ステージA 活動終了に思うこと
3月19日に原駅ステージAが活動を終了して1か月、3月31日に伊藤貴璃がライジングプロダクションを退所して約二十日がたちました。
正直いえばいまだにグズグズしてるんですが自分の中でもいいかげん区切りをつけようと思い初めてブログを書くことにしました。色んな思い込みありきの内容ですし稚拙な文章ですがもし良かったら読んでみてください。
3月19日、NEO JAPONISMの辰巳さんがポップアップショップの店頭にいるというので仕事終わりでオフィスから渋谷に向かってる途中のこと、Twitterの通知がきてふとみたら「これまで応援してくださった皆様へ」原駅ステージAと書かれていました。嫌な予感がしたものの見ない選択肢はなくブログを開きました。
『原駅ステージAは本日2021年3月19日をもって活動を終了することになりました。』
あああ、ついに終わっちゃった
急に視界がぐわんぐわんしてきて首のうしろが熱いのか冷たいのかよくわからない変な感覚。そして脱力。そのまま家に帰ろうかとも思いましたがエースの事を話したい気持ちも心のどこかにあって辰巳さんのところへ行きました。
会うなり最初にいわれた言葉は「......大丈夫?」酷い顔してたんだと思います。その後も温かい言葉をかけてくれたもののほぼ記憶がなく覚えているのは辰巳さんの優しさなのか天然なのかわからない「お勤め先の場所どこなんですか?」「え、今それ聞く?」ってやりとり。ま、なんだかちょっと救われたんですけど。
そこからエースのメンバーからTwitterやインスタで活動終了が報告されました。多くのフォロワーから感謝とねぎらいの言葉をツイートされる中、自分自身はあふれ出る感情を整理することができず、さらにそれを文章化するなんて到底ムリでやっとの思いで返せたのは「楽しかった、ありがとう」くらいのもの。
タイムラインをエースとの思い出だったりエースの活動をまとめるようなツイートが埋めていくのも見てられない。何より新たなスタートを切ることを決めた4人の背中をポンと押すようなことをいえない自分が情けなくてなるべくスマホを見ないようにしてました。
翌日は休みでしたが何もする気は起きず。お腹はすくんだけど全然眠れないし 。ただ家にいてもエースのことが頭の中ぐるぐるし続けてて落ち込むのですでにチケットを手に入れてた現場に向かいました。それぞれライブを観てる間や特典会でアイドルさん話してる時間はエースの事を少し忘れられました。
そこで元原駅のオタさんや知り合いに会ったりしましたがまあ自分がそこまで落ち込んでる風にはみえなかったでしょう。活動終了発表の翌日から元気に他のアイドルを観に来てるわけですから。
それとけっこう言われたのが「こうなることはもうわかってたでしょ」ということでした。そりゃ2020年2月以降、客向けのライブパフォーマンスを全くしてないわけだし、そもそも原宿駅前ステージがなくなったようなのでそう考えるのが当然だと思います(ステージは残されてる説あり)。
それなのにそんな状況にも関わらず自分でもびっくりするくらい「またエースのライブを観られるかもしれない」「エースに会いたい、伊藤貴璃に会いたい」というわずかな希望を心の拠り所にして毎日を過ごしていたことに気づかされました。
2021年になってもバリバリ現在進行形で原駅ステージAが好きでした。
だからこそ活動終了発表後から色んなライブを観てもかわいい子を観てもずっと自分を打ちのめしてきたのは
『二度と原駅ステージAのライブを観られない』
という動かしようのない事実でした。
活動終了発表以降、過去のブログとかを振り返るとあんなことあったな、これめっちゃ楽しかったな、あの時こうなってたらな、みたいな想いが際限なく湧いてきます。
原宿駅前パーティーズのグループの中でも「A(エース)」の名を冠して華々しくデビューを飾ったもののその後の活動は必ずしも順調とはいかず、ともすればまわりからのサポートもあまり受けられず苦しんでいるようにもみえました。そんな中できることを懸命にやってチャンスを待つ日々。
あまりにも原駅ステージAが好きすぎて勝手に同じような気持ちの浮き沈みを味わっていました。扱いの違いについてふわふわに対してすら嫉妬したこともありますから。
特に2018年2月、エースが6人から4人になったときは自分もさすがにもう無理なんじゃないかと感じてました。その頃まわりでもそう話していた人が多かったように記憶しています。しかしそんな予想と裏腹にあとがないというか4人でエースを続けていくと決心した彼女たちそれまで以上に輝きました。
TIF2018のHOTSTAGE、Zepp DiverCityの大きなステージ
段上がりの最前、座席をいれたら14、15列目くらいの位置から友人とパフォーマンスを観ました。
TIF初出場で48グループとラストアイドルにはさまれたタイムテーブルでエースのメンバーは全員でたった4人...
不安になるなというのが無理な話(こっちが)
2015年のアンフィや2017年の代々木体育館では大きなステージでなんとかやってるくらいだったのにそれがZepp DiverCityのその距離でみた原駅ステージAは堂々としたパフォーマンス、最高すぎて興奮しました。なんだかステージのサイズもちょうどいい印象で。あまりにもうれしくて友人といっしょにタオル掲げたりを手をブンブン振った思い出。
ダメだ、涙が出てくる…
そういう思い出が他にも何個も、いや何十個もあります。
ひいき目といわれるでしょうが原駅ステージAはもっと大きなステージで輝けたグループだと思ってます。
7人のエースも6人のエースも4人のエースも。
彼女たちはステージの上からもっと素敵な景色を観られたはずだと。
こうしたらもっとエースが世に知られるのに、なんで最高のライブのあとに次のライブがないんだよ!とか常々感じてました。メンバーにああしたらいいとか、こうすべきとかは言わないように心がけてましたが大人の方と話す機会があるときは自分なり伝えてました、そううまくはいきませんでしたが。
でも困ったことに原駅ステージAに出会わせてくれたのもその大人の方たちなわけで愛憎入り混じります。
エースは運がなかった
といってしまえば極論そうなのかもしれません。
そして3月31日に伊藤貴璃のライジングプロダクションからの退所がアナウンスされました。
ショックを受けましたが一方で不思議としっくりくる感覚もありました。なぜなら伊藤貴璃をずっと追っかけてきて穴があきそうなくらい見続けてきて彼女は人一倍「原駅ステージAとして夢をつかみたい」という思いが強いんじゃないかと感じていたからです。もちろん個人として女優として輝きたい、モデルもやってみたいという気持ちがあったことも知ってます。ただ2018年2月に染野里奈と入江ひなたがエースから脱退したときにエースとして!という気持ちを逆に強くしたんじゃないか、と。特に小学生のころからステージ上でニコイチといってもいいくらいの入江さんとの別れはファンからみても胸がひきさかれる思いでした。
6人から4人になるとき、やめていく2人を引き留められず4人が何度も話し合って原駅ステージAの活動を続けると決めたのはゼロに戻るくらいのことで簡単ではなかったはずだから。
2015年の夏、伊藤貴璃を初めて観た時から確かなダンススキルとステージをとび出しちゃいそうなパフォーマンス、はちきれんばかりの笑顔に魅了され夢中になりました。
そんな貴璃ちゃんはやっぱり大人気で最初に発売された個人名入りタオルはあっという間に売り切れ。それから原宿へ公演を観に行くたびエリア原宿で入荷を確認しても手に入らず年末のライジングフェスでは個人名入りのTシャツを掲げてました。
はじめての握手会では自分が握手にきたら何を話そうか準備してくれてたみたいでこっちが話す時間を全然あたえてもらえなかったり。
2017年春のセカンドシングル発売時には伊藤貴璃とエースを好きな気持ちが爆発してしまって特典会でくるくる回ってました。リリイベ最終日に調子に乗って青い赤の「スコーピオン!」のとこで指さしてよ、ってお願いしたらやってくれたもののあからさまに困った顔してて二度とそういうお願いするのやめようと誓ったこともなつかしいです。
伊藤貴璃の人柄は、明るい、思いやりがある、正直、おおざっば、おしゃれ大好き、ミーハー、けっこうあきっぽい、女の子っぽいもの好き、たまにすねる、けっこうためる、器用ぽくて不器用、顔に出やすい、たまに怒る、甘やかしてはくれない、でもやさしい、そんな人です(あくまでも個人的なイメージ)
今まで観てきたアイドルの中でも抜群にダンスがカッコよくてセクシーで最高のダンサー、歌声も好きで、ファッションもこっちが困るくらいオシャレ。それに年々女性らしく綺麗になるし。でも笑うとそこには変わらない可愛さもあって自分でも不思議なほど好きが増していきました。今でもそれは続いているかもしれません。それに彼女はステージ対して誠実だし、タレントとして意識が高いし、ちゃんとプライドも持ってるし、エンタメに対しても勉強熱心。
間違いなくいえるのは、自分にとってはステージに立つ人の中で特別な存在でこんなに好きになった人はいない、ということでした。
そんな彼女が芸能をはなれて新しいスタートを切りました。
そのまま一般人として暮らしていくのか、またスポットライトを浴びる芸能を目指すのかはわかりません。
ファンである自分は後者を望みますが10年もの長い間芸能を志す身として一定の緊張感をもって日々生活してきたことを考えればそれらから解放されて自分の将来をみつめたい気持ちは理解できます。
貴璃ちゃんとの交換日記に自分の学生時代の夏の思い出を書いたことがあったんですが返事に「夏は原宿駅前ステージのオープン月だから公演の練習とかリハがほとんどで」とサラッと書かれてて本当に青春の多くの時間をステージに費やしてくれてるんだなあと実感したことがあったので。
もうハタチになったし、まわりを気にせず恋愛したいだろうし、バイトもしてみたいだろうし、興味あることを深く勉強したいのかもしれないし、車の運転とかもしたいのかな、まあ恋愛の話は知りたくないけれど。
もう二度と伊藤貴璃に会えないかもしれない、という事実は認めたくないしとてつもなく辛いです。
それでも幸せな時間をたくさんくれた彼女には何が何でも幸せになって欲しいと心から思います。
あらためて
磯部杏莉様、伊藤貴璃様、田谷菜々子様、牧野真鈴様
6年近くもの長い間、楽しくてキラキラした時間を本当にありがとうございました。
エースとしても個人としても数えきれないほどの思い出をありがとうございました。
これから先に会える機会があるならば笑顔で会いにいきたいと思います。
入江ひなた様、染野里奈様、馬場夏美様、ありがとうございました。
原駅ステージAだった7人の未来が素晴らしいものでありますようお祈りいたします。
本当に、本当に原駅ステージAが大好きでした。
最後に原駅ステージAのほとんどを自分の目で見ることができたのは色んな人の協力があってこそでした。関わっていただいた方々に本当に感謝しています。
そういえばあるエースファンの人によくこんなことを言われました。
「つよぽんさん、貴璃ちゃんにガチ恋じゃないですか~〜」
いい歳してガチ恋と思われてるのはかなり恥ずかしくてちがいますよ、と返してましたが本心はこうでした。
ガチ恋なんてぬるい
ステージに立つ伊藤貴璃をただ愛してるんだから
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