Photoshopデスクトップ版 v25.2 / v25.4アップデートの内容を調べてみた
2023年11月、そして2024年12月にPhotoshopバージョン25のマイナーなアップデートがありました。小数点一桁のアップデートは、マイナーながら新しい機能の追加だったり、既存の機能の強化が行われます。今回はこの二つのアップデートで追加された内容を調査してみます。
レイヤーパネル、ポップアップメニュー、右クリックオプションの改善
参照情報元
https://helpx.adobe.com/jp/photoshop/using/whats-new/2024-1.html#improved-layers-menus
こちら、少々分かりにくいのですが、要はレイヤー上右クリックで出現するコンテキストメニューを最適化して使いやすいものに改善した、という事です。比較したら分かりやすいかも。
こちらはもちろんPhotoshop、環境設定で以前の表示に戻すこともできます。
v25.2以降のデフォルトはオンになってます。
macOS におけるネイティブフルスクリーンモードをサポート
「えっ、Photoshopって対応していなかったっけ?」と逆に驚いたのですが、v25.4で対応したようです。
私はMacでデモ等を行う際、フルスクリーンモードがあまり好きでないため、アプリを画面いっぱいに展開するために「option」キー押しながらウィンドウ左上端の緑ボタンをクリックしていたのですが、Photoshopはこのフルスクリーンモードに“対応していなかった”ので「option」押してなくても“画面いっぱい”になってたんですね〜なのでこの対応を嫌う方もいるかもしれません。はい、もちろん環境設定で本機能利用の選択ができます。
なお、設定変更後にPhotoshopの再起動が必要となりますのでご注意ください。
.atn ファイルを Photoshop にドラッグしてアクションをインストール可能
一連のPhotoshop上の操作をバッチ化して生産性を向上させることができるアクション機能、愛用されてる方も多いかもしれません。アクションは拡張子「.atn」のユニークなファイルとして保存し、別の環境のPhotoshopに読み込んで利用したり、チームメンバー間で共有したりして流通させることができますが、その読み込みがPhotoshopにドラッグするだけでも行えるようになりました。これは便利!
レイヤーをドラッグ&ドロップしてクイック書き出し
こちら、現在のところ新機能紹介ページ上に記載はないのですが、個人的には一番素敵な機能です!レイヤーパネル、任意のレイヤーを選択し、Photoshopアプリウィンドウの外側にドラッグ&ドロップするだけでクイック書き出しできてしまいます。
Adobe本社開発チームで、Photoshopプレリリースプログラムのコミュニケーションマネージャーを担当するパーク美加子さんがXのポストで動画付きで解説してくれてます。
以前のバージョンの Photoshop で確認された問題の修正
新機能だけでなく、修正された不具合内容も公開されていますので、チェックしましょう。
2023 年 11 月(バージョン 25.2)リリース
Photoshop beta 版で修正されたクラッシュレポート
システム要件アラートダイアログで macOS 用語を更新
削除ツールで、移動ツールの Cmd/Ctrl キーの切り替えが無効になる
2023 年 12 月(バージョン 25.3.1)リリース
Photoshop beta 版で修正されたクラッシュレポート
「PNG として保存」アクションでカラープロファイルが埋め込まれない
グラデーション補間 - 中間点での滑らかさの問題
2024 年 1 月(バージョン 25.4)リリース
調整ブラシ:起動時または新しいドキュメントを開く/作成するときに、状態が「マスクに追加」にリセットされる
ファイルが大きい場合、調整ブラシのレイヤーマスクサムネールに線ではなく単一のドットが表示される
調整ブラシオプションバーおよびタスクバーが同期されない
プリセットの読み込み/書き出しにおいてプリセットが読み込まれない
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